明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

最近気に入っているテレビ番組

2019-09-10 16:23:59 | 今日の話題
1、中国ドラマ「昭王ー大秦帝国の夜明け」
やたらと番組表を席巻している面白くもない韓国ドラマではなく、重厚で壮大な「中国大作時代劇」というところが肝である。話は秦国が、斉や楚や趙などの国々と色々あって大きくなっていく「その始めの頃」の昭王の物語だ。中国時代劇は大抵何十回と続く大河ドラマなので(昭王も38回だ)、それぞれのエピソードが細かく描かれていて実に面白い。三国志もやっていたが、こちらは文庫本を全巻購入してあるので、見るのはやめて「本を毎晩1話ずつ」読むことにした。平家物語とか増鏡とか太平記とか、いわゆる歴史大作はこういう毎晩の習慣とするのが一番良い。年に一作ずつ読んでいけば、さしもの長編も読破出来ようという理屈だ。テレビの方は、その手始めに秦の物語を選んでみた。ちょうど第一話から始まる時だったので都合が良かったし、何よリも「秦の始皇帝」に興味があったのが大きい。始皇帝のような大天才がどのようにして生まれ育ったか、そしてその数奇の運命と類まれな発想力の謎を探るという試みは、人間の持つ「知的好奇心の謎解き要求」がなせる最大の楽しみである。つまり、ボケ防止に格好の薬というわけだ。それにしても中国映画は、何もかもが「でかくて、大量のエキストラ」で描く戦闘シーンが魅力の一つである。しかも登場人物の権謀術数と、愛憎渦巻く心理描写がこれまた心を打つ。さすが大陸的というかスケールが大きくて、この調子で見終わったら次は「チンギスハーンの物語」など見てみたい、と思う程に私はのめり込みそうである。こうなったら次々と「紅楼夢や金瓶梅」の艶やかな色恋模様を、これまた美しい中国女優の華やかな演技で見てみたい、と欲望は果てしない。なんかNHKの大河ドラマのファンみたいな気分で困っちゃうのだが、中国映画のスケールの大きさに免じて自分を許してもやってもいいかも。中国映画は、日本文化の元になった情緒や感傷を感じさせる生活・風景に満ち溢れているから、妙に懐かしい気分にさせてくれるところがまたすこぶる良い。これから「もっともっと中国文化を深く知りたい」、そう思って見始めたドラマである。

2、カミナリのチャリ旅
これは録画した番組の「つなぎ」で見ている番組である。茨城出身の私としては、「モロ田舎」丸出しの、瀟洒な文化とはまるで無縁の風景に、何故か親しみを感じてしまうところが好きである。カミナリの拙い話術にも好感が持てるところを見ると、「茨城は水戸生まれ」という「郷土愛」が私にもまだ残っていたんだなぁと、しみじみ追憶を交えてニンマリしている。自転車で番組を進行するのも気に入っているが、奈良に行ったら早速自転車を買ってあちこち走り回るつもりなので、ちょっと参考にしている。私も年なので「電動アシスト付き自転車」というのは意外と重宝するかも、と思っている。なにしろ奈良は盆地である。ちょっと走れば坂道がそこら中にあるから、年寄りにはキツイのだ。体力維持にはスポーツ自転車で鍛えるのが一番だと思っているが、無理して「くじけてコケる」のが一番具合が悪い。ここは妥協して電動っていうのもアリではないか、つらつら迷うところである。今回の放送は、栃木の那須エリア。U字工事の御膝元に出張ってきてのレポートは期待大である。

