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今日は大谷君の試合が雨天中止になって、書くことがなくなったし、時間も潰せなくなった。
そこで、徒然なるままに頭に浮かぶことを、書いてみようと思う。
今、読んでる本はこの2冊。
日経新聞の記者が書いた「安いニッポン」が面白い。
昨日、習近平が天安門で中国共産党100周年の驕り切った演説をしたが、ここ30年の経済発展がその自信の裏付けになっていることは間違いない。
それに対し、我が国は30年間デフレに苦しんできた。
その有り様を見事に活写している本だ。
ディズニーランドの入場料にしろ、DAISOの100Yenショップの値段にしろ、日本が一番安いそうだ。
コロナ前、インバウンドの観光客が日本に大挙して訪れたが、物価が安く、品質のいい商品が安く買えるからで、日本にとって決して自慢できることではなかった。
未だに日本が大国だと思っている人々はよほどのお人好しだ。
20世紀の終わり頃、僕がグイグイ言わせてた頃、日本人の90%が自分は中流だと思っていた。
それが、この長く続くデフレで給料も物価も上がらなくなり、すっかり人々は貧しくなった。
しかし一部の富裕層はますます富んでいる。
貧富の格差拡大だ。
だから僕の書棚の奥で埃をかぶっていた「資本論」が最近、また脚光を浴びている。
中国も人間を平等にする社会主義でも何でもなく、共産党独裁の国家独占資本主義に成り果てている。
それだけに逆にタチが悪い。
共産党幹部が利権集団として富と権力を握っているのだ。
日本も中国ももう一度洗濯せねばいかんぜよ!