with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第37話《ロンドンからパリだって行けた!!!》

2023年01月26日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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今回の観戦旅行! まさかパリまで行くことになるとは・・・

4月中旬、ひとりでヨーロッパに旅立った友人。

その別れの時の会話です。

「ヨーロッパのどこかの街で再会なんて出来たらドキドキだよね

半分は冗談のつもりだったんです



観戦する試合も決定して、友人にメール 今バレンシアに滞在中らしい

確か、旅立った時にはサンマリノに行くって

語学力が乏しい私からすると尊敬です

「じゃあパリで会おうよ

あれ 何だか簡単に決まっちゃいました



旅の準備の時に書かせて頂いた通り、よりによってユーロスターの火災発生。

予約にはかなりの手間がかかったけれど、

突然、メールをして相談した旅行会社みゅう。そのロンドンの支店の方にはとても親切に対応していただきました。

繰り返しの運行状況のチェック。

その状況が落ち着くのを待ってから乗車券の手配。

とても御世話をおかけしました



ユーロスターは出発の30分前までにチェックインを済ませていないと乗車出来ないらしい。

リヴァプールに出発の朝、ビクトリア駅にある株式会社みゅうロンドン支店にてチケットを受け取る時、

旅行会社の方から再び忠告がありました。

「そうだ 旅行会社からのメールにも書かれていたっけ

「遅れないようにしなきゃ

そんな訳で、始発の地下鉄でキングスクロス・セントパンクラス駅へ移動。

7時20分発だから6時50分にはチェックインが終わってないといけない計算だよねえ。

アールズコート駅からキングスクロス・セントパンクラス駅までは15分くらい。

でも、到着してからユーロスターが発車するセントパンクラス駅へは少し歩かなければならない。



さすがにインターナショナルステーション。駅構内はとても広いもの。

それらを想定して計算すると6時位には地下鉄に乗ってないと乗り遅れの危険ってことになっちゃう

遅れるのが怖い私は余裕を持ってホテルを出発。少し早目に到着しました

「そうだ コーヒーを買ってゆっくり体を温めて待つことにしよう」

構内にはパリのコーヒーショップがありました。

心はもうパリ



「あ〜 また、失敗だ〜

鉄道だから甘く見てました〜。

「ティケットを機械に通してチェックインするだけ」

なんて気軽に考えてたら、その次に手荷物検査がありました。

「冷静に考えれば、そうですよねえ」

そして、そこはやはりイギリス。鉄道でも厳しい

私のコーヒーに目を止めた検査官の方。

「飲んでしまって」って言ってるみたいだ。たぶん・・・

私は「出来ない」って意思表示。理解してくれたみたい。たぶん・・・

すると検査官の方は床を指した。

「そこに置いて」ってことね。たぶん



仕方がないからコーヒーを床に置いて荷物検査。

そしてパスポートを見せて、出入国手続き完了

空港の時と違うのは、入出国が一緒ってこと

インターナショナルステーションだったんだよね。出国するんだった・・・

手続きが無事に終了して後は乗車を待つだけ。



ぎりぎりになっても電光掲示板に発車ホームが表示されなくて目が離せない。

ちょっと緊張の時間が過ぎて、どうにかこうにかユーロスターに乗車。

「ヤッター ユーロスターだ〜

落ち着いた車内はヴァージントレインとはかなり雰囲気が違うよ〜。


今日会う友人は雨女。

晴れ女の私と彼女との微妙なバランスで今にも降りそうな空模様だけど…雨は降ってない。

「せっかくのパリ、降らないでね

「神様、宜しくね



霧で霞んだヨーロッパの田舎の風景を眺めていると・・・

長〜いトンネル。そして2時間30分ほどでパリ北駅到着。

イギリス側のセントパンクラス駅に比べると地味な駅だなあ。

友達に無事に会えるか心配。

アライバルエリアに姿は見えない。

携帯電話を掛けてみる。

「通じた

「良かった



「きゃー元気だった〜

感動のパリでの再会 あの時のままの友人

感動の気持ちもそのまま、こんどはパリの地下鉄に乗るぞ

 

 

 

 

続く

 


第36話《もう地下鉄利用はバッチリ》

2023年01月26日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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問題は地下鉄の移動だよね。腰痛の原因の一つだし。