3、ゴルフ侍、見参!
以前はアマチュアのゴルフが余りにもひどいので、画面を見るに耐えなかった番組。いつ見ても「あー、やっちゃった・・」とか、「今日は緊張していて・・」とか、情けない自虐話を聞かされるばかりで、見るに値しないボロ番組だと思っていた。ところが今は、出てくるアマチュアのゴルフのレベルに関しては変わらないが、ミスを受け入れて番組を楽しく見られるように「私自身が変化」したのだと思う。特に、ミスショットした時の「言い訳」に人間性が出ていて、その人が「いじましく」感じられて、更にミジメったらしくなっているのが面白い。腕前がそれ程でもないゴルファーほど、「普段はもっとやれる筈なのに」と愚痴が出てくるからみっともない。そこへ行くと、ハンデ5とか3とかいう「名手」な人ほど淡々としてプレーして、失敗しても「あー」とか言わないのが成る程と納得させられる。やはり上手くなる人ほど「結果を冷静に分析している」ものである。ゴルフをやると人間性が出ると言われるが、正に「言い得て妙」を実感した番組だ。最近は、アマチュアのスイングが「理屈に合わない自己流」なのに比べて、プロは流石にしっかりしているというのを改めて感じることが多くなった。前傾やフィニッシュの姿勢を見ると、「基本が出来ていないとプロにはなれない」ということである。やはり、インパクトの後に姿勢が崩れるのがアマチュアということか、自戒すべし。

4、しくじり先生 俺みたいになるな!
出てくる先生が見事にしくじってくれるので派手に笑ってしまう王道番組。中でもこないだのハマの狂犬で登場したヤンキー「黒石高大」の大失敗ぶりには、夜中ではあるがゲラゲラ笑ってしまって、隣の住人に迷惑を掛けたかも知れない。MCの若林はまさに適役で、一緒に出ている平成ノブシコブシの吉村崇とハライチの澤部佑が要所要所でジャブを入れて秀逸。これに多彩な生徒役のゲストがからんできて、全体として笑い話の完成形が出来上がる。特にツッコミやボケが際限なく連発されて、深夜番組にピッタリな「軽すぎる超お笑い番組」である。番組としてはエライ長寿らしいのだが、私は最近知ったので楽しく新鮮に見ている。タマには録画するときもあるのだが、やはりこの手の番組は「生で見る」のが一番だ。少し夜ふかしして何とかリズムをもとに戻したいと思いながら、ついつい遅くなってしまった罪悪感を「ドバっと吹き飛ばし」てくれる「中身の濃い番組作り」で、笑いのツボを知り尽くしたディレクターやアシスタントが「周りでしっかりサポート」しているからこそだという点が、流石である。これでもかと畳み込む笑いの波状攻撃は、夜中であればあるほど「最高!」と拍手を贈りたい。仕事始めでちょっと疲れた月曜日などには、ピッタリの番組と言える。

5、町中華でやろうぜ!
玉袋筋太郎はさして魅力あるキャラクターではない。だみ声でしょーもない話をぐだぐだしゃべくっているだけなのだが、妙に脱力感があって、夜中にビールやチューハイを飲んでいると落ち着くんだから不思議である。まあ玉袋については「さしたる得点」はあげられないが、代わりに出てくる「坂の上茜」がぶっ飛んでいて面白い。目当ての町中華をスマホで検索するってのが今風で、若い人の「情報量がピンポイント過ぎる悪弊」が如実に出ていて、若い世代の物事の把握の仕方が一面的というのが良く分かる。放送内容はいずれも大したことのない食レポだが、ちょっと寄ってみようかなと思わせる「近所の普通の店」という肩肘張らない店選びは流石である。居酒屋探訪モノとは一線を画していて、番組としてはレポーター役の玉袋はじめとして「太田和彦とか吉田類」とは全く違っていて、皆んな「人生の重み」を感じるまでにはいってない。やはり案内役に深みがないといずれ飽きてしまって、長続きしないのではないかと私は見ている。まあ、それ程長寿番組にはならないと思うが、今少し番組進行を楽しんでみよう。

私はこの番組を見るようになってから、最近は居酒屋もマンネリ化して飽きてきたので今度は「中華」っていうのも意外といいな、と思ってきた。居酒屋のツマミというのは、ちょっと小技を利かせているが基本「簡単なもの」で構成されている。そこへ行くと中華屋さんのメニューは作りが元々「料理」なので、味もボリュームも数段上なところがオススメのポイントである。ここんところ、酒がめっきり弱くなったと嘆いている私にとっては、そろそろ路線変更しても良いのでは、と思っている。それでこれからは少し、「町中華を探して柏探検」してみようか、とも考えているのだ。そうであれば、いっちょ番組でも「柏」を紹介してくれると嬉しいねぇ。私も及ばずながら東口から西口まで「隈なく眺めて」歩き、そのうち2、3軒を軽くレポートしてみたいと思っているので、乞うご期待です。

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