わらべうたとえんげきの広場はちみつ

こどもたちに
生きていく力になる
物語を伝えたい。

今年語ったおはなし

2014年12月30日 | 演劇
今年語ったおはなし。それに朗読劇「空の村号」「相馬移民奇譚」「モモ」。約50ステージ。なかなかレパートリーは増えないけれど、大切な話をずっと語り継いでいきたいな。

今年もお世話になりました。来年も「わらべうたとえんげきの広場はちみつ」をよろしくお願いします。

おいしいおかゆ(グリム童話)
五本の石の木(松任の民話)
セッツ・ブーン
ブレーメンの音楽隊(グリム童話)
鬼神大王波平行安(門前町の民話)
お誕生日のお話
茶色の朝
どんどヶ池の竜(白山の民話)
狐に騙された又八(寺井の民話)
狸のお参り(寺井の民話)
猫の恩返し(鳥越の民話)
かっぱの鍋太郎(辰口の民話)
蟹淵のぬし(辰口の民話)
にんじんさん ごぼうさん だいこんさん
森の音袋
三匹のこぶた(イギリス民話)
土のお団子
鷲と少年(ネイティブアメリカンの民話)
七人の妖精と紡ぎ女(アイルランド民話)
ノックグラフトンの伝説(アイルランド民話)
宝の原
こびととくつや(グリム童話)
雪の女王(アンデルセン)

出演先:
能美市立豊美保育園
能美市立寺井保育園
松任西幼稚園
金沢市民芸術村ミュージック工房
川上幼稚園
能美市立わかば保育園
能美市立長野保育園
小松市立芦城小学校3年(1回)
あおば保育園
ワンワンオッタ
満月喫茶フルムーンカフェ
FKキッズキャンプ
劇端会議
ゆず大学
金沢市立泉中学校
金沢別院こころの相談室
能美市立粟生保育園
能美の里山ファン倶楽部
楽市楽座
ワンネススクール
小松市立松東中学校
アーティスト村
小松市立向本折小学校
小松市立犬丸小学校
常讃寺
能美市立湯野保育園
能美市立根上北部児童館
能美市立根上中央児童館
能美市立寺井小学校
紅茶の時間
彗星舎
原町別院
正西寺
Los Angeles 金澤

辰口図書館「雪の女王」公演のお知らせ

2014年12月16日 | 演劇
辰口図書館さんが素敵なチラシを作ってくださいました。

遠方からお越しの方は、近くの里山の湯で日帰り温泉を楽しんだり、クアハウスでプール、ガリビエさんの美味しいベーコンを買いに行ったりアーティスト村のおそば、目の前の博物館は無料ですのでぐるっとまわったり…ぜひ辰口を楽しんでもらいたいな。


雪の女王。
アンデルセンの繊細な、とってもたいせつなおはなしです。

雪の女王 連続公演のお知らせ

2014年12月15日 | 演劇
「雪の女王」って読んだことありますか? 私は小さいころに、テレビアニメで見たんだと思いますきっと。雪の女王の妖しい美しさとゲルダとカイ、というの名前の美しい響きが記憶に残っています。

ライアーの本倉さんがふと「雪の女王をやりたい」ってつぶやいたのがきっかけで去年公演を思い立ったのですけれど、その後ディズニーが映画化、って知り、また機が熟さず、年をまたぐことになりました。そして今年、どうしてもゲルダを語らなければならないという気持ちがとっても強くなって、今、本倉さんと作品を創っています。

5歳からのちいさな方を対象に創りました。でも大人の方もどうぞ観にいらしてくださいね。アンデルセンの美しく透明な想いが結晶した作品です。そおっとそおっと、でも力強く語りたいと思います。本倉さんのライアーは、美しく透明で繊細で、そして力があるのです。

12月24日(水)14時 根上中央児童館
1月10日(土)14時 辰口図書館
1月24日(土)14時半 津幡児童センター
いずれも無料です。

また、幼稚園公演の依頼も入ってきました。あなたの幼稚園でも上演があるかもしれませんね…。

モモ 常讃寺公演終了しました。

2014年12月15日 | 演劇
大雪のなか、野々市常讃寺さんでの公演がおわりました。

選挙当日、という日程のなか、今の世の中そのもののようなモモの世界。灰色の男たちが自分たちの心の中に忍び込んできていると気づいたのなら、自分の大切な時間の花をしっかりと守って行こう。モモというおはなしに惹かれて足を運んでくださるお客様の存在が大きな励みとなりました。

小林先生によるアフタートークもいつも質問攻めになります。ではどやったら自分たちの手であたたかな世界を作り上げていくのだろう、というひとつのアプローチへのみなさんの真剣なまなざし。

それぞれがそれぞれの方法で。モモのようにまっすぐなまなざしを忘れないでいたいと思います。

相馬移民奇譚 相馬での公演が終わりました。

2014年12月02日 | 演劇
福島の民話を語る会で、相馬へ公演に行ってきました。
朗読劇のテーマである真宗移民の子孫のみなさまの前で祖先の歴史を語りました。


北陸からはるばると危険な道行をした真宗移民のご子孫との再会。しかも私が演じる発教さんのお寺での上演。お寺で発教さんのお墓に手を合わせました。発教さんを演じることで、私の中には強い確信が生まれています。今はただ、求められることに力を尽くすのみ…。


遠い相馬なのにすでに繋がりのある方がたくさんで、初めての土地とは思えない。次々に面会に来てくださる方がおられて。

門徒さんが見つめるのは、私の演技ではなく祖先の姿。富山弁に懐かしく泣き、こきりこぶしに目を煌めかせ、親知らず子知らずの地名に胸をつかれる。

脚本に登場する通行手形を大事にわざわざ持ってきてくださった方。相馬移民の民謡を歌いに来てくださった他宗派の方。民宿の庭の柿の木は「とやま」とよばれていた。震災前までは軒先にずらっと干し柿にしたのよ、来年からはまた干せるかしら、とおかみさんはつぶやいた。

つながりをとりもどそう。語り歩くことで。

語り継ぐ強い想いと確かな技術を持つチームの素晴らしき旅でした。それにしてもおそろしく呑み食い語りあったなあ。

お寺のみなさん、門徒さん、ありがとうございました。

公演記録:
「福島の民話を語る会」福島公演
朗読劇「相馬移民奇譚~小僧と首~」
11月29日 南相馬市の原町別院
11月30日 相馬市の正西寺