『タクテクス』27号の付録ゲーム、「第一次世界大戦」(1975年、SPI)。デザイナーはジェームズ・ダニガンとジョセフ・ミランダ。
とりあえずマップを広げてユニットを配置したところ。
短期決戦で終わるはずだったオーストリアとセルビアの戦争はなぜヨーロッパ全体を巻き込む「大戦争」になってしまったのだろうか。
「ハプスブルク帝国がもっとも恐れていたバルカン半島の国家は、セルビア王国であった。とくに、ボスニア=ヘルツェゴヴィナに対するハプスブルク帝国の保護関係によって、多くのセルビア人がハプスブルク帝国の支配下に組み込まれて以来、墺露関係は悪化した。1903年、セルビアの首都ベオグラードで起きたクーデターによって、ハプスブルク帝国との和解政策を追求してきていたオブレノヴィッチ王朝が倒され、外国の支配下にあるセルビア人とくにボスニアのセルビア人の解放を通じてセルビアの拡大をめざす政府がそれに取って代わった。」
(マイケル・ハワード『第一次世界大戦』より抜粋)
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