with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第42話《一人旅に行ってみましょう!!!》最終話

2023年01月27日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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こんな私の長〜い観戦記にお付き合いしていただいてありがとうございました。

「リヴァプールの魅力」「フットボールの現地観戦の素晴らしさ」を期待してくださった方、

申し訳ありませんでした


今回の旅で、観戦記を書かせて頂こうと決めた時、「私に何が伝えられるんだろう」って考えました。

サッカー観戦もイングランド旅行も初めて。

その上、英語も殆ど出来ない私が、深くリヴァプールの魅力を伝えることには無理があります。

「私が書けることってあるのかなあ・・・」

「どんなことだろう


そうだ 私が出来ること

それは以前の私のような人達のための旅行のお話。

「リヴァプールに行ってみたい でも、一人で旅行なんて自信がない

「フットボール観戦に行ってみたい でも、どんな準備をしたら実現するの

そんな疑問を持って、ちょっと不安な方々へのメッセージなら・・・

そんな皆さんが一歩を踏み出せるように力を貸してあげることなのかも

その為には、「自らのちょっぴりおバカで恥ずかしいことも含めてお伝えすることかな・・・」って思いました。


「行きたい」って思った時、

結局「英語が出来ない」と言うところが一番の不安と葛藤になるんですよね。

「コミュニケーション」が取れるなら、大抵のことは問題がなくなります。

それから、私の「行ってみたい」の思いに、たくさんの方が励ましてくれました。

でも、励ましていただいてるのは承知しているのに、

「大丈夫だよ 英語なんて何とかなるよ

「えっ 私はツアーなんて利用したことないよ。いつも個人旅行だよ

「英語は義務教育で勉強してきたんだし・・・

意外にも、それらの言葉にちょっぴり傷ついてる自分がいるのです


「今まで、私は何もしないで過ごしてきたの・・・」

「ツアーで海外旅行をするってそんなに情けないことなのかなあ・・・」

「学生の時には英語の授業があったのに出来ないなんて恥ずかしいこと・・・」

ちょっとへこんじゃったりもしました。

でも、ある時、考えが変わったんです。

別に人生を怠けたとか、勉強してなかったとかじゃなくて、自分の生活環境で今まで必要なかったってこと

もちろん、生活環境に必要がなくても、自ら勉強してる方もいると思います。

でも、それらは単に出会いの問題なんじゃないの


例えば現在の私。

リヴァプールを一人で旅して、それがこうして観戦記を書かせて頂いてる。

その巡り合わせが、次には自分のホームページを作成しようと、只今、パソコンに取組中

人はそれぞれ、出会うもの、興味を持つものが違うだけ

そして出会う時期の違いに過ぎない。

今はまだ、特に夢中になるものに出会ってない人

その人もまた、それでいいんじゃない人はそれぞれなんだもの


仕事にしても各々の取り組まなければならないことが違うはずですよね。

そして気がつくとその仕事で得られたノウハウの積み重ねが、その後の自分の可能性だったりする。

そんな日々を知っている友人たち。たとえ英語がダメな私でも、

素晴らしい友人たちがそばにいてくれるんですよね

リヴァプールFCに興味を持つまで、英語を勉強することには興味がなかったってことだよね。

仕事においても必要がなかったしね。

結局は、人はそれぞれその生活環境や興味の対象でその知識や得意な事柄が違うってことに過ぎないんじゃないの

そう、英語が出来ないことを悔やむ必要なんてないよ。堂々とアドバイスを求めればいい。

そして、みんなから頂いた勇気と一緒に、中身の濃い自分のための旅行を実現させてほしいなあ。


同時に英語が得意で個人旅行、観戦旅行の経験者の皆さん

不安な友人が近くにいたら、何を伝え、どう励ましてあげたら力になれるのか・・・

