わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

愛媛県松山市平井町「たも屋」【和気入道ロケ】今、明かされるウドンのルーツ

2017年01月18日 | 食い呑み

和気入道は麺に関しては、ルーツから嗜んでおります。それは中国山西省(古称は晋国)にあり、「面之国」として歴史的にも現実としても認識されています。中国では「面」と表記します。中国の面料理はダイナミックでありまして、小麦粉を使ったものは面の1種とします。

「意大利面」は?

パスタのことです。イタリアの麺って表記です。

 

「面包」とは?

正解はパンです。


中国語クイズはこれくらいにしまして、うどんのルーツについて述べさせていただきます。


うどんを漢字で書くと「饂飩」となります。中国で最も近いと言えるのは「馄饨hun-tun」となりましょうか。これはワンタン(漢字だと「饂飩」、うどんと同じ!)です。中国では、地方によって発音が全く異なりますので、伝来経由地での発音がそのまま伝わった可能性もあります。


さらに、うどんとワンタンを繋ぐものに「ホウトウ」なるものが日本各地にあります。ほうとううどんと称している地域もありますよね。これも小麦粉で作った麺です。馄饨を日本語読みすれば、うどんよりもホウトウの方がしっくりきませんか。


うどんとホウトウとワンタン。この変化形は一体?


ワンタンも中国では当然、麺料理です。ただし、ワンタン麺は中国で見たことがありませんけどね。豚挽肉などの具が入ってるのは日本と同じですが、和気がよく山西で食していたのは、あまり肉の量が多くありません。皮がメインといえます。

仮説としては、日本流入後にワンタンに肉が入らなくなったものがホウトウ、そして形状が細長くなったものがウドンと呼ばれるようになった………、といった感じでしょうか。

明治以前は肉食が市中で一般ではなかったこともウドンの発生に関係しているかもしれません。さらにいえば、昔の日本に豚はいませんでした。歴史的にも証明されているって、ご存知でしたか? それは干支を比べれば解ります。12支は中国から伝来したのですが、1つだけ困ったことがありました。最後の動物が日本にいない! そう、中国では12支のトリは豚なのです。当時の英知を結集し、似た動物が当てられたのであります。それがイノシシです。ちなみに中国語で豚は「猪」なんですねえ。

肉がないぶん、麺自体の造り込みが極められていったのが、日本での麺類発展の歴史なのかもしれません。逆に肉食が一般化した現代ではその反動で、ワンタン・餃子は外側の面よりも、具が強調されるようになったのかもしれません。

 

と、本題としての内容はこちら、讃岐うどん「たも屋」です。


四国ですので、愛媛もうどん屋はたくさんありますが、和気入道的には、最も推したいお店です。


午後3時に閉店しますので、ご注意ください。ホントに混みますよ。

この日は開店一番の突入だったため、スッキリした店内となっております。

空間を贅沢に、丸イスであることもセルフらしい。

ドアから入って、注文口でウドン本体をオーダーし、そのまま揚げ物棚から、好みの具をてトングにて取ります。おにぎりなどもあります。

 


オーダーしたメニューに応じた出汁を。ここに「中華そば」とあることについては後述しますね。

レジにてお支払い、最後に薬味スポットです。太っ腹なことに、ネギ、天カス、ワカメ、ダイコンおろし、レモン、しょうが、入れ放題。


 

そして今日のお品はこれです! 釜揚げウドン(大)にかき揚げ。しめて500円也! 素晴らしいクオリティです。

500円ワンコインですよ。まあ、揚げ物なしでも全然イケるのですが。ホントに美味しい。

話は戻って、ここにはうどん出汁で食べる中華そばがメニューにあります。和気入道が通っていた高校の食堂と同じシステムです。まあ、懐かしい。これもイケるのですが、次回に紹介しましょうかね。