わらべうたとえんげきの広場はちみつ

こどもたちに
生きていく力になる
物語を伝えたい。

いしかわ演劇祭オープニング、27日夜!!

2011年10月21日 | 演劇

いよいよ27日(木)からいしかわ演劇祭がはじまるよ。

私は27日オープニングイベントに出演。
金沢市民芸術村にて、19時半開演です。

語り部婆として、石川県の民話「どんどケ池の竜」を演じます。
これね…
練習していて、魂が震えてくる。
これ、真実だ。
誰かが作ったお話じゃない。真実だよ。

さて。
「語る」ではなく「演じる」。
今、実行委員長の本庄さんに演出をしてもらっていて、
「語り」と「演技」について考えている。
言語造型について考えている。

もちろんそれらは、演じ手や演出家によって全然違ってくるものだ。
要求されるものも違う。

だから面白い!!
めちゃくちゃ面白い!!

今回の公演、ぜひぜひ語りや読み聞かせをやっている人にも見てもらいたいな。
演劇にすると、こんな風にもできるんです、って見てほしい。

ひとつの流派、型に固執するのではなく、
表現にはいろんな可能性がある。

以前、私は「表現ということばに抵抗を感じる」と日記に書いたのだけれど、
今はっきりとわかる。
私は「語り」とは「会話」であり「テキストを伝える」ことを願っていて、
「表現する」ことは全く意識していなかったのだと。

今回は演じてみて、演技してみて、
はっきりと「表現している」ということができる。
演技とは、はっきりイメージすることなのだ。

私が子どもたちに「語る」とき、
具体的な個性的なイメージは抱いていない。
記号として、類型的な「ばさま」であり「じさま」を描く。
それぞれのイメージを膨らませるのは子どもたちだから、
それを邪魔しないように描く。

今回演出に要求されているのは、
自分の中にはっきりとしたイメージを結ぶこと。
それが新鮮で楽しいこと!

だから、普段の私の語りとは全く違った世界が広がる(はず)

わくわくするよ。

そして豪華共演キャスト!
里山のイベントで一目ぼれした金沢舞踏館の松本さんが
竜を!おどってくれます。
彼はねえ…人としての気配を消して、全く異なる者になっちゃうんだよー。

演奏も生演奏で、池田洋一郎さんがギター弾いてくれるんだよー。

メロメロポッチのマスター&トラベルボンバーズ若手がものすごい衣装で出てくるんだよー。

ラビさんが、うっとりするようなダンスを踊ってくれるんだよー
彼は本当に美しい!! 外見だけではなく。
自分の中に、表現への確信を持っていると感じる。

まだまだシークレット出演者が山盛りなんだよー
だって参加団体フル出演なんだもの!!

それから、和合亮一さんが、詩の上演許可を出してくださいましたよ。
震災直後からの和合さんのツイッターのつぶやきを、
出演団体の役者たちがぶっつけ本番で体験します。
和合さんの衝撃的な体験を、役者たちが体験することで、
初めて、震災をテーマとした演劇祭の幕を開けることができると
私はとても大切な体験だと思っています。

ということで
一夜限りのオープニングイベント。
30分程度の短いお芝居ではありますが、
これから始まる演劇祭本編へのプロローグとして、
私たち実行委員会の想い、伝えます。

ぜひぜひ観にいらしてくださいね!!