英語が苦手な私が感じた皆さんとのギャップを参考にしてほしいと思ったりもしました。

そのギャップが埋まると、あなたの友人は喜んでくれるはず


本当のことを書かせていただくのなら、

例えば経験された方が感じたことを書かれてる観戦記や旅行記を読ませていただいても、

それから現地の様子を話して頂いても、現地を体験したことのない私。

その「楽しさ」は十分に伝わってきても、実際に現地に行くための情報としたら、

「もうちょっと具体化して頂けたら」って感じてました

地図や写真を利用して具体的なアドバイスになると、

あなたを頼って尋ねてきた人達に喜んでいただけると思いました


私は本当に恵まれていて、ちょっとしたきっかけだったのに、その時の友人たちとの出会いから、

今では毎週のようにフットボールを楽しんで、その試合の戦術について教えていただいたり、

活躍したフットボーラー達の素晴らしさを教えていただいたり・・・

今もそんな日々を幸せに感じながら、たくさんの新しい情報をスポンジのように吸収できる環境にあります。


気がついたら大好きになっていたリヴァプールFC。

ここまで私を引き上げてくれた友人たちの存在には感謝の気持ちで一杯です。

そのことが自分の新たな冒険になり、また、違う自分に出会えたのですから

試合はその時々いつも違うので、また若い選手のプレーに期待したり、

感動したりと尽きることなんてなく楽しみも続きますね。

だから感謝の気持ちを込めて私が出来ることは、一人でも多くの方に、

御自分の不安を乗り越えて新しい冒険にチャレンジしていただく

その手助けになれることかな


是非、私の観戦記で疑似体験をしてみてほしい

そして、私の失敗を笑って楽しんでください。

「な〜んだ、こんなのでいいなら私にだって出来るじゃん」って思ってくださいね。

そしていつか、大好きなフットボールをリヴァプールをアンフィールドを

思い切って生で味わってください。

そうしたらまた訪ねたくなる街、リヴァプール・・・

そうしたらきっと「英語を頑張ってみようかな」なんて気持ちだってあなたの心に湧いてくるかも・・・

そうしたら、英語にちょっぴり自信が出来ると、もっと違うイングランドだって味わってみたくなるかも・・・


リヴァプールFCは私をこの先、どこへ連れてってくれるのでしょうね。

想像しただけでドキドキしちゃいます

あなたもドキドキしてください。

リヴァプールFCのことが大好きになってから、素敵なことがこの先繋がって行くのが見えるようです。

友人だけじゃなくてスカウスハウスさんを始め、シミュレーションをしてくれたJTBトラベルデザイナーさん、

ユーロスターの情報を届けてくれたみゅうロンドンさん。

今回の旅行で助けていただきました。

プロの方たちだって、あなたの「旅を実現させたい気持ち」を助けてくれるはずです。


私ごとですが、2009年1月、次回の観戦旅行、またその次の観戦旅行を目指して英語のレッスンを始めました。

Shintaro先生です

先生とカフェで話すテーマはリヴァプールFCのことばかりo

英語なんて嫌いだったはずなのに、楽しい時間は「あっ」と言う間です。

こうして、また、私の観戦旅行を応援してくれる方に出会えました。


英語の苦手なあなた

ツアー旅行しかしたことのないあなた

海外への一人旅の経験がないあなた

今までの自分を超えて、テレビの中で繰り広げられてる大好きなリヴァプールFCの試合を生観戦するのは遠い話じゃないですよ


さあ、アンフィールドへ行ってみましょう

さあ、ひとり旅に出てみましょう

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 


第41話《無事、帰国出来たよ》

2023年01月27日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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出発の朝は駅前のパン屋さんまでお散歩をしました。

