2019年7月12日に開催したカエルカフェ(WEcafe vol.73「外来種はほんとに悪者?都会のカエル事情」)の開催の様子をまとめました
2018年10月13日(土)にWEcafe vol.72 「「謎の厄介者『水銀』を追え!」を開催しました!
☆参加者の感想☆
「水銀について考え変わったー。おもしろかった」
「分子は嘘をつかないとの名言が印象的だった」
「カボス酒 ごちそうさまでした」
「水銀にも種類があることが印象に残った。双方向なコミュニケーションは楽しい」
2018年9月22日、谷中のさんさき坂カフェでお魚のトークイベントを開催しました♪
タイトルは「中江さん、なんで奄美に色んな魚がいるの?」
こちらがお魚博士の中江さん。
5年かけて調査した奄美のお魚図鑑を見せてもらいました。
この分厚いカラー図鑑、まずは自費出版だそうな。
栗と鶏手羽の煮物定食が美味しかったー。
鹿児島みやげのキビナゴをつまみに、ビールもすすみます。
意外にも、奄美へ行ったことのある参加者はゼロでした。笑
魚を飼っているかた、シュノーケリングが趣味のかた、
魚の絵を描くのが好きなかた、近所だからなんとなく来たかた…
なんで南の魚はカラフルなんだろう?
南の海には魚の種類が多いのってなんで?
海の環境変化で魚の種類や数は減ってるの?
話は尽きず…
中江さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました!
2018年8月31日、映像作家の腰高さんを招いて
みのだNight!「クモをこよなく愛する映像作家と飲む会」を開催しました。
映画スパイダーマンの原作アメコミや
最近話題のハエトリグモ図鑑を
パラパラ眺めながら飲み始め・・・(*´∀`*)
総勢14名。
期せずして腰高さんの同僚も集い、
WEcafeスタッフが職場に混ぜてもらった感じで和みました。
閉会後の懇親会でもクモトークはじわじわ盛り上がり
23時ごろWEcafeスタッフのほうが先に帰りました。
楽しくお酒が飲めて夜はグッスリ。クモの夢を見ました。
(WEcafe事務局 蓑田)
2018年5月12日、WEcafe vol.69
「丹羽さん、燃料電池って未来のエネルギーになるの?」を開催しました。
ゲストは筑波から来てくださった丹羽(にわ)さん。
ゲストの丹羽さん、参加者21名、スタッフ3名でぎゅうぎゅうな店内。満員御礼でした。
テラス席で飲むビールもおいしいよね。
今回は学生さんの参加者も多かったですね。
中には、こうした科学のトークイベントの開催を
ご自身で計画しているという方もいらっしゃいました。
ゲスト丹羽さん:「僕がところどころで専門用語を言いますけど、気にしなくていいので聞き流してください」
ファシリテータ蓑田:「じゃぁ 言うなよ!」(一同 笑い)
気さくな丹羽さんで良かったです。(byファシリテータ)
丹羽さんご自身がレンタカーで燃料電池車を借りて
乗ってみたっていうエピソードが面白かったです。
燃料電池の実用化へ向けた5つの壁、エネファームのお値段、
バイオ燃料電池、そもそも燃料電池っていうネーミングはだなぁ、等々。
酔っぱらってしまいあまり覚えていませんが、
みんなと好き勝手に話せてスッキリしました。
2018年3月18日、トークイベントWEcafe vol.67「いつかパパ・ママになりたい!を叶える最先端の生殖補助医療技術」を開催しました。
19名が参加し、スタッフやゲストを含めると会場のさんさき坂カフェはほぼ満員。
生殖補助医療胚培養士(病院で卵子や精子を扱う技術者)による最新の医療技術の話題で盛り上がりました。
当日参加できなかった方のために、簡単な抜粋レポートを載せておきます。
不妊治療について
不妊の治療や検査を受けたことのある(または現在受けている)カップルは現在6組に1組(※1)。
将来的には3.5組に1組になるとも言われている。増加の主な理由は、晩婚化に伴う出産年齢の高齢化。
※1 出典:国立社会保障・人口問題研究所 第15回出生動向基本調査
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_report4.pdf
不妊の原因
