1、コロナのデータを読む
コロナが怖い怖いと言って騒いでいる頃からだいぶ時間が経ち、世界がそろそろ出口戦略を取り始めたようだ。我々も来たるべき緊急事態解除に向けて、「自分自身の出口」を見極めておくのが良いと思う。そこで、コロナを「改めてデータから分析し」その特質を読み取って、しっかりと対策を立て、生活の中に位置づけることにした。
a. コロナウィルス感染の仕組み
今の「無症状、隠れ陽性者」がウロウロしている状況では、ウィルスは人間の体内だけではなく、あちこちの物や建物やエアコンや乗り物にもバラまかれていて、人から人の感染に加えて「物を仲介した感染」が多発する。100人が集まる環境では既に何人かが陽性になっていて、その辺の椅子やテーブルや柱やエアロゾルが浮遊したりして、周り中がウィルスで汚染されている状態になっているのである。無症状感染者が仮に1割いるとすれば、私が感染する確率は「相当高い」から、集まりを避け家に閉じこもって、人出が少なくなる場所や時間帯を選んで買い物するしかない。皆が自粛して閉じこもっている内に「無症状感染者」がウィルスをバラまく機会が減り、そのうち無症状感染者が「自然治癒」して、結果的にウィルスが死滅していく。こうして無症状感染者が少なくなれば、市中の新規感染者も減ってくるわけである。例えば5、6人ぐらいの集まりであれば、ウィルスを持っている人が紛れ込んでいる可能性は、非常に低い。そうなれば私のような高齢者・ハイリスクな人間も、もう少し活動範囲を広げて社会復帰が可能になる。やっとゴルフに行けるのだ!
b. 市中感染率
つまり、市中にウィルスがどれくらい存在しているかの「量」がポイントである。ソーシャルディスタンスを守り、発症者をスクリーニングしてどんどん隔離していけば、自然と「コロナ感染者」が市中から減っていく。大阪の吉村知事が言う所の「新規感染者」の減少である。知事は「陽性率」と言っていたが、これは検査数との関係であるから正確ではなく、私は「人口当たり」の新規感染者数を採用する。日本はクラスター潰しとかいう間違った方法に固執し、今に至っても西村担当大臣が会見で「世界に冠たるクラスター対策」と自慢しているほど「勘違い」に気づかない始末であるからどうしようもない。特に東京はPCR検査数が少なく信用できないので、実際の感染者総数は全然分からないのだ。だから専門家会議の言う「実行再生産数」が、どういう計算式で出るのかも検証しようがない。日本は肝心の「市中の感染者率」が不明なのだ。驚くなかれ、日本はデータの上からも「感染症後進国」だったのである!。政府はこの事を最初っから認めれば良かったのにねぇ。
c. ウィルスを目視する
国がデータを出さない以上、自分でやるしかない。しょうがないから、テレビなどの感染者数を見ながら「大体の傾向」をつかむしか無い。現状、一日あたり35〜65人に下がれば、コロナは終息に向かうと計算している。私は外に出たら「ここは30%、ここは10%」という風に、ウィルスの「存在確率」を考えながら歩くことにしている。勿論、PCR検査をガンガンやれば「もっとハッキリする」わけだが、政府が全然やる気がないから無理である。自分でリスクマネジメントをするしかないのが現状なのだ。まあ、とにかく「危険度を日々考えながら」行動するしか無い。出来たら、柏駅では40%、マミーマートでは8%とか、数字がネットに表示が出てれば言うこと無しだが、中国でもない限り日本では無理だろな・・・。
d. ホットスポットは存在するのか