実はこのパン屋さんのことはずっと気になっていたんです。

アールズコートの駅を外に出ると、通りを挟んだ目の前にパン屋さん。

駅前を通るたび、寄ってみたかったんです。

初めて中に入ってみると、思っていた通り

「美味しそう


焼きたてのパンを選んで、コーヒーも買ってホテルの部屋に戻りました。

窓から公園が眺められるホテルなのに、部屋でゆっくり過ごしてたのは夜ばかり。

シャワーを浴びて、缶ビールを開けて、ちょっとTVを楽しんだら眠る時間。

そんな訳で最終日の朝は焼きたてのパンとコーヒーを部屋に持ち込んで、公園を眺めながら朝食



イギリスに来て素晴らしさを感じたのは緑の多さ

そして季節もちょうど秋・・・

公園の樹木や街路樹が黄色く色づいていて映画を観ているよう

「あら、可愛い 犬のお散歩」公園の中を自由に走るワンちゃん

ホテルの部屋からの景色を楽しまずに帰国なんてもったいない


出発までの時間、本当はケンジントン宮殿の方に散歩したかったんです。

でも、あのチェルシー戦の帰り、地下鉄の突然のストップ。

到着した夜、ロンドンで暮らす友人が話してくれた、

「よく止まってしまう地下鉄」の話

これらが重なって、やっぱり早めに空港に行こうと決めました

最後まで安全で行かなきゃね。

もし、トラブルがあっても10日位のイギリス旅行。英語力アップしてるわけじゃない。

最後まで気を引き締めていましょう。



焼きたてパンを部屋からの公園の景色と一緒に頂く朝食。

心地よいロンドン最終日の朝食を済ませて、さあ、チェックアウト

そして随分と慣れた地下鉄に乗車してヒースロー空港を目指します。



冒険の旅ともお別れ。

「なんてイギリスは私に優しかったんだろう

帰路についている私に、「ほらまたきれいな青空

出迎えも青空だったよね。

青空を眺めながら、無事にこの旅を楽しめたこと

願いが叶ったことを神様に感謝

ちょっと感傷的な私。

「また、きっと来るからね



暫く揺られていると、地下鉄はターミナル5に到着。

「広い ものすご〜く広い

さあ、どうしたらいいんだろう。

成田での手順を思い出してみよう・・・

「そうだ 荷物を預けながらチェックインだ



でも、チェックイン出来るらしいカウンターが見当たらな〜い

自動チェックインだけなのかな

今回の成田や、一番最近旅行したウィーンでも、荷物を預けながらカウンターでチェックインしちゃった〜

自動チェックインの経験はないんだよね



「そうだ」空港の制服を着た女性を捕まえて「チェックインしたい」って言ってみよう

やっぱり機械の前に連れていかれちゃった〜。

そりゃあ、「Check In」って書いてあるし、それくらいなら読めま〜す。

「一人で扱ったことがないから不安なんですよ〜



「あれ 気持ちが通じたの」操作を手伝ってくれました〜。

「Reservation・・・」そうか予約番号を入力。

次は、「何か差し込むの」パスポートを開いて入れるんだ〜。

「あっ 座席が表示されたよ。」「中央の席だあ

「仕方ないかあ」って諦めてたら、お姉さんが他の空席を探してくれてる。

通路側の席に空きは無かったけれど、窓側の席を選んでくれました。

親切ですね 「ありがとう

「わあい 終了



「…じゃなかった

その後に英文で質問が続く・・・お姉さんが読んでくれてる・・・

「YES」「NO」の答えを要求してくるんだけど、

「分からな〜い

私の表情を見て、お姉さんは察してくれたのか、私に「ウェイト」って制して駆けていっちゃった。

仕方なくボ〜ッと待っている・・・すると、何やら紙を持って戻って来て私に見せてくれた。

「な〜んだ ちゃんとあったんだあ」



お姉さんが見せてくれたのは、最後の質問を翻訳したもの。

日本語、韓国語、中国語で書かれてました。

よくある質問です。

「あなたは知らない人から何か荷物を預かりましたか?」そんな内容の質問が何問かありました。

分からないときはとりあえず「NO」を選択するのが安全。

パソコン操作では聞いてたけど、飛行機も一緒だね。

分からなかったら「NO」って答えよう

「YES」って答えてたら大変



次は手荷物検査。

これがまた成田やウィーンの時と大違い。時間が掛かるから大混雑。

私も初めての経験。

なっ なっ なっ なんと・・・・靴まで脱ぐ

たとえ見えなくても、ブーツの中の靴下にも気をつけようね。

スニーカーのように紐靴の人は大変。

イスは紐を結ぶ人で埋まってる

かわいそうなのはパンプスの女性。

ストッキング一枚で足が冷たそう・・・

つま先立ちして、小走りで前に進んでる。

「ここまでするとは!」想像してなかった〜。



「ふ〜っ」なんとか通過してやっとショッピングタイム。

「ここも広〜い」なんて広い空港なんだろう。

でも、三月にオープンした時には悪評高かったターミナル5なんだよね。

「ロストバッゲージとか・・・」



あまりにも広〜いターミナル内「ショッピングにも疲れちゃった。」

空いてる椅子に座って、電光表示板をひたすら眺めてる。

だって直前まで搭乗ゲートは確認出来ないんだもの。

だから落ち着いて買い物もしてられないんだよね〜

「緊張するなあ・・・ こ〜んなに広いターミナルの何処に行くことになるんだろう。」



「あっ やっと電光掲示板にゲートナンバーが出た 36番だあ

一斉にみんな移動してくよ。よしっ ついて行こう

エスカレーターで下って、電車のようなものにも乗って、ずっと先まで歩いて・・・

「広すぎだよね

36番ゲートが見えてきて本当の意味で安心した。

この後はもうパスポートを見せて搭乗したら、自動的に成田まで運んでくれる。

寝過ごす心配もないし、機内には日本人のスタッフだっていてくれるし、何だかとっても安堵。

暫くすると、団体旅行の方が大勢移動してきて、添乗員さんが説明している。

その風景を懐かしく見ている私がいたよ。もうずっと昔のことのように・・・

「ちょっぴり誇らしげに

「いえいえ、まだまだです・・・」



搭乗すると席は窓側しかなかったから、隣が気になっちゃう。

日本に観光旅行らしい男性が2名。

「Japan」って書かれたガイドブックが何だか不思議だった。

機内からは陸と海との境がはっきり見える程の天候にも恵まれて、

歓迎してなかったはずの窓側の席を楽しむことが出来ました。

「尻尾まで美味しいあんこが詰まっているたい焼き

そんな旅行が出来たみたい。

さあ、この旅もあとは飛行機が私を成田に運んでくれるだけになりました

 

