with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第18話《コーチに乗ってみま〜す!》

2023年01月16日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

この旅の写真はこちら

到着した日と同じように、今日のロンドンのお天気はいい感じ。

ホテルをチェックアウトしてヴィクトリア駅へ出発。

ここへも乗り換え無しで簡単に移動が出来ちゃうよ。




問題は地下鉄ヴィクトリア駅に到着してからなんだよねえ。

ここではユーロスターのティケットを旅行会社から受け取ってヴィクトリアコーチステーションへ行く予定。



「わぁ〜 とても大きな駅だ

地下鉄の駅に到着したものの、どっちに出たらいいんだろう・・・

ここで準備の失敗が

旅行会社の場所が書かれた分かりやすい地図。

ヴィクトリア駅もヴィクトリアコーチステーションもしっかり載ってるし、

「これはいいかもって手に持っていた私。





取りあえず地上に出みる。

もちろんスーツケースを引きながら、バッグを提げて、地図を手にしてだよ。

「どっちに行くの・・・

すると前方から優しそうな金髪のお姉さん。

「よし 尋ねてみよう

地図を見せてお姉さんに行きたいところを指してみる。

 

ここで失敗に気付いちゃいました〜

地図は日本人に見慣れてる書き方だった

だって日本の旅行会社が日本人向けに用意してくれてる地図だもん

お姉さんには見慣れない地図なんだよねえ。

英語で書かれてても地図と場所を一致させるのに苦労してる。

私がアールズコートで初めて地図と現地を一致させるのに分かり難かったのと同じ現象だね。

ごめんなさい、お姉さん




かなり悩ませちゃったけれど無事に方向を教えていただいて

(もちろん指でさしてくれたから分かっただけ)

旅行会社「みゅうロンドン」に到着

「日本人のスタッフだから嬉しい

やっと気軽に話せるね。

ユーロスターのティケットを受け取ればいいのに、優しいスタッフ相手についついおしゃべりしちゃう私。



この日までの旅で聞きたかったことは当然、これから乗車するコーチのことまで。

これからリヴァプールにフットボール観戦の予定の話も・・・

ついつい日本語で話せるのが嬉しくなっちゃうんだよね





もっとお話をしていたいけどそろそろコーチステーションに行かなきゃ

こんどはスタッフに場所を教えていただいて簡単に到着。

入口を入ると頭上には電光掲示板。

「N550」リヴァプール行きを探すと・・・

「あった〜」無事、見つけられました 「13番だって

緊張して何度も確認してる私。ここでミスは絶対出来ない。

間違えたりしたら対処出来る実力なんてあるわけない






その駅の大きさには驚き

奥に奥に番号を探して進むと外に出ちゃう。

「まだ無いよ〜」

横断歩道を渡るとまた入口。

「こんなに広いんだあ、、、」

ちょっと侮ってたな。バスだと思って。






やっと見つけた13番

電光掲示板で確認すると「N550」は3番目に出発の表示。

「うんうん、ここかあ」

確認出来たのもつかの間。

「N550」って確かにあるけど行き先はリヴァプールじゃない

「どうしよう、、、」






でも、確かスカウスハウスさんからのメールに

「リヴァプール行きになっていないかも知れない」ようなことが書いてあったような・・・


何だか出発の時までちょっぴり心配な時間を過ごしながら、昼食のサンドイッチを購入したりトイレに行ったり。

そう、初めてここで有料のトイレを利用してみたよ。

「いくらなんだろう・・・」他の人達が利用しているのを確認。

「私も利用してみよう」

「結構きれいで快適だ〜 広〜い

スーツケースを引いての利用がしやすくなってる。

一人旅っていつでもスーツケースをお供させてないといけないもんね。






ついに私が乗車するバスの番だ。

目の前のバスは表示がリヴァプールじゃな〜い

そっと前の人の「e-ティケット」を覗くと「N550」ってあった。

ちょっと安心

乗車する時に「リヴァプール行き」って聞いてみればいいね。

そう思いながら並んでると、ティケットを確認したおじさんは私に後ろのバスを指さす。

 

「リヴァプール行きのバスがあった〜

「な〜んだ、後ろのバスがそうだったんだ〜

どういう訳か行先によって2台のバスに分けたみたい。

終点のリヴァプールまで行く乗客はみんな後ろのバスらしい。




さあ、「安心して乗車するだけ」って思ったらまたまた私には難関

スーツケースは自分でバスに積む

日本だったらリムジンに乗車するときって係の人が積んでくれるよね。

行先のタグを付けて、降車した時はスーツケースも降ろしてくれてる。




「甘かった〜

スーツケースは自分で積むんだ〜。

しかも私の胸の高さに持ち上げないといけな〜い。

スーツケースがそんな高い場所に持ち上げられる訳ないよ〜

かろうじておじいちゃんが手伝ってくださって無事積めたけど、

後でこれがリヴァプールで過ごす日々に影響が出ちゃうなんて




まあ、ともあれやっとロンドンを出発。

約6時間のバスの旅。これから目指すのはリヴァプール

景色を眺めながらこんな風に時間をかけて訪ねるのも、なんだか素敵かもしれないね~

今までのことを思い出す時間もたっぷりあって、リヴァプールへの思いは深まっちゃう

「わあ〜 旅って感慨深くしてくれるんですねえ」

 

バスはトイレもついてるし安心。

2台に分けてくれたからゆったり一人2席が使えてリラックス。

暫くするとバスは高速道路に入った。

これがイギリスの田舎の風景・・・

別に何にもない景色がずっと続いてるのを眺めながら、

「眠〜い



気がつくとバスは駐車場に到着。

何だかここは高速道路のサービスエリアみたい。

駐車場は他の車とは隔離されてて、コーチ専用になってるみたい。

エンジン音が停止したと思ったら、運転手さんは何か言ってバスを降りちゃった。

「えっ 何 分からない

もちろん想定済みのことだからメモ用紙とペンを用意してあったよ。

出発時間のミスをしないように書いてもらうつもりでね。

でも、すぐに運転手さんはバスを降りちゃうし、乗客の方たちはみんな別々に座っていてしゃべる様子もない。

これって何だか聞ける雰囲気じゃないんだよね。



こんな場所に置いてきぼりされちゃうのが一番怖い

結局バスに乗車してることにしちゃった。

「あ〜あ、情けない

でも良かった乗車したままの人も結構いるんだ〜 外は寒いからかなあ。

用意してきたサンドウィッチで昼食としよう。

きっと運転手さんも昼食を頂いてるんだよね。

当たり前かあ。6時間も休憩なしに運転するわけない

 

 

 

 

続く