菊地絵理香が９バーディの６３で２勝目を狙う。マスターズがどうとか言ってる場合じゃないぞ！

スタジオアリスで菊地絵理香がやってくれました！テレビ放送やってないのが悔しいが、鬼の居ぬ間の２勝目を狙う絶好の位置。明日の最終日は放送を変更して、朝から中継出来ないものだろうか。もちろん賞金ＴＯＰ１０に入る実力者だから勝っても全然おかしくないのだが６３なんて簡単に出せるスコアじゃない。飛距離がバンバン出る選手ならセカンドでびたびた寄せてバーディということが十分あり得るけど、菊地は飛距離がそんなに出る方ではない。それでもバーディが取れるのはマネジメントが抜群に上手いのだろう。どんなプレーかわからないが、圧倒的な精密さでピンそばバーディだとすると今週は２勝目行けるんじゃないか。そうだといいけど。

応援している選手が勝利目前となると、落ち着いてコーヒーなぞ飲んでる場合じゃないが、マスターズは松山英樹なのでそれほどでもない。個人的には１８番で松山がバーディを奪って、スピースとマキロイと松山が並びプレーオフというのが理想である。結論としてマキロイが勝つと嬉しいのだが、とにかく難しいと言われて「ふーん」と受け入れるしかないのがテレビ観戦の辛いところ。現地に行ったからって「なるほど」と難しさがわかるわけではないが、アンダーパーの人数が少ないというだけで「どうして難しいのか」はわからない。そこで中島が解説するわけだが、とにかくグリーンが超早いらしい。つまり出てっちゃうのだ。

アマチュアの我々が速いグリーンで面白かったというレベルは「遅すぎる」らしい。そもそも普通のコースで我々の腕前だと、セカンドで上手に打ててもグリーンが硬くて速かったら止まらない。１８０ヤードを７番アイアンでスピンを掛けて、５メートルぐらいに落とす精度を持ってないとダメだという。マスターズで優勝するのは全米オープンで優勝するのとはまた違う力が無いと勝てない。だが今回テレビで見る限り、「風」が明暗を分けるように思う。予選でのスタート時間のラッキー・アンラッキーがどうしても影響は出る。それにオーガスタの風は「突風でぐるぐる回る」らしいから、前の人が打つ時に何ともなくても自分の時にピューッと吹いたらあっという間に１０mぐらい持って行かれるっつー位の運任せである。

ジェイソン・デイも１５位で、彼の持つ爆発力なら十分優勝争いに加わって来る。明日のムービング・サタデイが楽しみである。とここまで書いてみたが、心は菊地絵理香の優勝である。既に１勝しているので初優勝のプレッシャーというものも無いし、９アンダーの申ジエと８アンダーの鈴木愛以外はちょっとスコア的に無理だから、自分で崩れない限り「最終組の３人」で１日映せるので最高だ。申ジエは昔は天使の微笑みとか言われて癒し系だったが、最近はスカートもはかずに男かと見紛うばかりの非フォトジェニック。確かに強さを競うのがゴルフだとは言え、ものには限度というもんがある。私は個人的にはまだアン・ソンジュのほうがマシだと思うが、考えるのも鬱陶しいと叱られそうだ。とにかく菊地絵理香が優勝すれば何の問題も無い。

ここ数試合、台湾・韓国と優勝をさらわれているので、女子ツアーにとっても願っても無いことである。可愛い上に強いときたら日本のゴルフファンの歓喜も想像に難くない。それにしても堀琴音って可愛げがないね。上田桃子は不貞腐れて面白くないし、柏原明日架は顔が引き締まってないし、どうしてこうも次から次へとビジュアル的に冴えない選手ばかり出てくるのか。スター不在の結果が、テレビ放送の減少に拍車をかけているとしたら、ツアー機構ももっと危機感を持ってもらわなくてはいけない。とにかく菊地絵理香のぶっちぎり優勝で明日は決まりダァ～。