●五感俳句0133・柔感01・伊藤凍魚・2013-07-01(月)
○「沼の辺のみちやはらかく水芭蕉」(伊藤凍魚01)
季語(水芭蕉・夏)
水芭蕉が咲いている沼のへり。靴跡がつくほどやわらかいのですが、人が歩けるぐらいの道です。足下に感じる「柔感」です。
○伊藤凍魚(いとうとうぎょ)(1898~1963)
代表句「ものの芽の雪降るときも旺んなり」02
季語(ものの芽・春)
福島県会津若松生まれ。専修大学卒業後、富士製紙に入社。1924年、旧樺太で「氷下魚」創刊。1931年、「鹿火屋」同人。1950年、→飯田蛇笏に心酔し、「雲母」同人となる。「氷下魚」主宰。
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