●次元俳句421・二十四節気=啓蟄1(時間)・石原透1・2019-03-06(水)
○「啓蟄の夜行列車の暗く長く」(石原透1)
○季語(啓蟄・仲春)(→「JapanKnowledge>季節の言葉」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:今日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。土の中にいる虫が春を感じてもぞもぞ動きだすという「啓蟄」。しかし夜行列車はまだ冬を走るかのように暗く長い。
●石原透(いしはらとおる)
○好きな一句「連結器牡丹雪噛み連結す」2
○季語(牡丹雪・三春)
【Profile】:1924年東京都出身。資源工学研究者。「畦」同人。
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■「啓蟄(仲春)」の俳句7句
01「天懸る瀑啓蟄の光おぶ」(丸山哲郎)(好きな一句)
02「啓蟄の蹄削ればさくらいろ」(中村和弘)(色彩俳句164さくらいろ1)
03「啓蟄はまつくろに噴きあげてくる」(池田草舎)(好きな一句)
04「啓蟄の土もて埋める土の穴 透次」(透次)(『剥離』2016)(挿絵俳句268)
05「啓蟄の地より出てゐる縄の端」(北村保)(『寒鯉』1990)(好きな一句)
06「日は乳色啓蟄を待つ卵たち」(林翔)(『和紙』1970)(色彩俳句369乳色1)
07「啓蟄の夜行列車の暗く長く」(石原透)↑
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