暖冬ですが、冬らしい日が続きますね。
今月13日にハラヴェンの治療が始まったIさまが、脱毛が始まりフルウィッグにしようかとのご相談のメールをいただきました。
以前はフルウィッグをお使いでしたが、5年ぐらい前から部分ウィッグをご使用されていました。
去年はイブランスでの治療もされていましたが、部分ウィッグでしのげる脱毛でした。
ハラヴェンの脱毛は個人差が大きく、何人もの患者さんの脱毛の行方を見てきた私にも予想がつきません。
パラパラと髪が落ちてしまうと困るのとフルウィッグに移行した時に違和感が無いように部分ウィッグとご自髪を後ろで纏めて生活していただくようにアドバイスしておりました。
「明日からフルウィッグで仕事に行こうかと被ってみたら、上手く被れなくて」とIさま
急遽、午後にご予約を入れ込みました。
ご自髪を短く切ってしまった方が被りやすかもしれないと思いました。
その前の週にフルウィッグの状態を見て、被らせてあげて大丈夫なのを私も確認したのですが、脱毛のせいか上手くいかないとのことでした。
フルウィッグも以前私が製作したものです。
お会いしましたIさまは
想像より脱毛が進んでいませんでした。
「なんだか切っちゃうの勿体ないね…」私
もう少し部分ウィッグで行けそうなので
毛先だけカットをして
万が一のためにフルウィッグの被り方の復習をしてお帰りになりました。
それから2週間が過ぎた昨日
脱毛が少なくなり今度は白髪が気になり出したとのことで
ヘアーマニキュアで白髪をお染めしました。
いつもなら、とっくにカラーでお染している時期でした。
さすがに前髪は薄くなってきていたので
部分ウィッグの装着位置を前方にして
部分ウィッグの前髪もカットで調整しました。
「今月3回も来ちゃって、すみません。。」
とIさま。
いえいえ、こういう方のための美容室なので。
私にも予想できないハラヴェンの脱毛。
「何かあったら、仕事帰りに寄っても良いですか?」
緊急時は少し遅い時間も対応しています。
「白髪が染まって、嬉しい」
とIさまはお帰りになりました。
アンスラサイクリン系やドセやパクリタキセルの脱毛の場合は
「短く切りましょう!」と言い切れるご自髪のカット。
ハラヴェンでも、上記の投薬と同じように脱毛してしまう方も過去にいました。
難しいけど、その時々で対応しております。
医療用ウィッグ・スリールhttps://www.sourire-wig.com
患者支援団体「ikus.医療美容ケア研究会」の加盟店です。