今週火曜日に自主練をしたが、どうも「あとちょっと」と言うところで上達が止まっている。家に帰って暇に任せて YouTube を探してみると、これがまた結構参考になる動画が見つかった。
最初は森守洋。森は昔から「ダウンブローの権威」として認識はされていた。しかし最近の流れとして「新しいゴルフ理論」が主流になって来ていることもあり、その反動で「やや影が薄かった」のは事実である。特にシャローイングが流行りだしてからはスイング改善に取り組むアマチュアが激増し、渋野日向子のニュースイング映像もこれを後押しして、不肖の私も「ちゃごるとかGGとか」にのめり込んでいったのである。
ところが中々スイング改善が進まなくて練習にも行き詰まり、「私には無理かなぁ」と思い始めた時にふと森守洋の動画を見て、ちょっとしたヒントを見つけたという訳である。彼は「掌屈とかハンドファーストとか」言い過ぎるのは問題だと言う。そもそもハンドファーストなんか、彼が40年も昔にレッスンで取り上げてた話だ、と「ちょっとウンザリ」してる顔である。つまり、ハンドファーストは基本を忠実に練習すれば「放っといても」そうなるのが自然だということらしい。
これは他のレッスンプロの動画でも同じことを言っていたが、素人が黙ってインパクトバッグを叩けば、放っといても「誰でもハンドファースト」になっている、とのこと。むしろハンドファーストにならない人の方が珍しいのだそうだ。すなわちボールを打つ時、掌屈背屈してハンドファーストに打つのは「人間の当然な動き」だというのである。
じゃあ「何で出来ない」の?、って聞きたくなる。
当然の疑問だ。放っといても出来ちゃうんなら、これほど皆んながやり方を教えて欲しいと騒いだりしないであろう。殆どのアマチュアはハンドファーストに打てていないと言う(私もだ!)。
森守洋の説明では、アマチュアはボールにきちんと当てたいためにインパクトで手が止まり、クラブを「合わせに行って」しまうからシャフトが真直ぐになる、と言う。皆んな、インパクトで難しいことをアレコレ考え過ぎるのだ。これはある意味、「ちゃごるやGG」を信奉するアマチュアへの啓発でもある。まず基本をしっかり覚えて、身体と腕の連動が正しく出来ることが先と言う事らしい。
そのためのドリルとして、森は、クラブの動きを邪魔しないでクラブに仕事をさせるスイング、つまり「素振り」が一番だと推奨する。まず、ブラブラとクラブを右から左に数回振り、それから腰の回転を加えて行くのがいいそうだ。ちなみにその際のインパクトは、「コツン」と軽く地面を叩くと良いらしい。つまり、「過剰に意識する」とクラブの動きを邪魔するから、だそうだ。クラブに任せてゆったり大きく振るだけで、感覚が良くなると言う。
これはいい事を聞いた。早速やってみよう。今まで私はインパクトで力を入れて「ガツンと当てて」いた。これじゃ当然ながら、アマチュアの域を抜け出せないわけである。インパクトでシャフトをしならせてスイングスピードを上げ、ガツンと当てる振り方はもう古い。今はインパクトを作らずに「ビュッと振り切った」方が、スイングスピードも上がるし、何よりインパクトが安定して当たりも良くなるそうだ。
そんな事を考えていたら YouTube で「武井壮が星野英正」にレッスンを受けている動画が目についた。星野の教えるインパクトのイメージは、武井壮が驚くくらい「とんでも無くハンドファースト」だったのである。やっぱりゴルフパートナーの先生が言う通り、まず「腰を回す」というのは間違いなかったと再認識した。
森守洋のクラブに仕事をさせるスイングと、星野英正のこれが「ハンドファーストだ」と言う腰の回転。これを最重要ポイントとして、明日「年内最後のレッスン」に行くつもりだ。特に左肩を回す時にアマチュアに多いのが「上にあげる」人が多いらしい。星野は上ではなく「後ろに引く」が正しいと言う。これは特に注意して練習したい。
もし明日のレッスン中に、インパクト時にグリップ位置が「左股関節の前辺り」に来るように改善出来れば、私の今年の目標は達成出来たことになる。万歳!
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