 

 

 

続く

 


第40話《パリも暮れて》

2023年01月27日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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短いパリ滞在時間はあっという間に終了。

30分前までにチェックインを済ませるために、帰りも早めに駅に到着。

せっかくのパリだから、駅の近くのカフェでカフェオレを頂いて、

フランスパンのサンドウィッチを購入して時間を待つことに。



「こんどはバレンシアまで来てね」

「うん、リヴァプールで観戦したら、ジョンレノン空港からバルセロナに行けるはずだよ

「じゃあ、次回はスペインで会おうね


そして再び出入国審査。

こんどはイギリス入国だから、パリに来る時とは違って朝より厳しいよ〜

朝、イギリスを出国したのに、「入国カードの記入」もまた必要。

この厳しさにはちょっとうんざり・・・



審査官が「いつまでいるのか」って聞いてくる。

今朝、イギリスを出国して、また帰るのに・・・

「明日、日本に帰ります」って返事しちゃった。

噂どおり厳しいなあ。



発車時間は夕食時。

車内では向いに座る女性も横の女性もサンドウィッチとポテトチップスで食事してる。

「チップスは必須らし〜い

私はホテルでシャワーを浴びてビールが飲みたい。

だから、フランスパンのサンドウィッチを食べないで持ち帰ることにしてます。

今まではイギリスのサンドウィッチの食事だから、フランスのサンドウィッチがかなり楽しみですね。

噂ではフランスのサンドウィッチはとっても美味しいらしい。


「あ〜、また眠っちゃった 気がつくともうセントパンクラス駅に到着

出入国手続きは済んでるので、到着後は検査も何もない。地下鉄でホテルに戻るだけ。

アールズコート駅はやっぱり便利ですね。

もう22時頃なのに駅の周りには何軒かコンビニやスーパーが営業中。

少し歩くと、リヴァプールにもあった大きなスーパーTESCOが24時間営業だしね。

私はそんなに大きなスーパーは必要ないから行かなかったけれど・・・

「所詮ビールがほしいだけだしね



もう慣れた通り。

ホテルへ向かう道のスーパーで冷えたビールを買って、さあ今夜は最後の夜だよ。

ちょっぴり切なくて悲しい。

この見慣れた通りとも、もうすぐお別れなんだなあ



「あっ 腰の痛みも消えてる

パリの街をあんなに歩いたはずなのに・・・

「湿布薬をありがとうございました 感謝で〜す

旅行の時しか持たないスーツケース。

帰りはお土産分も増えちゃうし、気をつけるようにしなくちゃね

 

 

 

 

続く

 


第39話《ヨーロッパのトイレの話》

2023年01月27日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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現実に戻りましょう

