わらべうたとえんげきの広場はちみつ

こどもたちに
生きていく力になる
物語を伝えたい。

本日のおはなし

2011年10月04日 | 演劇

本日のおはなし宅配便は、小松市内の小学校1・2・3年生。

1・2年生には
わらべうた「こめついたらはなそ ぎっちょぎっちょこめつけこめつけ」と
「宝の原」。

3年生には
わらべうた「どんどろかみさま」と
「うな八と深田の大なまず」。

どちらも非常に力のあるおはなしです。

宝の原は、絶対に1・2年生のうちに出会ってほしい話だ、と思う。
私の伝えたいのは「勇気を出すんじゃぞ」というじいさまの言葉。
無謀と思うようなことへも、♪勇気一つを供にして~
とびこんでしまう勇気。

今の日本には、無謀と思ったらすぐにあきらめてしまうような雰囲気が溢れていると思うから。

私と一緒に、喜八と一緒に、子どもたちが「怖くない!」と叫ぶ。
声に出すことには魔法の力が宿っている。
劇中でも、「怖くない!」と叫ぶことで、
子どもたちの魂の中にある勇気が目を覚ます。
一度体験したその感覚は、
ずっと子どもの心に宿っていく。
たとえ今はふたたび眠りについたとしても。

子どもたちの魂の奥底に触れるようなお話を
語り続けていきたい。

寺井の民話「うな八と深田の大なまず」は
語るのは2回目。いずれも3年生。
3年生の心に、なぜかシーンとしみわたる話だと感じる。
私は、この伝説のようなお話は、実話だと思っている。
逃がしたなまずが、お礼に地震予知を伝える青い玉をくれるという話。
きっと、昔これに似た話が実際にあったんだ。
だから、このあたりの子どもたちにしみわたるんだ。
余所で語って通用するか、よくわからない。
地域のチカラだって感じている。

これからももっともっと
地元のはなしやわらべうたを掘り起して
子どもたちに還していきたい。

それが私がここにいる意味。

ちなみに今日のおはなしには、取材が入りました。

北陸中日新聞に明日掲載されるかも。

小松北高校の生徒さんが絵本を読んでくださったからね。

入手できる方はご覧あれ。


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