ロンドンのホテルはアールズコートの同じホテルにしました。

帰国の時の空港への移動を考えたら、やっぱりアールズコート駅が便利だもの。

本当は同じホテルの方が迷わなくて安心だし、設備も分かってるし、楽チンってことなんだけどね。



さあ、アールズコート駅までスーツケースを持ち上げずに移動するには・・・

ユーストン駅の隣のキングスクロス・セントパンクラス駅からなら

ピカデリーラインでアールズコート駅に乗り換え無し。

地図で確認するとユーストン駅からキングスクロス・セントパンクラス駅まで、地上を歩けそう。

それにキングスクロス・セントパンクラス駅って

ユーロスターの発着駅だからエレベーターやエスカレーターは設置されてるはず。

「インターナショナルステーションだもの ない訳ないでしょ



「よし ここへ移動だ

そう決めてユーストン駅で地下鉄を利用しないで、表の通りに出てみる。

まず、出た方向が正しいか、確認しなきゃ。こんな細かなことも学習の結果

間違えると疲れちゃうし、時間のロスもあるしね

それに、もう夜だから出来るだけ早くホテルに到着したいよね。



通りを確認してキングスクロス・セントパンクラス駅へ向かう。

途中、大きな交差点。

通りかかった人にまた通りを確認してみる。

旅行も終盤、「ここはどこですか」って地図で教えてもらう方法になってきたよ。

シンプルな答えを頂ける質問の仕方をしないと聞きとれないし、理解出来ないしね。



でも、この時の男性は親切にユーストン駅の地下を指さして、

「地下鉄に乗って行けるよ」って教えてくれた。たぶん・・・(まだ理解出来てない

思わず「歩きたい」って答えた私に不思議そうな顔。

「どうしてだろう・・・」って顔して駅の方向を教えてくれたよ。



思っていたとおりキングスクロス・セントパンクラス駅では、

スーツケースを持ち上げることなくピカデリーラインに無事に乗車。

アールズコート駅は通りに出るまでちゃんとエレベーターもスロープもあって心配ないからホテルの階段だけですね。

ロンドンの地下鉄。こんなに簡単に慣れることが出来て自分でもびっくり。

「旅の前に聞いていた通りだ

「東京の地下鉄が乗れたら、ロンドンの地下鉄も簡単だよ」って教えていただいてたよ。



ホテルは前回と同じ。

この駅は夜中まで営業してるスーパーもあるから夕食やいつものビールだって心配ない。

何だか、もう見慣れたスーパーでビールを買って、野菜不足解消にトマトも・・・

「今夜の夕食もこれでgood


チェックインも無事に済ませると、

ホテルでは床の工事も終了していて、エレベーターも利用可能になっていた。

「ラッキー

今回はエレベーターを上がって目の前の部屋。

「何だか調子がいいぞ

明日は始発でキングスクロス・セントパンクラス駅へ向うからゆっくり休もう。

 

 

 

 

続く

 


第35話《ヴァージントレインに乗車》

2023年01月26日 | 2008年ロンドン・リヴァプール

 

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外に出るとスタッフの男性が「ミュージアムの見学は?」って尋ねてくれる。

「残念。ロンドンに帰らなければならないの」

名残惜しくアンフィールドの門を外へ。

バスは不安だし、タクシーで駅に向かおう。

タクシーに乗るのも慣れたものね。

「さあ、手を上げてタクシーを止めて窓から行き先を告げる。」

「オオータクシーはばっちりだね。慣れたよねえ。」

このためにホテルの名刺だって持ってきてるよ。

名刺を見せて、「ここに行きたい」って言う。

だって今回もミスは許されない。

列車に乗車しなくちゃいけないんだもの。乗り遅れるわけにはいきませんよね。



確実にタクシーはホテル前に到着。

朝の預かり証を見せて無事にスーツケースも受けとって、化粧室もお借りする。

一人旅での化粧室利用は大変だものね。

身軽に利用出来るうちに利用しとかなきゃ。

旅も終りに近づくと、だんだん知恵もついてきてるね。



まだ時間に余裕があるよ。

まず最初に電光掲示板をチェックしてホームを確かめなきゃ。

ホームにはもう乗車予定のヴァージントレインが停車中だ。

なんて可愛い列車なの。

You Tubeで何度かチェックしてたけど、本当に可愛らしい。

「楽しみだなあ



乗客が整列を始めた。

私も並んで早めに乗車しなきゃ。

だってスーツケースを置く場所はあまり広くないらしいから。

指定席の番号を頼りに車両を探して乗車。

「あれかな」 

車両の中ほどにスーツケース置場があった。

早めだったので下の段にスーツケースを置くことも出来て安心。

スーツケースを持って行かれちゃったら大変だと思って、自転車と留めるチェーンとかも持ってきたんだけど・・・

何だか誰もそんなことしてないなあ。日本で経験者に聞いてた通りだ。

こういうのって自己責任なんだけど、誰もそんなことしてないし、

貴重品は入れてないし、チェーンは出来なかった

「自己責任」って言い聞かせながらね。



ロンドンに到着したらホテルまではまたスーツケースを運ばないといけないし、

なるべく持ち上げなくて済むように、しっかり計画しながらホテルまで行かなくちゃ。

シートは赤と青で明るいね。

「外観だけじゃなくて車内も可愛い〜

コートも掛けて、テーブルに飲み物も置いて、

ゆっくり出来るように準備してたら静かに列車は動き出してる。

発車のベルって本当にないんだ。

これから2時間30分程の列車の旅。

「ゆっくり体を休めよう」ってボーッとしてたら眠ってしまったみたい。

終点までの乗車だから安心だけどね。

こんなにすぐに眠れちゃうなんて、充実したリヴァプールでの日程に結構疲れてたんだね...



気がつくともう列車はロンドンユーストン駅。停車前から乗客の方たちは降りる準備。

停車すると次々に降りて行く。

降りるまでの準備が速くてちょっぴり焦っちゃうよ。

この辺は日本と似てるかな・・・

 

 

 

 

続く