WHOによると不妊症の約半数は男性に要因があるので、不妊治療は男女両方にとって切実な問題。
1. 年齢
(女性)人工授精、顕微授精後に胚を体内へ戻したときの妊娠率、不妊治療全般を受けた人の妊娠率は、(個人差はあるものの)35歳頃から急速に低下。流産率は35歳頃から増加(※2)。35歳以下の女性から卵提供を受けた場合は50代でも妊娠率が高いことから、卵の老化が主要因と考えられる。
※2 日本産科婦人科学会 生殖補助医療 妊娠率・生産率・流産率(2015年) 一部改変
(男性)きちんとした科学的なデータに乏しいが、老化すると言われている。
2. 疾病
(女性)あまり知られていないのは免疫疾患で、抗精子抗体を持つ場合。全ての精子を攻撃してしまうほどの強い抗精子抗体の場合には、顕微授精が必須。
3. 生活習慣や環境
(男性)心的ストレス、酒・タバコ→やめることによって状態が改善する。
熱をためないこと…PCを膝に乗せて長く過ごす、サウナに入りすぎる、自転車に長く乗る(血管が圧迫されて精巣の温度が上がる。精子は熱に弱いため、血流の悪化等がEDの原因になることも)、など。
ブリーフよりもトランクスの方がおすすめ。
現在の不妊治療のステップ
・最初に調べること
採血して、ホルモンの値や性感染症の感染がないか調べる。特に、クラミジアは伝染りやすく、自覚症状が無い場合が多い。
卵管や精管の閉塞を引き起こしていることもある。
1. 「タイミング法」
排卵日を調べて教える。
2. 「人工授精」
精子だけ預かる。状態のいい精子を選り分けて濃縮し、女性の体内に入れる(精液の成分のうち精子は1%程度)。
「人工」と言っているが、体内に入れてから精子と卵子が出会うのは自然に任せる方法。
3. 「体外受精」
精子も卵も採取する。卵は毎月複数個が競ってから最終的に1個のみ成熟し、他は消退し二度と排卵されない。
それらの卵も誘発剤を使って成熟させ、排卵前に内径1 mmほどの微小な針を使って回収し、シャーレの中で精子の液と混ぜ合わせる。
受精卵のうちの原則1個を女性の体内に戻す。
残りの受精卵は凍結保存し、着床しなかったときの再チャレンジや将来の第2子の妊娠のために利用されている。
4. 「顕微授精」
精子も卵も回収する。内径4.5 μmの細さのピペットを使い、卵の中に精子を1つだけ入れる。
処置前に卵の周辺にある顆粒膜細胞をピペットではがす。
授精の作業のために卵を固定するときは、胚培養士が顕微鏡に繋がったチューブを口で吸って陰圧をかけて微調整する。
意外にも全て手作業で、高い技術が必要。
・採卵時の痛みは?
麻酔をしたうえで膣壁から約2mmのところにある卵巣へ針を刺す。
針による穴は1ヶ月程度で修復するが、卵巣の休養期間として次の採卵まで3ヶ月程度は間を空ける場合がある。
・精子の採取方法は?
基本的には排出された精液を提出してもらうが、無精子症などで十分な精子の量が得られない場合は、精細管の基部に針をさして採取する。
採取の際には静脈全身麻酔を施すことが多い。
最新の治療技術
・DFI(DNA fragment Index)
DNAが断片化してしまっている精子の割合をDFI(DNA fragment Index)という。
精子のDFIが高いと受精率や妊娠率が低下するので、DFIの値によって不妊治療の方針を決める。
・着床前検査
受精卵の一部を採取し、残りは一度凍結保存。染色体検査をして異常がなかった胚だけを体内に戻す。
患者さんによっては、異常のない胚が43個中2個ということもあった。なかなか認可されなかったが、最近できるようになった。
妊娠中(着床後)に血液や羊水で調べる出生前診断は以前から許可されておりダウン症なども調べられるようになっているというのに、着床前の検査は認可までに時間がかかった。
今後の不妊治療について
・第三者からの提供(卵バンク・精子バンク)
海外では存在するが、日本では普及していない(実施している機関はある)。
・卵の凍結保存
35歳以前の女性から採取した卵を使えば、35歳以上でも妊娠率が高いことから、若い頃に卵を採取して凍結保存しておき、将来妊娠を希望したときに使用するという選択が一般的になるかもしれない。
・35歳の壁は乗り越えられないのか?