今日のおはなし

2011年10月21日 | 演劇

今日も小松市内の小学校にておはなし。

1年生には「こめついたらはなそ」のわらべうたでおおはしゃぎしたあと、

そのノリのよさのまんま、「宝の原」。

なんという素直さ、かわいらしさ。

体いっぱいで感じたままそのまま表現できるやわらかさ。

この年齢にしかない子供らしさいっぱいに体験してくれる。

ああ、こんなに素直に心を開いてくれる子どもたちがここにいる。

先生方に感謝。

3年生には「天狗にさらわれた伍一」能美の佐野町の民話。

すーっと心に沁みこんでいくのがわかる。

素直に、天狗の存在も受け入れている。

いつも思う。

地元の民話は、子どもたちへの沁みいりかたが、本当に違う。

枕に「これはこの〇〇町の民話だよ」って、身近な地名を言うだけで、

そのおはなしがただの昔話ではなくなるよ。

「天狗様は鯖がきらいやから、もしもさらわれた時には鯖喰ったっていうんやよ」

という語りかけが、おはなしではなく本当のこととして捉えられていく。

それが、民話の力だ。

全国標準の昔話にはない、泥臭さ土臭さだ。力強さだ。

子どもたちが、この世界にある人ではな異なる者と共存していく。

当たり前の存在として認識していく。

今の私が一番伝えたいことはこれなのだ。

特に、震災以降、圧倒的な力でこれを伝えよと魂が言っている。

5年生には「猫の恩返し」鳥越村のおはなし。

これも、かわいがっていた猫がばんば(ばあさま)になり、

主人に恩返しをしてくれるという怪しいお話。

5年生がまっすぐに、シーンとして聞いてくれた。

私は面白おかしい話だと思って練習していたんだけれど、

この子達には、もっと深く、異なる者とのちょっと薄気味悪い交流ばなしとして感じられたみたい。

子どもたちの表情で、どんなに奥まで話が浸透していっているのかわかるよ。

いいなあ!!

おはなしは、受け取る者の意識によって全然違ってくる。

子どものほうが、より深く受け止めてくれたんだね。

本当にしあわせな時間でした。

ちなみに

他の方が読んでくださった絵本『よあけ』紙芝居『海に沈んだ赤鬼』も

とっても子どもたちの心にしみいっていったように思いました。


■いしかわ演劇祭2011~みんなで描こう!シンボルフラッグ~

2011年10月13日 | 演劇
いよいよいしかわ演劇祭、月末からの開催です。
それに先立ちまして、イベントを行います。

金沢市民芸術村は、紡績工場跡地にできたレンガの瀟洒な劇場で、
広々とした芝生には、いつも親子連れが憩っております。
そこで、
いしかわ演劇祭のチラシを書いてくださったかるべめぐみさんと一緒に
演劇祭のシンボルフラッグを描きましょう!!

子連れ大歓迎、
私もふたり小学生連れてまいります。

ぜひぜひご参加をハート達(複数ハート)
よかったら一緒に芝生でお弁当食べましょう。
息子はサッカーボール持参しまするが、ボール遊びは可なのだろうかね…??

お待ちしています!

■いしかわ演劇祭2011~みんなで描こう!シンボルフラッグ~
■日時:10/16(日)12:30~15:00 
■場所:金沢市民芸術村水上ステージ(オープンステージ前)
■参加費:もちろん無料です!


 画家”かるべめぐみ”さんと演劇祭参加者と一緒に演劇祭のシンボルフラ ッグを作るイベントです。子供とか大人とか爺ちゃん婆ちゃん・・・兎に 角皆で筆をいれて大きな絵を一緒に作りましょう!絵は10/24~11/6にド ラマ工房で開催されるいしかわ演劇祭2011のシンボルフラッグとして使用 します。
 みなさんお誘い合わせの上ご参加ください!

かなざわ演劇人協会演劇祭プロジェクト
tel/fax:0762643078
mail:info@k-tpa.om
HP:http://<wbr></wbr>k-tpa.c<wbr></wbr>om/

ツイッター @ishigeki2011

本日のおはなし

2011年10月04日 | 演劇

本日のおはなし宅配便は、小松市内の小学校1・2・3年生。

1・2年生には
わらべうた「こめついたらはなそ ぎっちょぎっちょこめつけこめつけ」と
「宝の原」。

3年生には
わらべうた「どんどろかみさま」と
「うな八と深田の大なまず」。

どちらも非常に力のあるおはなしです。

宝の原は、絶対に1・2年生のうちに出会ってほしい話だ、と思う。
私の伝えたいのは「勇気を出すんじゃぞ」というじいさまの言葉。
無謀と思うようなことへも、♪勇気一つを供にして~
とびこんでしまう勇気。

