●色彩俳句394・光彩12・渡辺和弘1・2018-8-29(水)
○「秋の蝶発光しつつ森に入る」(『発光』2008)(渡辺和弘1)
○季語(秋の蝶・三秋)(「俳句201707」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:光彩第12弾。最後の生命の発行なのか。末期の場所を求めて森に入るのであろうか。句集の題名にもなった句。
●渡辺和弘(ワタナベカズヒロ)
○好きな一句「緋目高に水平線の確かなり」2
○季語(緋目高・三夏)(「俳句201405」より引用)
【Profile】:1957年神奈川県出身。1971年詩作より句作に転ず。→桂信子に学生時代より師事。1977年「草苑」入会、草苑三賞を受賞。2005年「草苑」終刊、「草樹」創刊に参加、発行人。鎌倉市在住。
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■Pickup「秋の蝶・秋蝶(三秋)」10句
01「秋の蝶さみしき色に崖のぼる」(柴田白葉女)〈好きな一句〉
02「白樺の白のくらがり秋の蝶」(藤木倶子)〈色彩58白9〉
03「池の景置いて去りたり秋の蝶」(加藤桃崖)〈好きな一句〉
04「秋の蝶むらさきうすく隠れけり」(中西舗土)〈色彩141むらさき2〉
05「繋船に秋の蝶来て翅閉づる」(木村里風子)〈次元245閉じる3〉
06「纜の朽ち色に溶け秋の蝶」(水見壽男)〈好きな一句〉
07「秋蝶の一筆書きの如く去ぬ」(水見壽男)〈方法356如く34〉
08「秋蝶のわがまぼろしの塔を過ぐ」(石崎素秋)〈好きな一句〉
09「秋蝶は花にはぢかれゐるごとく」(佐藤明彦)「童子201110」〈好きな一句〉
10「秋の蝶発光しつつ森に入る」(渡辺和弘)↑
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