(個人差はあるものの)基本的には、生物学的に難しい。
胚培養士(生殖補助医療胚培養士)について
・仕事内容
産婦人科で顕微授精や体外受精、受精卵の培養などの生殖補助医療を行う医療技術者。
学会認定の資格で国家資格ではない。
麻布大学獣医学部で学んだゲストのように、大学生の頃から動物の受精卵の扱いや培養等の経験を積んでいる人もいれば、就職してから初めて勉強した人もいる。
(参加された教員の方からの質問に答えて)高校生に伝えたいこと
1. 卵も精子も老化する
不妊治療の技術は進んでも限界がある。晩婚化が進み、「出産は仕事が落ち着いてから」と考える方もいると思うが、35歳頃から妊娠率が低下していくことは知っておいてほしい。
2. 避妊具コンドームを使用してほしい
避妊具のコンドームは妊娠を避けるだけでなく性感染症も防げる。性感染症に無自覚なまま過ごした結果、卵管・精管の閉塞で妊娠困難となっている方がいる。
3. 不妊治療カップルへの理解を
不妊治療を受けるカップルは将来3.5組に1組になると言われている。より身近な存在になるし、自分がその対象になるかもしれない。妊娠を希望する人たちに対し理解しサポートするような社会になっていかないといけない。
2018年4月1日に、WEcafe vol.68 「進化の研究者と飲もう!」を開催しました。
東京・谷中にある会場のさんさき坂カフェ。
市民による楽しいイベントを幅広く開催している下町のカフェ&バーです。
さんさき坂カフェの店頭にもWEcafeの開催告知を貼っていただいています。
ちょうどWEcafeの前日には同店で島根県隠岐諸島(海士町)のフェアをやっていました。
WEcafeスタッフも参加者の皆さんも、隠岐の地酒を楽しみました! うまかった~
今回のWEcafeゲストは、生き物の進化や多様性を研究する山道真人さん(写真右)。
ファシリテータの蓑田裕美(写真左)と山道さんはふたりとも同じ高校(都立小石川高校)の同級生でした。
WEcafeを機に久しぶりの対面!
さんさき坂カフェ自家製のキンカンのお酒をいただきながら・・・♪
イベント冒頭から、参加者の質問やコメントがばんばん飛び交ってます。
宮崎県諸塚村から届いたスイートピーが活けられていました。豪華っ。
山道さん+参加者18人+WEcafeスタッフ3人の計22人で会場は満員!
楽しい夜でした。皆さんご参加ありがとうございました☆
2018年1月27日(土)、WEcafe座談会「理系お笑い芸人・黒ラブ教授に聞く! 興味の無い方とのサイエンスコミュニケーション」を開催しました。
参加者は12名。閉会後の懇親会ではおでん定食をいただきました!
当日のTwitter中継まとめ
https://togetter.com/li/1194064
2017年7月2日(日)、東京・谷中のさんさき坂カフェで
トークイベントWEcafe vol.62
「冷凍食品カフェ~ひやし方でおいしさが変わる~」を開催しました。
店頭に貼っているポスターを見て
ふらりと立ち寄ってくださった参加者もいらっしゃいました。
飛び入り参加大歓迎です。
蒸し暑い日は、さんさき坂カフェの小夏ハイボールに限る。
そろそろ開演です~
今回のゲストは食品冷凍研究者の小林りかさん。
食品冷凍とひとくちに言っても、
「冷凍前の素材に適した調理」×「凍結」×「貯蔵」×「解凍」の
4ステップで美味しさが左右されます。
小林さんは凍結~貯蔵~解凍の3ステップに渡って研究中。
凍結したときに食品の中で何が起こっているのか?
食品中の氷の粒を観察する方法や、
未来を担うかもしれない最新の冷凍方法について。
飛び入り歓迎のカウンター席。
今回の参加者は全部で12名でした。
フロアのあちこちから質問やみんなのコメントが飛び交います。
これが楽しいんだよなあ…
当日の様子はTwitterのまとめをご覧ください⇒ https://togetter.com/li/1125920
2017年6月4日(日)、東京・谷中のさんさき坂カフェで
トークイベントWEcafe vol.61
「細胞(のモデル)つくっちゃいました」を開催しました。
会場のさんさき坂カフェではお花がぐんぐん育ってます。
ひんやり美味しい、特製あんみつが売れ筋とのこと。
今日は細胞分裂がテーマ。カウンターまで満員御礼です。
何を飲もうかな…
アイスティーの方もいれば
白ワインの方もいます。
勉強会では無いので、自由にくつろいでください
ゲストは細胞の物理を調べる研究者 宮﨑牧人さん。
生き物や生命の仕組みを数式で表せることに魅力を感じて
「生物物理学」という分野に進んだとのこと。
細胞が分裂するって どういう仕組み?
分裂するときは、真ん中にくびれができる。
「なぜ、真ん中にうまくリングが作られるのか?」
この疑問が、宮﨑さんの研究テーマ。
じゃあ、それをどうやって調べよう??
宮﨑さんは細胞をすりつぶし、細胞分裂に関わる
タンパク質3種類だけを膜で包み、観察しました。
すると、リングが作られて、収縮までしたそうです!
こんな仕組みがあったなんて…!
最小限のタンパク質で生命現象を模してみようと試みる
斬新な実験方法でした。みんなビックリ
閉会後の懇親会はもう1ドリンクオーダーをお願いします!
みんな宮﨑さんのところに集まってきました。わらわら
ゲストの宮﨑さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!
当日のTwitter中継はこちら⇒ https://togetter.com/li/1125912