わけししょうロケ【愛媛】Matsuyama Ehime

日常から非日常まで、独特な人生の渡り方。不安定な安定の求め方。非正規上等、「いざ」という時のためにも。

香港旅行2017その2【和気入道ロケ】ダイジェスト

2017年07月04日 | 旅行

 

香港2日目となれば、だんだん感覚が戻ってくるか、昼間は女人街、夜は男人街へと繰り出しました。昔はどうも食指が動くような商品がほとんどなく、老人向けの衣料品や微妙なバッタもんとか出来の悪いコピー品ばかりで、単に歩き回るだけでしたが……………今回、よく目にしたもの。ハンドスピナー(某アメコミパクリ系を購入)、日本アニメのフィギア、マーベルキャラ系、スマホアクセサリー、とかですかねえ。男人街はなぜか大人のおもちゃが多く売ってました。

食事処を探してまして、これまた懐かしの蛇料理としました。なんか店舗の数が減ったかなあ。まあ、動物性蛋白を爬虫類で摂る必然性もありませんがね。

 

お決まりのヘビスープですね。小椀なんですが、けっこう多い。5種類のヘビを使っているような表記がありました。ヘビの肉はややかたいので、海草が入っていたり、トロミをつけて食べやすくしてあります。すごい薄味で、言われなければ野鳥ジビエで通るかもしれません。

ここのお店ではなかったですが、30年以前に同業のお店で店の人に「どんな蛇を使ってるの?」って訊いたことがありまして。まだ拙い北京語だったのですが、広東語しか通じない時代でもあり、そのおじさんは、なんとかこちらの意図を汲み取ってくれました。説明はできないので、店のバックヤードに連れて行ってくれました。そこには山のように積まれた多分、コブラのブロック。冷凍だったと思います。何店舗分かのをまとめて仕込んでたのかもしれません。

ご飯があるので、頼んでみるとこちら。

ピーナッツとネギ? がのったオコワです。これまた上品なお味。日本っぽいなあ。蛇は関係ないみたい。


積極的に売り込むおばさんに勧められていただいた「香腸」。中国風ソーセージです。シャウエッセンのような歯ごたえとは程遠いボソッとした歯ごたえ、なぜかホンノリ甘い、これまた懐かしい。すごい油っぽいんですが、ヤッパリ箸が進むんです。豆板醤ほしい~

ただ言えるのは、蛇は精力増強とはほとんど関係ないと思います。この手のお店は訳ありそうな男女が多いのですがね。香港も含めて相当いろんな蛇をいろんな食べ方でいただきましたが、和気には効き目実感! ということはありませんでした。単にグルメとしてのおいしさを堪能するための食材の1種です。ただし、蛇の胆嚢に関しては効き目があります。胃腸にいいんですよ。今回も、蛇の胆嚢酒を買って飲みました。下手な胃腸薬よりいいですね。日本では安く入手できないのが残念なのですが。

 

 

その他、こんなスイーツをいただきました。パッと入ってサッと食べて出る、というのが香港スタイル。牛乳プリンとマンゴープリン。どちらも有名店ですね。暑いときには助かりますわ。






 

 

 

はっきり言って、予定も予約もなしでのアレンジだったのですが、1軒だけ行ってみたいお店がありました。それがこちら、「添幸運点心専門店」。生まれて初めてのミシェラン1つ星つきのお店です。開店15分前に到着。すでに10人以上が待っています。開店5分前には店に通され、席に着きます。オーダー票を渡されるので、注文を書き込みます。その間にもゾクゾクと人が入ってきます。シートを店員さんに渡して、ドキドキで待っておりますとて………………………


 

まずはお粥。ピータンが入ってます。揚げた雲呑の皮をトッピングしていただきます。薄味で美味しい。

 

さて、これがこの店のイチオシのメロンパン? 的な…………………

非常に薄いサクサクの皮の中は甘めの味噌にまみれた叉焼。焼き立てで供されるのです。

fuck

 あえて悪く表現するなら、ダイエットの天敵、肥満の素、生活習慣病の友、飽食の極み、B級とは何ぞや、俺の空腹はこんなキャパしかないのか、まじやばい、うますぎるぞコノ野郎! って感じですか。連発すれば飽きる可能性もありますが、一見であれば、胃袋の幸福至極といえましょう。最期の晩餐のメニュー候補になるでしょうか。

 








その他に頼んだもの達です。粉腸、タピオカかぼちゃスープ、エビ餃子、皮なしシュウマイ。よく考えられていて、造り込みも、どれもすばらしい。まあ、はっきり言って、飲茶点心ってそんなに好きではなかったのですが、ここまで完成度が高いのであれば、話は別です。ひっきりなしに訪れる現地人、食事が終わっても持ち帰りをバンバン注文してますし、人気店ぶりもよくわかります。宿から地下鉄乗って行きましたが、次回もおそらく行くことになるでしょう。

重慶のワンブロック東にある、ミラドーマンションの中にあるタイワーブティックホテルという宿をとったのですが、これはこれで居心地もよく、猛烈系のおばちゃんのサービスも、備え付けの飲料水(呑まなかったけど)など、快適でした。早めの予約だと、重慶マンションと同額か少し安いくらいでした。事前決済にして現地でチェックがないようにするのがお勧めです。

ミラドーマンションといえば、甘もの香港土産で有名な「ジェニーベーカリー」があります。そうとうの行列になるとか、早い時間に売り切れるとか、評判が高いのです。まあ、3日もいればなんとか購入できるだろうと、ややのんびり構えておりました。が、予想外のトラップにいきなりひかかってしまいました。1Fにある! との情報を得て、建物内にある売り場を眺めていると、ありましたクッキー屋。ぜんぜんすいてるし、人も並んでないじゃん。とりあえず3つほど買いました。おまけに熊の小さなぬいぐるみをもらい、愛想のいいおばちゃんが印象的でした。部屋に上がって1つ開けてお味見です。うん、おいしいおいしい、うん? あれ? 確かに悪くないのですが、意外と普通だぞ。よ~く見ると、名前がちょっと違うじゃねえか。やられてしまいました。そう、1FはGFの1つ上、つまり日本でいう2階です。まあ、滞在する中で、よく見るとあるある。いくつもの土産屋や薬屋なんかで売ってる売ってる、熊缶のクッキー。もはや、ブームメントですね。類似品にご注意ください。

結局、ミラドーマンションのGFに立て札持った人が(日本でいう2F)に呼び込んでいるのに気が付きました。。建物の中央にある階段で上がってください。夕方前の店内には100人を超えるであろう客がクッキーを求めて並んでいます。最後部に並んで10分くらいでありつけました。かくして、帰国後にいただいたのですが、これもやばい。評判通りのおいしさです。ご近所にはバッタもんでごめんなさい。

あと、あまり知られていない情報としては、ビクトリアピークにHard Rock cafeのショップがありました。レストランに行けなかったので、助かりました。

まあ、今回の旅はこんな感じでした。安く行こうとしていたのが、車の修理代や電車賃など予想外の出費がかさんでしまい、めまいがします。また、緊張感を欠き、いくつもの局面で選択を誤ってしまった感があります。のんびりしたといえば、そうなのですが。ただ、思い出にかなり浸ることはできたと思います。香港いいとこですよ。食い倒れの旅でございました。