まず問診票とやらを書かされて10分。それから打席へ移ったが、もう4人ほど生徒がいて満員に近い。相当に繁盛しているようだ。打席に入るとウォームアップを5分ほどやって、それからインストラクターが問診票を見ながら、スイングなどの話を少しする。
私は現在のリハビリの進み具合など一応の説明をして、それから、やりたいスイングの「インパクトの形」を見せ、こういうふうに打ちたいと要望を伝えた。インストラクターの先生は若い男の人だったが、果たして分かってもらえたかどうか。一応なるほどとか言って打って見ましょうか、となった。まあ、順当な流れである。
マシンはどこのか分からなかったが、トラックマンやフライトスコープやスカイトラックと言った「王道の物」ではないようだった。特に画面が薄ぼんやりしてて弾道が見えないのと、肝心の飛距離が「恐ろしく低い数値」しか出ないのが気に入らない。問診票には控えめにドライバーの飛距離200ヤードと記入したが、出てきたマシンの数値は何と「145ヤード(ラン込み)」と表示されているではないか?。「驚愕の低数値」である!
私は咄嗟に「病気する前は230位は飛んでたんだけど」と言い訳したが、流石に先生の目は誤魔化せ無かったようだ。以前ダンロップで測った時は200は出てたので、145というのは余りにも低過ぎる。「機械だから」と先生も慰めてくれたが、ここが一番大事な数字ではないかと私は思う(素人だからこだわるのだ)。ヘッドスピードと飛距離だけでも最低は、キチンと正確に出るように機械を調整して貰いたいものである。
まあ、とにかく飛距離は追々伸ばしていくとして、今回は先生に「ボール位置が少し遠い」と指摘された。遠いと何だかんだどうのこうの言っていたが、私はこの距離で丁度良いと「理論を一くさり説明して」言うことを聞かなかった。理論はレッスンに求めてはいない。理論は私が YouTube で研究したスイング理論が正しいのだ(今のところ、私はそういう風に決めている)。ただ、インストラクターに教わる理由は、どうやれば「私の理論通り」のスイングが出来るかの「ヒント」が欲しいのである。
今日は一応体験レッスンなので、一頻り打ち終わったら入会手続きをしなければならない。また面倒な申込用紙に住所氏名電話などを書かなきゃならないのかと思うと気が滅入る。そこで担当の女性にゴルフパートナーのポイントカードを渡して、画面で確認してくれと頼んだ。日本は何でも「紙に書かせる文化」が染み付いていて、面倒くさいこと夥しい。こんな作業こそ、いい加減に「デジタル化」して欲しいもんである。
女性は嫌な顔をせずすんなりと代書してくれたが、申し込みには「本人承諾の確認サインが必要なんです」と言う。彼女なりの「抵抗」であったのだろう。しかし「必要なら印刷すればいい」と私が説明して、敢え無く撃沈した。まだまだ先の読みが足りない。物事は、如何に楽に「素早く済ませる」かが大事だと説教し、この方法を「本部に提案したら?」と御節介な忠告まで付け足した。相手が若い女性と見ると、ついつい出てしまう私の悪い癖である(年を取ると余計に酷くなるのだ)。
それでマウント取って意気揚々としていた私が、実は毎月のレッスン料を銀行口座から引き落す手続きで「大チョンボ」をしでかしたのだから、世の中悪いことは出来ないもんである!(オー、マイガッ!)。担当の女性は端末にカードを入れて暗証番号を打ち込み、それで銀行と通信するのだが「どうしてもエラー」になって決済ができない。なんでも「取引できない」と画面に表示されてしまうのだそうだ。「三井住友銀行だよ!?」と私が言ったら、「そうですよね、絶対変ですよねぇ」と女性も相槌を打つ。
カードを替えて3、4回やったがどうしても駄目で、女性は「申し訳ありません」と泣きべそをかいて謝った。「もう一度印鑑を持ってお出でいただき、手書きで申し込みするわけにはいかないでしようか?」と低姿勢でお願いしてきたが、私はいい加減面倒になったので「申し込むのはやめる!」と言い放って席を立ち、そのまま黙って帰ってしまった。女性はしょんぼり項垂れていたことと思うが、仕方ない。道々歩きながら「はてさて何がいけなかったのか」と考えていたら、突然カードを間違えていることに気がついたのだ。クレジットカードでは銀行口座引き落としの操作が出来ないのは当然である。女性には申し訳ないことをした。私が間違えたのだ。
とにかく、すぐに電話して後日もう一度行くと伝え、何とか申し込みを保留にしてもらった。
体験レッスン初日はドタバタしたが、自分の「スイング時の姿勢」がチェック出来るのと、「ヘッドスピード」が確認できる点は、まあまあ合格である。あと、色んな「クラブを試打」出来るというのは大変期待している。先ずはタイトリストのTSi3辺りを打ってみたいと思っているが、どんな打感だろうか楽しみだ。キャロウェイも評判だから試したいのは山々だが、もし気に入ったら「タイトリストで揃えている」私のクラブセッティングがバラバラになるから、ああ困ったな・・・なんて悩みも出てきそうである。まあ、打ってみてから考えよう。とにかくゴルフパートナーのゴルフスクールは、「入会するに限る」出来だと言えよう。インドア冷暖房完備に無制限のレッスンで弾道解析機付きの13200円は、ほぼ正解である(機械がもう少しまともならもっといいけど)。後は先生が「当たり」だと良いねぇ。
ちなみにインパクトで起き上がる癖は、原因が「肩の回転不足」にある、と私は考えた。起き上がるのは理由があるのであって、なるべく起き上がらないようにと努力しても、それだけでは良いスイングは完成しない。現状私のスイングでは「身体を開けない」から、手が伸びてアドレスよりヘッドが遠い位置を通る。結果はシャンクだ。つまり肩を充分に「左真後ろ」まで回すことで、インパクトでの体の開きも作れるし、右手の押しも使えてくるのである。後は如何にそれを練習で実行できるか、だ。明後日の練習には、「肩の回転」中心にやってみることにする。
ところで担当の女性、怒ってないかなぁ。ちょっぴり可愛いかったんだけど、今度会ったら謝らなくちゃ・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます