ここ最近よくお問い合わせ頂く漆塗りの事をちょっと書きます。
当工房では、拭き漆と言う塗装を行っています。
日本で伝統的な塗装で漆の樹液を木材に擦り込み塗膜を作り保護する塗装なのですが、かなり高価になってしまいます。
まず第一に漆の価格が高い事が理由の1つなのですが、それは漆の樹液を地道に手作業で集める為仕方がありません。これを高価と言ってしまったら生産者の方に申し訳ないですね。
その次に塗装工程が難しく、且つ手間が掛かる。
塗装前の木材の木地ですが、均一且つ平滑に仕上げて油分や接着剤の拭き残しなど論外、サンドペーパーも細かい番手までキッチリ掛けます。
組み立て後に隠れる溝内には、事前に漆を塗っておく事も必要。
塗装は最低でも6回は塗っては拭き取り、乾かすことを繰り返します。
漆の特性で20℃以上の温度と70%以上の湿度の環境を整えなければいけません。 もちろん埃は厳禁。おまけに皮膚につくとかぶれて痒くって大変。
温度や湿度の変化で木材の反りや歪みが出ない工夫や調整にも配慮しなければいけません。
そんなデリケートな作業を繰り返す事が必要な漆塗りで、通常のオイル塗装より2~3割ほどUPの価格で承っています。
ざっくり言うと 小品で2~3万 中品で4~5万 大物で6~10万円 ほど余計に掛かります。
大変な割りに・・・な漆塗り。
でも、出来上がった製品のしっとりした艶を見ると全ての苦労が吹き飛びます。なんとも言えない品の良さがあるのです。
稚拙な技量は全て表れてしまうので一切の手抜きの許されない厳しい塗装法ですが喜んでお受け致します。
ただし木地を覆う黒や朱等の色つきの漆塗りは出来ず、拭き漆 のみ となります。

当工房では、拭き漆と言う塗装を行っています。
日本で伝統的な塗装で漆の樹液を木材に擦り込み塗膜を作り保護する塗装なのですが、かなり高価になってしまいます。
まず第一に漆の価格が高い事が理由の1つなのですが、それは漆の樹液を地道に手作業で集める為仕方がありません。これを高価と言ってしまったら生産者の方に申し訳ないですね。
その次に塗装工程が難しく、且つ手間が掛かる。
塗装前の木材の木地ですが、均一且つ平滑に仕上げて油分や接着剤の拭き残しなど論外、サンドペーパーも細かい番手までキッチリ掛けます。
組み立て後に隠れる溝内には、事前に漆を塗っておく事も必要。
塗装は最低でも6回は塗っては拭き取り、乾かすことを繰り返します。
漆の特性で20℃以上の温度と70%以上の湿度の環境を整えなければいけません。 もちろん埃は厳禁。おまけに皮膚につくとかぶれて痒くって大変。
温度や湿度の変化で木材の反りや歪みが出ない工夫や調整にも配慮しなければいけません。
そんなデリケートな作業を繰り返す事が必要な漆塗りで、通常のオイル塗装より2~3割ほどUPの価格で承っています。
ざっくり言うと 小品で2~3万 中品で4~5万 大物で6~10万円 ほど余計に掛かります。
大変な割りに・・・な漆塗り。
でも、出来上がった製品のしっとりした艶を見ると全ての苦労が吹き飛びます。なんとも言えない品の良さがあるのです。
稚拙な技量は全て表れてしまうので一切の手抜きの許されない厳しい塗装法ですが喜んでお受け致します。
ただし木地を覆う黒や朱等の色つきの漆塗りは出来ず、拭き漆 のみ となります。
