●方法俳句394・オノマトペ52・小川晴子1・2018-8-30(木)
○「つんつんと蜻蛉の飛ぶ丹波路」(小川晴子1)
○季語(蜻蛉・初秋)(「俳句201307」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:字数から「トンボウ」か。「かげろう」との区別はいまだに難しい。「つんつん」とはあちらこちらに殖えるように生れ出たトンボの生態をよく表現している。
●小川晴子(オガワハルコ)
○好きな一句「地蔵盆子らより多き菓子袋」(『摂津』2012)2
○季語(地蔵盆・初秋)(「俳句201705」より引用)
【Profile】:1946年東京都出身。立教女学院中学・高校を経て、聖心女子学院英語専攻科卒業。1966年より英国聖心に語学研修。祖母→中村汀女、母→小川濤美子を手伝い、1989年より句作開始。「風花」副主宰。俳人協会会員。
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■Pickup「蜻蛉・とんぼ(三秋)」の俳句12句
08/19/11「赤とんぼつまんでどこも柔かし」(伊藤白潮)〈好きな一句〉
10/08/13「指立てて蜻蛉待つべし秋津島」(大高弘達)〈五体143指9〉
12/10/13「とんぼうや声なきものゝさわがしく」(吉分大魯)〈好きな一句〉
09/08/14「行く水におのが影追ふ蜻蛉かな」(加賀千代女)〈方法191同質因果6〉
09/15/14「機の音ひねもす零る秋茜」(岸原清行)〈五感192聴覚55〉
07/05/15「赤蜻蛉海恋ふ翅を透かせては」(佐怒賀直美)〈好きな一句〉
09/13/15「死を賭ける日常もなく赤とんぼ」(田沼文雄)〈次元244死(超次元)3〉
09/17/15「風吹けば風から生れ赤とんぼ」(松野自得)〈方法244同質因果10〉
09/08/16「滞空のじんじんしたる蜻蛉かな」(原雅子)〈方法295オノマトペ34〉
09/16/17「両翼の傾斜たのしむ蜻蛉かな」(阿波野青畝)〈特集348傾く俳句7〉
08/20/18「蜻蛉の目覚めの翅の重さかな」(杉原祐之)〈五感393質感=重25〉
08/30/18「つんつんと蜻蛉の飛ぶ丹波路」(小川晴子)〈方法394オノマトペ52〉↑
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