不特定多数が集まる場所は、当然ながら感染率は急上昇する。いつも同じ人が利用する店でも、そのうち何人かが「不特定多数の集まる場所」にも出入りしていれば、同じく感染率は上昇せざるを得ない。一人の人間が単位時間内に接触する人数が多い方が、当然感染率は上昇する。当初、コロナに感染しやすいのは「3密」が揃った環境だとか言われて、パチンコ店がじゃんじゃん槍玉に上がったのは記憶に新しいが、しかし私がブログで喝破したように、どんな3密の場所であろうとも、「感染者がいなければ」伝染る心配はないのである。椎名林檎のコンサートや埼玉の格闘技イベントがそれを証明している(あくまで結果論)。だから感染のリスクは「3密」だろうと「屋外」だろうと関係ない。単に「感染者がいるかいないか」なのである。すなわち、感染者の「いる所がホットスポット」なのだ。そこでPCR検査が必要なのである。ここから導かれる結論は、パチンコ屋を糾弾するのではなく、PCR検査を「全力で実施」することである。だから国民は、国にその「能力がない」ことに怒らなければならないことになる。皆んなしてパチンコ屋を締め上げるのは「筋違い」なのだ。ポイントは、ウィルスは花粉症のように「どこからか」風に乗ってやってきて感染するのではなく、必ず「人が運んで来る」というである。
e. 無症状感染者をあぶり出す
結局、唯一の対策はPCRなどで「市中の感染者」を出来るだけ広範囲に、しかも素早く見つけ出すことしか無い。ロサンゼルスでは「住民全員」に検査を無料で実施する、と発表したらしい。この彼我の差、何だかなぁ〜。ニュースを見ていると、レムデシビルとかアビガンとかアクテムラと言った治療薬がどんどん出てきて、ワクチンもアメリカやドイツなど開発が進んでいるようである。今日のニュースで「イベルメクチン」という薬が有効だ、との話も出てきているから、いずれ「コロナもインフルなみの、ありふれた病気」となる日も、視野に入ってきた。私はハイリスクだから、最後の最後まで慎重に行動し、「秋頃に完全終息する」のを待って、やっと日常を取り戻す計画である。
f. 集団免疫とコロナ死亡者
以前からウィルスに対抗する方法として、感染源をなくす方法と住民を全員「免疫保持者」にしてしまう方法の、2つがあると言われて来た。後者は「住民にワクチンを打つ」ことと同じだ。それで、ワクチンが出来るまでの間感染を放置して、擬似的に「ワクチンを打った状態」にしようというのが、集団免疫である。これを採用すると、感染者でオーバーシュートしてしまう。だからという訳じゃ無いが、日本では採用されなかった。しかし遅いか早いかは別として、感染して死亡する人は「一定数出る」わけで、コロナに抵抗力のない人が死亡する。この死亡総数はちゃんとした医療が受けられるかどうかという意味では、殆ど変わらないんじゃないかと私は思っている。エクモだろうが自宅であろうが、死ぬ人は死ぬ。日本はコロナ感染者数に対して、回復した人が「異常に少ない」のが目立っているが、これは重症者が機械の力で延命させられている証拠である。ホントは死んでいるのに「医療の力で」何とか生きている、と私は解釈している。勿論、有効な薬が出てきて奇跡的に回復することも、否定はしない。それでも、全体の死亡率は変わらないレベルだろう。幸運にも、イタリアやスペインに比べたら、まだまだ比較にならないくらい、感染者数・死亡者共に全然少ない。日本政府は本当は、意図しているかどうかは別として、「集団免疫獲得」の方向で動いているのでは無いだろうか、というのが私の想像である。
g. 私の個人的出口戦略
いま、働いて社会生活を送っている人は生きるか死ぬかの「大変な状況」だが、私のような「年金生活者」という境遇が、これ程有り難いと思ったことは今まで無い。まさに天国である。かくなる上は「無症状感染者も含めて」、ウィルスが完全に市中から消えてなくなるまで、現在の「引き籠り生活」を続けるのが正解だ、と腹を決めた。後は週に一度か二度、ゴルフ練習場に通って体を動かす程度である。いつしかコロナも終息し、また平和な日常も戻ってくるだろう。その時は今まで以上に、人と交流することが「無常の喜び」に感じられるはずである。それまでじっと耐えて、春を待とう!