今の日本には、無謀と思ったらすぐにあきらめてしまうような雰囲気が溢れていると思うから。

私と一緒に、喜八と一緒に、子どもたちが「怖くない!」と叫ぶ。
声に出すことには魔法の力が宿っている。
劇中でも、「怖くない!」と叫ぶことで、
子どもたちの魂の中にある勇気が目を覚ます。
一度体験したその感覚は、
ずっと子どもの心に宿っていく。
たとえ今はふたたび眠りについたとしても。

子どもたちの魂の奥底に触れるようなお話を
語り続けていきたい。

寺井の民話「うな八と深田の大なまず」は
語るのは2回目。いずれも3年生。
3年生の心に、なぜかシーンとしみわたる話だと感じる。
私は、この伝説のようなお話は、実話だと思っている。
逃がしたなまずが、お礼に地震予知を伝える青い玉をくれるという話。
きっと、昔これに似た話が実際にあったんだ。
だから、このあたりの子どもたちにしみわたるんだ。
余所で語って通用するか、よくわからない。
地域のチカラだって感じている。

これからももっともっと
地元のはなしやわらべうたを掘り起して
子どもたちに還していきたい。

それが私がここにいる意味。

ちなみに今日のおはなしには、取材が入りました。

北陸中日新聞に明日掲載されるかも。

小松北高校の生徒さんが絵本を読んでくださったからね。

入手できる方はご覧あれ。


小松で 0歳からの表現あそび スタート!

2011年10月02日 | 演劇

 

小松のアルプラザさんで、講座をスタートします。

初回は無料お試しレッスンですので、ぜひ!お申し込みくださいね。

私の願いは、すべての子どもたちにわらべうたやおはなしを届けること。

だから、いろんなところに出かけていきますよ♪

♪ 開進堂秋の講座 無料おためしレッスン <o:p></o:p>

 

0才からの表現あそび<o:p></o:p>

 

~わらべうた・おはなし・そして劇あそびへ~ <v:stroke joinstyle="miter"><v:formulas><v:f eqn="if lineDrawn pixelLineWidth 0">   <v:f eqn="sum @0 1 0">   <v:f eqn="sum 0 0 @1">   <v:f eqn="prod @2 1 2">   <v:f eqn="prod @3 21600 pixelWidth">   <v:f eqn="prod @3 21600 pixelHeight">   <v:f eqn="sum @0 0 1">   <v:f eqn="prod @6 1 2">   <v:f eqn="prod @7 21600 pixelWidth">   <v:f eqn="sum @8 21600 0">   <v:f eqn="prod @7 21600 pixelHeight">   <v:f eqn="sum @10 21600 0"> </v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:f></v:formulas> <v:path o:connecttype="rect" gradientshapeok="t" o:extrusionok="f"> <o:lock aspectratio="t" v:ext="edit"> </o:lock></v:path></v:stroke>

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わらべうたの美しい調べと、やさしく語るおはなしを聞くうちに、あれあれ不思議。いつの間にか、みんなも一緒

に歌い遊び演じているよ…。母と子のコミュニケーションも深まります…ゆったりとした時間を楽しみましょう。

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対象:0歳~就学前の親子<o:p></o:p>

 

無料体験:10月18日(火)11:00~11:40<o:p></o:p>

 

講座日:毎月第1・3火曜日11:00~11:40<o:p></o:p>

 

月謝:2,310円(入会金3,150円別)<o:p></o:p>

 

会場・お問い合わせ:開進堂楽器 アル・プラザ小松センター<o:p></o:p>

 

 〒923-0801 小松市園町ハ23-1 アル・プラザ小松2F<o:p></o:p>

 

   フリーダイヤル0120-20-1027 直通0761-21-2139<o:p></o:p>

 

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 の広場が、子どもも大人も安心して自分でいられる場になりますように