パリの街をぶらぶらしながら、トイレを探しにビルの中へ入ってみました。

きょろきょろするけど見つからない。

すると彼女、前方から来た女性にいきなり「マダム、トワレット

「わぁ 感心しちゃ〜う

これで何とかなるんだ さすが旅慣れた彼女。

その女性はビルの奥の方に案内してくださいました。

初めての旅先。慣れた友人と一緒だと安心。

チップは必要でしたけど「ホッ



そういえばオーストリア旅行の時もカフェや公園、美術館、いろいろな場所でチップが必要だったなあ。

トイレの度に「コインある」とか「ちょっと貸して」とか、仲間の間で会話が行き交う。

その代わり、公園でもどこでもきれいで感心しちゃった〜。

気持ちいいですよねえ。



対照的なのがアメリカやメキシコだった。

公園でトイレに行くなんてありえな〜い

怖くてトイレの利用なんか出来なかった経験がある。

だから、レストラン、ホテル、ショッピングセンターとか探さないといけないんだよね。

そんなトイレ事情を考えると、大好きなビールを我慢してました


イギリスは大きな駅ではコインが必要だったけど、

デパートやカフェでは必要なくて利用しやすかった。

口コミなどで知った公衆トイレ。それをバスターミナルで見ましたよ

横を歩いていた女性が歩道にある大きな箱のようなものの扉を開けたので、

「なんだろう」って覗いたらトイレだった。



扉を開けて外に出ると天井からのシャワーで洗い流されるらしい・・・

「利用するのは勇気いるなあ。」

だって、ミスしたらずぶ濡れ


そういえば昔、スリランカの国際空港でのお話。

いきなり空港トイレでチップが必要だったのに驚いたことがあったっけ。

まだ空港到着直後。「海外に来た」って意識も薄かったせいか、連れにバッグを預けて化粧室に入った私。

すると、入口に女性が座っていた。

最初は何してるのかわからなかった。

トイレに入ってみると、備え付けのペーパーが無〜い

チップを渡すと引き換えにペーパーを渡してくれるってことがわかって、

慌てて連れのところにバッグを取りに戻ったのでした。



海外でのトイレ利用。女性にとっては慣れるまでたいへんですよね

「いえ 重大問題です

 

 

 

 

続く

 


第38話《シャンゼリゼ通りを歩こう!》

2023年01月27日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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まず地下鉄乗り場を目指そう。

今日は友人が一緒だから安心。と言うか、お任せ状態の私。

だって一人じゃないから、やっと緊張感が解けた旅です。

でも、彼女は「英語とスペイン語は何とか分かるけどフランス語は分からない」って言っていました。

「私よりはマシでしょ



早速、地下鉄の自動発券機に挑戦。

あれこれ、やってはみたものの分からない。

誰かと一緒だと随分気軽に挑戦できる。

「この気楽さは違うよね



発券機のそばに見知らぬおじさんが近づいてきた。

何か言ってる。

そして、彼女が答えてる。

私には・・・「

彼女曰く「今日は地下鉄が無料らしい

「ええっ

「でも、どうやって切符無しで乗るの

「分からない・・・おじさんがそう言ってたよ

「でも、改札を通れないよ

「おかしいなあ・・・

彼女のフランス語・・・不安だ



結局諦めて窓口に並ぶことにしました。そして指で10を示して回数券を購入。

言葉は分からなくても凄いのは彼女の度胸

「頼れるなあ・・・



さあ、地下鉄に乗ってサンジェルマンデュプレへ到着。

この駅の近くの日本料理店「えん」で、職場の女性の彼氏が板前をしてると聞いて、

「パリで本格的な日本料理なんて不思議」と、行ってみることにしました。

遠距離恋愛だけど楽しそうなんだ。

ヴァケーションにはイタリアやギリシャやスイスって、毎年違う国で過ごしてるらしい

「えっ 今年はクロアチア

「きゃ〜 ステキ



お店はすぐに見つかって彼氏に会えました。スタッフの方々は日本人です。

そして、パリの街で本格的な日本料理とお蕎麦を御馳走していただいちゃいました。

「柿なます」とか「出し巻き卵」「天ぷら蕎麦」と「鴨南蛮」も頂きました



赤ワインと和食。パリの街の風景。

久しぶりに会えた友人の笑顔・・・

勇気を持って旅行に挑戦して良かった

「これこそが個人旅行」すべてを自分らしく自由に計画

旅を振り返ると予定していたことは殆ど実現したね。


何だか、旅行に出発する前の自分と今の自分との変化を感じてます。

私が個人旅行に来るのって勇気が必要だったけど、その不安が多い分、

旅先では多くの親切を感じられて、幸せが詰まった旅になってる気がします。



それにこうして旅行に出ようと準備してみると、

ロンドンで暮らしてる友人、

ヨーロッパの旅に出てバレンシアにいる友人、

パリで働いてる職場の女性の彼氏。

なんか自分でも驚き

いるじゃない、遠く欧州の空の下で会える人たちが



久々の友人との再会、日本人スタッフからもてなされる美味しい和食。

こんなに素敵なお食事を頂く至福の時・・・

「あ〜 やっちゃった

ここはパリなのにチップを忘れてお店を出ちゃった。

「また失敗。ごめんなさ〜い。」いかに心が解れちゃってたかですね。

(帰国してからお礼と一緒に謝らせていただきました。ゴメンナサイ



さあ、お腹も大満足。雨もまだ大丈夫そう。

「シャンゼリゼ通りを歩こう

この日のために友人はiPodに「オーシャンゼリゼ」をインストールしてきてくれた。

二人で一つのiPodをイヤホンで聞きながら、凱旋門を目指してお散歩。

「お〜シャンゼリゼー お〜シャンゼリゼー

何て素敵な時間なんだろう・・・

何てきれいな街並み 何て楽しい曲 何て優しい人々

とても短い滞在時間だったけれど、そこは頑張ってパリ観光

 

 

 

 

続く