h. 緊急事態宣言都道府県とPCR検査の関係
県の間で自粛要請の程度が違うと、それによって人の移動が起きてしまう。それを防ぐために「東京と隣接する県」も同時に緊急事態を宣言した。これはPCR検査を絞っているから起きている「無差別恐怖」の風評被害である。東京が神奈川や埼玉や千葉より感染者率が高いとすれば、その感染者率が高い地域から移動してきた集団も、当然「感染者率が高い」筈である。そうなれば集まってきたパチンコが「一時的に感染者率が上昇してしまう」のは当たり前だ。それは1000万都民全体を一つの均一な感染者率で括っているからである。しかし、もしPCR検査をガンガンやっていれば、その人が住んでいる場所の感染者率を「ピンポイントで」測ることも出来るので、もしかしたら問題になっているパチンコ店でも、「他県から来た人」の方が自粛している地域住民よりも「低い」場合だって、あり得る(本当かどうか知らんけど?)。多分感染者率を出してみたら、それ程「有意な違い」は出ないだろう。コロナに罹るかどうかは人が多いかどうかではなく、「感染ったほうに罹る要因がある」と私は考えている。勿論、同居しているなどの場合は別であるが、それでも一緒にいる家族が陰性だという事実もあるのである。何れにしても、統計学的に見ても、感染者や医療従事者やその家族を「白い目で見る」ことは、科学的な対処では無い。彼女たちが感染病棟に勤務しているからと言って、その辺のおばちゃんより「感染者率=ウィルス保持率」が高い、とは安易に言えないのだ。身を守るのためには、あくまで「全体の感染者率」で考えるべきである。
以上、私のコロナ総括を「だらだら」書きました。政府は日本全国一律に「危ない」と警鐘を鳴らしているつもりのようだが、既に地域ごとに「感染者率」は大きく差がついている。大阪では独自の緊急事態解除条件を出して、出口戦略の指標としているみたいである。岩手を始めとして、感染者が人口比率で「殆どゼロに近い」地域では、当然、緩やかな経済回復を目指さなければ「取り返しがつかない」事になるのは目に見えている。本当に問題なのは、「首都東京」であろう(それと、北海道は再燃気味)。東京は医療施設から防護具や保健所に至るまで、余りにも感染症に対して「脆弱」なのである。これがG7世界第三位の経済大国の実情だ(ビックリ!)。これは安倍政権だけの過失ではなく、利益を追求する余りに「そのような政府を選んで」しまった、「国民、及び、政治に無関心な人」全員の責任である。森友・加計学園に始まり、桜を見る会に続く「一連の政治のツケ」が、いまようやくコロナという形で現れたというべきであろう。次の衆議院選挙は2021年7月の予定だが、オリンピック直前でもあり、私は2月くらいに解散総選挙が有り得る思っている。コロナ終息とともに次の政権を誰がどう担うのか。本当に「国民にとって役に立つ政権」は、どこの政党あるいは政治家なのか、自粛で家に居ざるを得ない人々にとって、真剣に考える時間は十二分にあると思う。
おまけ : 昨日どこかのラジオで言っていたが、昔、日本で或るワクチンを子供に打って、その結果、病気になる可動かの割合を「打った地域と打たなかった地域」とで比較したことがあったそうだ。結果は殆ど差が出なくてワクチンは効果が無いとなり、それで日本は「そのワクチンを中止」したという。ところがそのことが原因で、後日「病気が大流行」してしまい、世界では「日本の反面教師的実験」として有名になったとのことである。この経験があって、今度は日本は「BCGワクチン」をやめなかった、とも言える。これが今回のコロナには役に立った。怪我の功名である。韓国も MERS の時の政府の「隠蔽体質」が苦い経験となって、今回のコロナ対応では逸早く「オープン・迅速・徹底的な検査」を行なった訳である。日本政府は今回の対応での間違いや失敗を包み隠さず公表し、国民皆んなの批判に晒して「経験を検証」する事により、バラバラの記憶をノウハウという一つの知識に高める努力が必須だろう。それをやってこそ「政府の自浄作用」が期待出来るのである。しかし夕方のニュースを見ていると、西村大臣が「スーパーでお買い物視察」をやっている映像が流れていた。そんなどうでも良いことは部下にでもやらせりゃいいのであって、自分は「もっとやるべき事があるだろう」とツッコミを入れたくなるのだが、本人は至ってお気楽なもんである。ぶら下がりの会見では、何だか「大阪知事と主導権争い」をやったりしてて、この人「ちょっと自覚が足りないんじゃない?」、というかモロ頼りない感じ伝わってきて困っちゃった、ホント。それにしても、日本は人材が足りないよねぇ。
まあミーハー的で何ともお恥ずかしいが、大阪知事の吉村くん、覚悟が顔に出ていて「人気出てる」よね〜。その点、小池都知事は都民の目に映るパフォーマンスばかり考えているようで、実質的な問題解決能力は「余り無い」ように思えるのが痛い。どちらにしても、こういう危機的状況では、ズバズバ物を言う「勇猛果断な性格」の政治家の方が、どうしても得点が伸びるようである。安倍くん、危うし!
