ウィークエンド・カフェ・デ・サイエンス (WEcafe)

国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータによるサイエンスカフェWEcafe公式ブログ

【第3回 ミニWEcafe】わらびカフェレポート☆

2010年06月29日 | WEcafeイベント

2010年6月21日(月)
第3回 ミニWEcafe わらびカフェ
~ どんど来い、シダ植物 ~
も楽しく終了いたしました

   

参加して下さった皆様、ありがとうございました
今回もミニWEcafeでおなじみとなってきた cafe&bar さんさき坂さんが会場でした


今回は、なんと1日に2回の開催でした。
ゲストの海老原さん、ありがとうございました

1回目(16時~)は、10名の方に参加して頂き、
初めから積極的な展開のサイエンスカフェとなりました。



シダは、2つの人生?があるんだそうです

胞子が大きくなって…といってもコケのように小さな前葉体のとき(n)。
それから、受精を経て綺麗な葉っぱを持つ胞子体のとき(2n)。

ふだん目にする葉っぱ(たとえば、ゼンマイやワラビ)は胞子体と呼ばれているときだそうです。

まったく違う姿のときもあるんですねぇ。。。


 

みなさんが覗きこんでいるのは・・・
シダの葉っぱの裏にあるブツブツです。

実は、シダの葉っぱの裏にあるブツブツは胞子の入った袋が集まったものだそうです

拡大して見ていると、胞子がはじけ飛ぶのが観察できました~


そして、ひと休憩。


シダの1種であるワラビを使ったわらび餅を食べました。
ちなみに安いわらび餅は、ワラビではなく、タピオカのでんぷんなどが使われているそうです。

結構いいわらび餅だったと思うんですが、
おいしく召し上がっていただけたでしょうか??

休憩中も話題につきることはありませんでした。
シダの進化の話は気になるところです。


さぁ、日も暮れてきて2回目も始まりました。
(ちなみにスタッフと海老原さんは、休憩中にあんみつを食べて一休みしました。)




2回目は、なぜシダは巻いているの??という話から始まりました。




そして今回も休憩時間にはわらび餅を提供しましたが・・・
なんと、BGMつき。


バグパイプ(ドイツから直輸入!)を演奏しているのは、
海老原さんです!
しかも、演奏曲はシダの曲ですよ~

海老原さんの多彩さにびっくりです


あっというまに2回のサイエンスカフェは終了です。
私はとても楽しかったです

1回目と2回目でサイエンスカフェの雰囲気も少し違ったところが、
やはりサイエンスカフェは、参加者全員で作りあげるものなんだなぁ~と感じました。

参加された方も楽しんで頂けたでしょうか??

このブログをみて、面白そうだなぁと思ってくださった方、
ぜひ次回お待ちしています


それでは、ゲストの海老原さん、参加者の皆様を含め、このサイエンスカフェに関わる方みなさま、ありがとうございました。



おまけ

お茶をしながら、楽しくおしゃべり。



【WEcafe Vol.4】 地球温暖化とフィードバック レポート!

2010年06月22日 | WEcafeイベント
昨日は「わらびカフェ」にお越しくださったみなさま、ありがとうございました!
海老原先生との会話、楽しんでいただけたでしょうか??
何か新しいアイディアや、自然への考え方みたいなものを少しでも持ってかえっていただけたなら良いなぁと思っております。

さて、その報告もいずれさせていただきますが、ここでは先月開催した
サイエンス・カフェ「地球温暖化とフィードバック」のレポートを掲載いたします!
参加された方も、そうでない方も、ちょっと雰囲気を味わってみてください。


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○サイエンス・カフェ「地球温暖化とフィードバック」は国立科学博物館にて開催。
会場はちょっと奥まった所でした。






○参加者の方が集まり、カフェが始まります。






○まずは自己紹介から。伊勢さんは実はすごい経歴の持ち主なんです。






○フィードバックについて熱弁をふるう伊勢さん。
ある結果が、巡り巡ってそれ自身の次の結果に影響を及ぼすことを「フィードバック」と言うそうです。
温暖化の影響の中にも、このようなフィードバックが含まれているそう。
たとえば、雪や氷の反射に関するフィードバック。
温暖化すると、氷が溶けます。すると、氷の下から地面が出てきます。地面は氷よりも黒っぽいので、より太陽によって暖まりやすくなり、氷がとける速度が上がってしまいます。そしてさらに地面が出てきて…
このような「フィードバック」の影響を知ることが、温暖化予測の研究には大事なんだそうです。







○伊勢さんはとても気さくな方でした。
和やかな雰囲気でカフェは進みます。






○温暖化予測のはなし。一つのグラフを見ながら何十分もやりとりが続きました。
シミュレーションは、コンピューターの専門家だけでやっているわけではないそうです。社会科学の専門家がいくつかの将来シナリオを作り、地球科学の専門家が地球上の大気の動きなどの式を作り、生物の専門家は生き物が温暖化に対してどのようなフィードバックを与えるかを考え……
地球をシミュレーションをするためには、たくさんの研究者が力を合わせる必要があるんですね。





○参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました!
(左から、ファシリテーターの熊谷、ゲストの伊勢さん、コーディネーターの蓑田さん)



<WEcafe事務局・国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータ 熊谷 現>