関東は予想外に落ち着いた天気の3連休となりましたね。
まだまだ不安定な地域もあり心配ではあります。
昨日は入院中のNさまが外出届けをだして、ウィッグの製作にご来店くださいました。
最初の予定では6日前に製作日を決めていましたが高熱のため入院をされてしまい、昨日の製作となりました。
少し触るとサーッと髪が抜ける状況でした。
ウィッグ製作前の髪のカットのご希望を伺うと、バリカンは抵抗があるとのことでした。
髪のカットの後に、いつもシャンプーをするのですが、脱毛状況からシャンプーをしたら4分の１ぐらいの量は抜けてしまうだろうと予想ができました。
「シャンプーをしたら、かなりの量の髪が抜けると思いますよ」とご説明をしながら、短くカットをさせていただきました。
カットを終えてシャンプーをしてドライヤーで乾かすと、予想通りに毛量が減り頭皮も透けて見えてきました。
「やっぱり、これだったらバリカン入れちゃおうかな。。」とNさま。
経験の無いことですし、迷ってしまいますよね。
ご希望のまま、バリカンで短くお切りしました。
10日ぐらい前にウィッグを製作させていただいた方も迷っていましたが、ご一緒だったお母様の「バリカンにしちゃえば」のアドバイスに決心をされていました。
その後、再調整にご来店時に、「やっぱり、あの時思い切って良かったです～」と仰っていました。
顔まわりだけバリカンを入れず残しておいた髪だけでも、どんどん抜けていく様子に驚かれたそうです。
一回手を入れて、こんな感じで抜け出すのは脱毛が始まって4日目くらいです。
（4日と断言できるのは、EC,FEC,AC,ドセタキセル、アブラキサン、イリノテカン。。思いつく薬ではあります。この他脱毛がゆっくりな薬は脱毛ペースは違ってきます）
こんな状況時にシャンプーをすると、ガクッと毛量が減ります。
これから脱毛が始まる方には怖く感じてしまうかもしれませんが、用意をしておけば大丈夫ですし、ご心配はありません。
バリカンを使うか、ショートで短くするかは生活環境や感じ方も違いますし、お気持ちで決めて良いことで無理をすることでもありません。
また意外かもしれませんが、バリカンで短くなった髪を触って、「お～」と微笑む方がほとんどです。
11月12日（火）がん患者さんのための『おしゃれマルシェ』ご参加お申し込みお待ちしております。
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