10月の初めにお電話をいただいた方が
これから脱毛を伴う治療が始まるので
ウィッグが必要になるとのことでした。
「猫目さんが通われていたお店ですよね？」
と久しぶりに猫目さんのお名前を耳にしました。
「猫目さん、そうですね。懐かしいです。。」
猫目さんは昔、乳がん患者さんにブログで有名な方でした。
今みたいにインスタも無くブログもそれほど多く無く、情報が少ない頃でした。
同病の方のために更新をされていました。
久しぶりに読み返すと2014年の12月が最後の更新で、年が明けてすぐにご友人の方からお電話で訃報をいただきました。
考えてみれば、お店の名前をシェモアChez Moiするときも、
猫目さんに相談したのを思い出しました。
カナダの大学で犯罪学をお教えする機会があった猫目さんは英語はもちろんフランス語もご理解がありました。
再発にための化学療法の点滴をした後、海外出張に行ったりと、とてもタフな方でした。
最後にいただいたメールは長い長い文章の終わりに、「まだまだ粘ります」と緩和病棟から。
私も疑いもせず、またお会いできると信じていました。
あれから、気がつくと随分年月が過ぎていました。
長年の猫目さんファンの方に
スリールをお作りした日に
「猫目さんのお陰でこちらに来れて、よかったです」
と言っていただきました。
猫目さん、天国でニコっとされているだろうな。
緩和病棟の猫目さんのブログを読み返すと
最後まで必要な方に情報をお教えしたかったのが、良くわかります。
猫目さんらしく、少しコミカルです。
宜しければ、お読みください。
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