いよいよ27日(木)からいしかわ演劇祭がはじまるよ。
私は27日オープニングイベントに出演。
金沢市民芸術村にて、19時半開演です。
語り部婆として、石川県の民話「どんどケ池の竜」を演じます。
これね…
練習していて、魂が震えてくる。
これ、真実だ。
誰かが作ったお話じゃない。真実だよ。
さて。
「語る」ではなく「演じる」。
今、実行委員長の本庄さんに演出をしてもらっていて、
「語り」と「演技」について考えている。
言語造型について考えている。
もちろんそれらは、演じ手や演出家によって全然違ってくるものだ。
要求されるものも違う。
だから面白い!!
めちゃくちゃ面白い!!
今回の公演、ぜひぜひ語りや読み聞かせをやっている人にも見てもらいたいな。
演劇にすると、こんな風にもできるんです、って見てほしい。
ひとつの流派、型に固執するのではなく、
表現にはいろんな可能性がある。
以前、私は「表現ということばに抵抗を感じる」と日記に書いたのだけれど、
今はっきりとわかる。
私は「語り」とは「会話」であり「テキストを伝える」ことを願っていて、
「表現する」ことは全く意識していなかったのだと。
今回は演じてみて、演技してみて、
はっきりと「表現している」ということができる。
演技とは、はっきりイメージすることなのだ。
私が子どもたちに「語る」とき、
具体的な個性的なイメージは抱いていない。
記号として、類型的な「ばさま」であり「じさま」を描く。
それぞれのイメージを膨らませるのは子どもたちだから、
それを邪魔しないように描く。
今回演出に要求されているのは、
自分の中にはっきりとしたイメージを結ぶこと。
それが新鮮で楽しいこと!
だから、普段の私の語りとは全く違った世界が広がる(はず)
わくわくするよ。
そして豪華共演キャスト!
里山のイベントで一目ぼれした金沢舞踏館の松本さんが
竜を!おどってくれます。
彼はねえ…人としての気配を消して、全く異なる者になっちゃうんだよー。
演奏も生演奏で、池田洋一郎さんがギター弾いてくれるんだよー。
メロメロポッチのマスター&トラベルボンバーズ若手がものすごい衣装で出てくるんだよー。
ラビさんが、うっとりするようなダンスを踊ってくれるんだよー
彼は本当に美しい!! 外見だけではなく。
自分の中に、表現への確信を持っていると感じる。
まだまだシークレット出演者が山盛りなんだよー
だって参加団体フル出演なんだもの!!
それから、和合亮一さんが、詩の上演許可を出してくださいましたよ。
震災直後からの和合さんのツイッターのつぶやきを、
出演団体の役者たちがぶっつけ本番で体験します。
和合さんの衝撃的な体験を、役者たちが体験することで、
初めて、震災をテーマとした演劇祭の幕を開けることができると
私はとても大切な体験だと思っています。
ということで
一夜限りのオープニングイベント。
30分程度の短いお芝居ではありますが、
これから始まる演劇祭本編へのプロローグとして、
私たち実行委員会の想い、伝えます。
ぜひぜひ観にいらしてくださいね!!