コロナが怖い怖いと言って騒いでいる頃からだいぶ時間が経ち、世界がそろそろ出口戦略を取り始めたようだ。我々も来たるべき緊急事態解除に向けて、「自分自身の出口」を見極めておくのが良いと思う。そこで、コロナを「改めてデータから分析し」その特質を読み取って、しっかりと対策を立て、生活の中に位置づけることにした。
a. コロナウィルス感染の仕組み
今の「無症状、隠れ陽性者」がウロウロしている状況では、ウィルスは人間の体内だけではなく、あちこちの物や建物やエアコンや乗り物にもバラまかれていて、人から人の感染に加えて「物を仲介した感染」が多発する。100人が集まる環境では既に何人かが陽性になっていて、その辺の椅子やテーブルや柱やエアロゾルが浮遊したりして、周り中がウィルスで汚染されている状態になっているのである。無症状感染者が仮に1割いるとすれば、私が感染する確率は「相当高い」から、集まりを避け家に閉じこもって、人出が少なくなる場所や時間帯を選んで買い物するしかない。皆が自粛して閉じこもっている内に「無症状感染者」がウィルスをバラまく機会が減り、そのうち無症状感染者が「自然治癒」して、結果的にウィルスが死滅していく。こうして無症状感染者が少なくなれば、市中の新規感染者も減ってくるわけである。例えば5、6人ぐらいの集まりであれば、ウィルスを持っている人が紛れ込んでいる可能性は、非常に低い。そうなれば私のような高齢者・ハイリスクな人間も、もう少し活動範囲を広げて社会復帰が可能になる。やっとゴルフに行けるのだ!
b. 市中感染率
つまり、市中にウィルスがどれくらい存在しているかの「量」がポイントである。ソーシャルディスタンスを守り、発症者をスクリーニングしてどんどん隔離していけば、自然と「コロナ感染者」が市中から減っていく。大阪の吉村知事が言う所の「新規感染者」の減少である。知事は「陽性率」と言っていたが、これは検査数との関係であるから正確ではなく、私は「人口当たり」の新規感染者数を採用する。日本はクラスター潰しとかいう間違った方法に固執し、今に至っても西村担当大臣が会見で「世界に冠たるクラスター対策」と自慢しているほど「勘違い」に気づかない始末であるからどうしようもない。特に東京はPCR検査数が少なく信用できないので、実際の感染者総数は全然分からないのだ。だから専門家会議の言う「実行再生産数」が、どういう計算式で出るのかも検証しようがない。日本は肝心の「市中の感染者率」が不明なのだ。驚くなかれ、日本はデータの上からも「感染症後進国」だったのである!。政府はこの事を最初っから認めれば良かったのにねぇ。
c. ウィルスを目視する
国がデータを出さない以上、自分でやるしかない。しょうがないから、テレビなどの感染者数を見ながら「大体の傾向」をつかむしか無い。現状、一日あたり35〜65人に下がれば、コロナは終息に向かうと計算している。私は外に出たら「ここは30%、ここは10%」という風に、ウィルスの「存在確率」を考えながら歩くことにしている。勿論、PCR検査をガンガンやれば「もっとハッキリする」わけだが、政府が全然やる気がないから無理である。自分でリスクマネジメントをするしかないのが現状なのだ。まあ、とにかく「危険度を日々考えながら」行動するしか無い。出来たら、柏駅では40%、マミーマートでは8%とか、数字がネットに表示が出てれば言うこと無しだが、中国でもない限り日本では無理だろな・・・。
d. ホットスポットは存在するのか
