わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

愛媛県今治市宮浦「よし川」【和気入道ロケ】大三島

2017年01月05日 | 食い呑み

仕事でしまなみ海道を通って大三島に参上です。風光明媚なロケーションは最高です。自転車で通れる(難易度は高め)ことから、サイクリストの聖地と称しています。平日のためか、サイクリストは少なめです。休日とかだとすごい数なんですよ。
日本でも最も潮流が速い海峡を有しており、地元海産物の旨さは特筆ものです。はっきり言っておかしいレベルです。和気入道の親戚に九州の元・漁師網元がおりまして、以前に愛媛に逗留していたときにこんなことを申しておりました。

「いろんな魚食べたけど、同じものならこっちで獲れたものがおいしいな」(意訳)

ということで、大三島に限らずですが、しまなみ海道沿いの島々には美味しいスポットがありますよ。今日はどちらに行きましょう。同行の面々と協議します。訪れた曜日と時間帯の関係から、民宿系はパスします。行列ができるお店はお休み、観光客相手のお店も気がひけます。ということで、こちら。



一見さんはまずチョイスしないでしょうねー、という佇まいの「よし川」でございます。



ファミリーレストランと謳っておりますが、いろんな要素が混在し時の流れを醸し出した店内は、さらに混乱を招きます。褒めてね〜。スミマセン。しかし、すでに来店されているメンツを見渡すと、バラエティに富んでいるというか、地元民が多いのです。現場系にネクタイ族、普通の食堂か? と、さらに褒めてね〜。ここでメニュー激写、切れてる部分は現地にてご確認をば。






まさに、あらゆるニーズに対応するマルチなメニュー構成です。通常は多方面に展開しないことが飲食の鉄則ですが、地域ニーズなども考慮していると思われます。

で、我々のオーダーは満場一致で海鮮丼定食と相成りました。結局、前回と同じなんだよね〜。






彩り鮮やかに盛り付けられている海の幸です。地元産ではなさそうなネタもありますが、バランスをとってのことでしょう。いいじゃありませんか。
特製のタレにワサビを溶いていただきます。よほど人気があるのか、タレはボトリングされ販売されていますよ。お家でも好きな魚介で海鮮丼。
マグロ好きの日本人は限りなく多いでしょう、しかし! ここはお四国、鰹のお国柄。高知のイメージが強いでしょうが、愛媛も負けてません。水揚げは愛媛の方が上だったような。敢えての、挑戦か。好感度上がります。
イカはオリジナルのソーメン。蛸は間違いなく地元産とみた! 素晴らしい。
ハマチ・鯛はブリブリの食感、メインといえます。完成度、いいんじゃないでしょうか。
添え物の小鉢も悪くありません。同行者の一人がエラく感心してました。アラ汁も上品です。

雰囲気とはなんぞや? 日替わりランチを食べている地元のみなさんがたくさんいることって、お上品な内装や豪華な普請と並ぶくらい大事なことかもしれません。行列に並ぶことも醍醐味、されどこれも醍醐味。一度、お越しになってみてはいかがでしょうか。