with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第4話《どこから始めよう・・・》

2023年01月06日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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2008年が明けた頃、どうしても行きたい気持ちが湧きあがってきちゃって、

そう思ったら、まずはツアーの検索。

この時はまだひとり旅なんて全く考えてないですから。

あるにはありました。でも、添乗員のつかないツアーです。

スタジアムや空港への移動もぜんぶ自分の力で

一人参加だと追加料金はこんなに 



誰かいないのかなあ・・・観戦経験ある人。観戦に行く予定の人。

リヴァプールFCファンの方と出会いたい。

その思いを知るとシルバ君からのアドバイス。

「リヴァプールFCファンの集まるクラブが存在してるはず



その存在を探しにサッカーグッズショップに行こう

ショップの店員さんなら知ってるかも

思い立ったら我慢が出来ない私。早速、渋谷のお店に出かけて(もちろん初めてのお店)

「アンフィールドに行きたい」「情報がほしい」と尋ねちゃいました。

親切な店員さんから「サポーターズクラブ」の存在のお話。

「ありました〜」入会するしかありません。

始めから「観戦に行きたい」って意思表示。

もうまっしぐらな私でした------

 

こうして経験者の方に出会えたのは春。

さあ、経験のある方が何人もいらっしゃいます。具体的になってきました。

「いつ観戦旅行に行きたいのか」ってところから少しずつ具体化していく日々のスタートです。



リーグ戦ももうすぐ終わり。だから目標は08-09シーズンのプレミアリーグか、チャンピオンズリーグ。

もう一つ、私にとって行きたい時期は、2008年内で、月の上旬の試合。

全く個人的理由なんですけどね。

ヨーロッパへの旅行ですからお仕事をさぼっちゃえる時期じゃないとね。

結局、その日程が「誰かと一緒に行けたらなあ」なんて甘〜い考えを捨てなきゃいけないきっかけになりました。



「自分の仕事の都合や、是非観戦してみたい試合に行きたい って考えるなら・・・

一人で行くって決心しなきゃ



始めにお知らせしたとおり、

初めてづくしで英語もダメダメ

決心なんて言っても不安だらけ。

でももうツアーの参加も、観戦予定の方に連れて行っていただく考えも捨てるしかない。

ここから個人旅行の一人旅を前提の準備が始まり。季節はもう夏です。

08-09プレミアリーグの日程の発表を待ちました。

 

次は月の上旬で、アンフィールドで行われるゲームのチェック。

一方で「海外激安航空券」サイトでちょっと日程や目的地を入れてみたり、

ホテルの予約サイトでもリヴァプールのホテルに日程を入れたり。

だって、予算はとっても大切だもの。

ブログや口コミもたくさん読みましたよ。

有難い情報、楽しいお話、随分助けていただきました



ブリティッシュエアウェイズはロストバゲッジがかなり多いみたい・・・

そう、ターミナル5がオープンの時ですね。

ヒースロー空港は飛行機の遅延も多いらしい・・・

乗継が違うターミナルだったりすると空港内移動は大変だよ・・・



もちろん悪いことばかりじゃなくて、

ロンドンの地下鉄は簡単

迷ったらタクシーが確実

コーチと呼ばれる長距離バスは物価の高いイギリスでとっても安く移動出来るよ



ロンドンから鉄道でリヴァプール行きが便利なの

それとも乗継便でマンチェスター空港が便利なの

アンフィールドへはバスだよね。

英語が苦手で、初めての街でバスなんて乗って移動出来るの



本気で考え始めたら、次々出てきます。

「分からないこと」「不安なこと」「知りたいこと」

 

 

 

続く

 


第3話《リヴァプールFCへの愛の始まり》

2023年01月06日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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そんな日々が続いたある移籍シーズン。シャビアロンソがリヴァプールFCに移籍。

えっ

それにベニテス(バレンシアの監督)がリヴァプールの監督に

私はアイマールのファン。だからバレンシアCFは好きなチーム。

UEFAカップだって応援してましたよ。バレンシアCFが決勝でドログバがいたマルセイユ(フランスのクラブ)と対戦したのも覚えてます。



この移籍の時からリヴァプールFCにちょっぴり興味。

気がつくと私の観戦力もかなりの上達ぶりで、

リヴァプールFCの試合を見ているとアロンソのパスの魅力の虜。

そうして見始めちゃったらリヴァプールFCのキャプテン、ジェラードだってすぐに大好きに

いつしか、シルバ君とはリヴァプールFCの試合の会話が中心の日々。



その上その頃のリヴァプールFCってすんなり勝ってくれない。

ファンの方ならご存じですよね。ヒヤヒヤ、ドキドキの試合

そんな時、決まってジェラードの活躍でエキサイトしちゃう。

チャンピオンズリーグの試合なんか、気がつくとまるで麻薬のよう



それに、スペインではサポーターがブーイングや白いハンカチを振るシーンがしばしば。

でも、リヴァプールFCのサポーターは相手チームの選手にも拍手。

負けていてもブーイングどころか聞こえてくる

「You'll Never Walk Alone」(リヴァプールFCの応援歌)

だからその頃はシルバ君とはリヴァプールFCの話に夢中。



加えて、シルバ君の仲間達とのフットサルの試合で応援参加をさせていただいたり。

何と偶然にも彼のユニフォームはアイマールの21 現在はシルバが21だよね。

初めてこんな近くてみるサッカー。

流石、ヨーロッパで鍛えてきたプロ並みの彼の足元には驚き

近くでその足技を楽しむことも覚えてしまいました。

普段はテレビのライブ中継で観戦しながら真夜中のメールで喜びあったり、

リヴァプールFCが来日の時(クラブワールドカップ)も一緒に横浜に行ったり。



あの出会った日からず〜っとそんな楽しい日々は続いて、

いつのまにか私にとってサッカー観戦は生活の大切な一部。

そしていつも彼からは、

「ヨーロッパのスタジアムの雰囲気の素晴らしさ」のお話も聞かされてる。



アロンソ好きから入ったリヴァプールFCだけど、ジェラードも大好き

トーレスも大好き

カイトだって、キャラガーだってマスチェラーノだって

気がつけばリヴァプールFCにすっかり心は奪われちゃってました。

Jスポーツの解説の皆さんは「アンフィールドは素晴らしい」なんて言ってくれ

ちゃう。

「行きた〜い」って気持ちがどんどん膨らんでくるのには十分過ぎる日々です。



もうひとつの運命も偶然ありました

オペラ歌手をしている人との出会い。

実はこの頃、日本代表戦の相手国の国歌を歌ってたんです。



アテネオリンピック代表戦やジーコジャパンの時の代表戦。

付き人として私もシルバ君も連れてっていただいちゃいました。

もちろん衣装にアイロンかけたりしますよ。付き人ですから

彼女は国歌を歌うわけですから、選手たちとピッチに上がります。

本番までの待ち時間、同じ通路で過ごす選手たち。

中田英寿 中村俊輔 中澤佑二 川口能活 稲本潤一etc…

オリンピック予選の時は、闘莉王 田中達也 鈴木啓太etc…みんな目の前にいる。

 

さあ、音楽と選手の掛け声と共に階段を上がれば、

4万人以上の観客の声援が響くピッチ

ピッチから360°の観客席を感じることが経験出来るなんて。

選手たちと同じピッチという場所で聞くサポーターの歓声。

開会式が終わるとVIPルームで試合を観戦。

こんな運命までが訪れるなんて・・・これは想像の範囲を超えちゃった経験です

アントニオ君が「チャオ」って声をかけてくれた時からほんのわずかな間の出来事です。

 

 

 

続く