昨日の夕方のご予約がキャンセルとなり
予定より時間が空きました
「お見舞いに行こう！」
Chez Moiから自転車で10分くらいの東邦医大に入院している
友人のお見舞いに行くことにしました
先日 美容室の方にカラーに来た友人は
「放射線治療は髪が抜けるのかな?」と質問してきました
「頭に放射線当てると脱毛するけどね」
と彼女の知り合いの治療の話かな?と答えると
「実は私なんだけどさ」と告白しました
喉にポリープみたいなものがあるのは何年か前に聞いていて
良性だし検査も定期的に受けていました
最近になって大きくなってきて
検査の結果 悪性の腫瘍が見つかったのでした
これまで たくさんの患者さんから病状や治療の方針など
伺う機会がありましたが
あまりに身近な人の病気の説明は いつもとは違う感じがしました
「忙しいのだからお見舞いは来なくて大丈夫よ」と言われていましたが
調度時間が空いて良かったです
検査の結果は喉のポリープではなく
顎下の上皮がんとの診断でした
お見舞いに行くのに 何を持って行こうか？？
何か食べれるのかな？柔らかい物は大丈夫かな？
とモロゾフでプリンを買って自転車を走らせました
行ってみると彼女は元気そうですし
なんでも食べれるとのことでした
手術の話をしながら 二人でプリンを食べていました
入院のファイルの中から
入院前の検査結果と治療の説明を
医師から受けた時の医師の書いてくれた説明のプリントを
見せてくれました
原発不明
リンパ節転移の文字を見付けました
一人で説明を聞きに行った彼女は
悪性の腫瘍と言われて頭が真っ白になったそうです
その後旦那さんも一緒に同じ説明聞きに行きました
「リンパ節転移なの？」と聞くと
そうみたいだね と彼女
原発がわからないのは入院前に聞いていましたが
リンパ節転移は知りませんでした
病理の検査結果が出てから 治療は決まるのですが
手術＋放射線治療＋化学療法と手書きで書かれていました
その説明書きは私には一目瞭然で理解できるものでしたが
検査の結果報告で頭が真っ白になって
これを説明されても 頭には入って行かないのだろうなと思いました
彼女の家族全員の髪をずっとカットしてきた私には
みんなの顔が浮かんでしまいます
旦那さんと4人の子供たちと
「吉成さんが知り合いで良かったな
髪が抜けたら お願い出来るもんね」と彼女は言いますが
上皮がんの方のウィッグを
これまでお作りしたことは無かったことを話しました
だから きっと脱毛は無いと思うと
「今度 飲もうね！」とよく言われていたのに
なかなか機会が作れないで何年も過ぎていました
放射線治療や化学療法中も飲んでいる人の話をしながら
「旦那さんに子供お願いして たくさん飲みに行くっといいよ
ストレスは免疫を下げるって言い訳すれば
」と私
いつも 家族のために忙しくしていた彼女に
これからは自分のために時間が使えるといいなと思いました
聞き慣れていた言葉が
これまでよりショックな言葉に感じる日でした
いろいろ考えさせてもらえた昨日でした
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