●特集俳句0132・天体俳句01=月・田島風亜・2013-06-27(木)
「鮎を焼く月若く火も若くして」(田島風亜01)
季語(鮎・夏)
鮎を焼いているのは裏路地でしょうか。まだ明るい夕の空に月が白く浮いています。鮎の火はまだ点火したばかり。あの月もまだ生まれたばかりの若い光を放ちます。単に「月」といえば秋の季語ですが、ここでは「夏の月」です。
○田島風亜(たじまふうあ)(1956~2011)代表句「秋風が芯まで染みた帰ろうか」02季語(秋風)福岡県生まれ。1997年作句開始。2001年「梟」入会。2010年「光円」所属。
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