不特定多数が集まる場所は、当然ながら感染率は急上昇する。いつも同じ人が利用する店でも、そのうち何人かが「不特定多数の集まる場所」にも出入りしていれば、同じく感染率は上昇せざるを得ない。一人の人間が単位時間内に接触する人数が多い方が、当然感染率は上昇する。当初、コロナに感染しやすいのは「3密」が揃った環境だとか言われて、パチンコ店がじゃんじゃん槍玉に上がったのは記憶に新しいが、しかし私がブログで喝破したように、どんな3密の場所であろうとも、「感染者がいなければ」伝染る心配はないのである。椎名林檎のコンサートや埼玉の格闘技イベントがそれを証明している(あくまで結果論)。だから感染のリスクは「3密」だろうと「屋外」だろうと関係ない。単に「感染者がいるかいないか」なのである。すなわち、感染者の「いる所がホットスポット」なのだ。そこでPCR検査が必要なのである。ここから導かれる結論は、パチンコ屋を糾弾するのではなく、PCR検査を「全力で実施」することである。だから国民は、国にその「能力がない」ことに怒らなければならないことになる。皆んなしてパチンコ屋を締め上げるのは「筋違い」なのだ。ポイントは、ウィルスは花粉症のように「どこからか」風に乗ってやってきて感染するのではなく、必ず「人が運んで来る」というである。
e. 無症状感染者をあぶり出す
結局、唯一の対策はPCRなどで「市中の感染者」を出来るだけ広範囲に、しかも素早く見つけ出すことしか無い。ロサンゼルスでは「住民全員」に検査を無料で実施する、と発表したらしい。この彼我の差、何だかなぁ〜。ニュースを見ていると、レムデシビルとかアビガンとかアクテムラと言った治療薬がどんどん出てきて、ワクチンもアメリカやドイツなど開発が進んでいるようである。今日のニュースで「イベルメクチン」という薬が有効だ、との話も出てきているから、いずれ「コロナもインフルなみの、ありふれた病気」となる日も、視野に入ってきた。私はハイリスクだから、最後の最後まで慎重に行動し、「秋頃に完全終息する」のを待って、やっと日常を取り戻す計画である。
f. 集団免疫とコロナ死亡者
以前からウィルスに対抗する方法として、感染源をなくす方法と住民を全員「免疫保持者」にしてしまう方法の、2つがあると言われて来た。後者は「住民にワクチンを打つ」ことと同じだ。それで、ワクチンが出来るまでの間感染を放置して、擬似的に「ワクチンを打った状態」にしようというのが、集団免疫である。これを採用すると、感染者でオーバーシュートしてしまう。だからという訳じゃ無いが、日本では採用されなかった。しかし遅いか早いかは別として、感染して死亡する人は「一定数出る」わけで、コロナに抵抗力のない人が死亡する。この死亡総数はちゃんとした医療が受けられるかどうかという意味では、殆ど変わらないんじゃないかと私は思っている。エクモだろうが自宅であろうが、死ぬ人は死ぬ。日本はコロナ感染者数に対して、回復した人が「異常に少ない」のが目立っているが、これは重症者が機械の力で延命させられている証拠である。ホントは死んでいるのに「医療の力で」何とか生きている、と私は解釈している。勿論、有効な薬が出てきて奇跡的に回復することも、否定はしない。それでも、全体の死亡率は変わらないレベルだろう。幸運にも、イタリアやスペインに比べたら、まだまだ比較にならないくらい、感染者数・死亡者共に全然少ない。日本政府は本当は、意図しているかどうかは別として、「集団免疫獲得」の方向で動いているのでは無いだろうか、というのが私の想像である。
g. 私の個人的出口戦略
いま、働いて社会生活を送っている人は生きるか死ぬかの「大変な状況」だが、私のような「年金生活者」という境遇が、これ程有り難いと思ったことは今まで無い。まさに天国である。かくなる上は「無症状感染者も含めて」、ウィルスが完全に市中から消えてなくなるまで、現在の「引き籠り生活」を続けるのが正解だ、と腹を決めた。後は週に一度か二度、ゴルフ練習場に通って体を動かす程度である。いつしかコロナも終息し、また平和な日常も戻ってくるだろう。その時は今まで以上に、人と交流することが「無常の喜び」に感じられるはずである。それまでじっと耐えて、春を待とう!
h. 緊急事態宣言都道府県とPCR検査の関係
県の間で自粛要請の程度が違うと、それによって人の移動が起きてしまう。それを防ぐために「東京と隣接する県」も同時に緊急事態を宣言した。これはPCR検査を絞っているから起きている「無差別恐怖」の風評被害である。東京が神奈川や埼玉や千葉より感染者率が高いとすれば、その感染者率が高い地域から移動してきた集団も、当然「感染者率が高い」筈である。そうなれば集まってきたパチンコが「一時的に感染者率が上昇してしまう」のは当たり前だ。それは1000万都民全体を一つの均一な感染者率で括っているからである。しかし、もしPCR検査をガンガンやっていれば、その人が住んでいる場所の感染者率を「ピンポイントで」測ることも出来るので、もしかしたら問題になっているパチンコ店でも、「他県から来た人」の方が自粛している地域住民よりも「低い」場合だって、あり得る(本当かどうか知らんけど?)。多分感染者率を出してみたら、それ程「有意な違い」は出ないだろう。コロナに罹るかどうかは人が多いかどうかではなく、「感染ったほうに罹る要因がある」と私は考えている。勿論、同居しているなどの場合は別であるが、それでも一緒にいる家族が陰性だという事実もあるのである。何れにしても、統計学的に見ても、感染者や医療従事者やその家族を「白い目で見る」ことは、科学的な対処では無い。彼女たちが感染病棟に勤務しているからと言って、その辺のおばちゃんより「感染者率=ウィルス保持率」が高い、とは安易に言えないのだ。身を守るのためには、あくまで「全体の感染者率」で考えるべきである。
以上、私のコロナ総括を「だらだら」書きました。政府は日本全国一律に「危ない」と警鐘を鳴らしているつもりのようだが、既に地域ごとに「感染者率」は大きく差がついている。大阪では独自の緊急事態解除条件を出して、出口戦略の指標としているみたいである。岩手を始めとして、感染者が人口比率で「殆どゼロに近い」地域では、当然、緩やかな経済回復を目指さなければ「取り返しがつかない」事になるのは目に見えている。本当に問題なのは、「首都東京」であろう(それと、北海道は再燃気味)。東京は医療施設から防護具や保健所に至るまで、余りにも感染症に対して「脆弱」なのである。これがG7世界第三位の経済大国の実情だ(ビックリ!)。これは安倍政権だけの過失ではなく、利益を追求する余りに「そのような政府を選んで」しまった、「国民、及び、政治に無関心な人」全員の責任である。森友・加計学園に始まり、桜を見る会に続く「一連の政治のツケ」が、いまようやくコロナという形で現れたというべきであろう。次の衆議院選挙は2021年7月の予定だが、オリンピック直前でもあり、私は2月くらいに解散総選挙が有り得る思っている。コロナ終息とともに次の政権を誰がどう担うのか。本当に「国民にとって役に立つ政権」は、どこの政党あるいは政治家なのか、自粛で家に居ざるを得ない人々にとって、真剣に考える時間は十二分にあると思う。
おまけ : 昨日どこかのラジオで言っていたが、昔、日本で或るワクチンを子供に打って、その結果、病気になる可動かの割合を「打った地域と打たなかった地域」とで比較したことがあったそうだ。結果は殆ど差が出なくてワクチンは効果が無いとなり、それで日本は「そのワクチンを中止」したという。ところがそのことが原因で、後日「病気が大流行」してしまい、世界では「日本の反面教師的実験」として有名になったとのことである。この経験があって、今度は日本は「BCGワクチン」をやめなかった、とも言える。これが今回のコロナには役に立った。怪我の功名である。韓国も MERS の時の政府の「隠蔽体質」が苦い経験となって、今回のコロナ対応では逸早く「オープン・迅速・徹底的な検査」を行なった訳である。日本政府は今回の対応での間違いや失敗を包み隠さず公表し、国民皆んなの批判に晒して「経験を検証」する事により、バラバラの記憶をノウハウという一つの知識に高める努力が必須だろう。それをやってこそ「政府の自浄作用」が期待出来るのである。しかし夕方のニュースを見ていると、西村大臣が「スーパーでお買い物視察」をやっている映像が流れていた。そんなどうでも良いことは部下にでもやらせりゃいいのであって、自分は「もっとやるべき事があるだろう」とツッコミを入れたくなるのだが、本人は至ってお気楽なもんである。ぶら下がりの会見では、何だか「大阪知事と主導権争い」をやったりしてて、この人「ちょっと自覚が足りないんじゃない?」、というかモロ頼りない感じ伝わってきて困っちゃった、ホント。それにしても、日本は人材が足りないよねぇ。
まあミーハー的で何ともお恥ずかしいが、大阪知事の吉村くん、覚悟が顔に出ていて「人気出てる」よね〜。その点、小池都知事は都民の目に映るパフォーマンスばかり考えているようで、実質的な問題解決能力は「余り無い」ように思えるのが痛い。どちらにしても、こういう危機的状況では、ズバズバ物を言う「勇猛果断な性格」の政治家の方が、どうしても得点が伸びるようである。安倍くん、危うし!
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