丹波篠山の「アーク国際動物福祉センター」の犬シェルター(一部)が出来上がったというコトで、今回、ご無理を言って、近い将来、犬
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是非見てみたい
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以下の映像をご覧くださいませ。緑いっぱいの、今では、貴重な建設開始前の篠山アークさんです。
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年に1回、アーク同窓会(一生のご家族と出会って卒業したワンコ達とその飼い主の方々の集い)を篠山の新施設のドッグランで開催され、ワンコ約90頭、関係者約150名、集まるそうです。楽しそう!
アーク同窓会の準備や敷地の整備でお忙しい中、スタッフの方が、2時間かけて、色々と新シェルターのご説明、ご案内をして下さいました。
どうもありがとうございました。
イギリスのドッグトラストを参考にして、犬&猫達のために考え抜いた、大阪アークさんの新しいシェルター。
川もあって、広~い敷地を歩いていくと、犬のシェルターの一部がありました!
アークカラーの黄色と黒を基調とした建物で、館内に入らせて頂きました。
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L字型の建物内には、大小様々な犬舎のひとつひとつが、基本的に、外側と内側の2つのスペースに分かれ、外側がおトイレや外の様子を眺めるスペースで、内側がワンコのダイニング兼寝室空間。
スタッフの方や未来のご家族が、館内から犬の様子を見るコトが出来る様、全面強化ガラスです。
ガラスには、ちょうど犬の背丈に合わせた所に、縦に均等に幾つか小さな穴があいています。
そこに、人が手を差し出して、匂いを嗅いでもらい、ワンコたちとのコミュニケーションをはかれる工夫があります。
このガラスの仕様が、日本にはなくて、大変だった
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犬達の衛生面も配慮して、床は、お水で流してお掃除できる様な素材で、清潔に過ごせそうです。寝室の一部には、床暖房も完備しています。
犬種によって、暑さや寒さが特別苦手な犬や(犬にとっては、暑さの方がキツイそうです。)特にカラダの弱い子や、高齢の犬用に、エアコン完備のお部屋もありました。
ご飯
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快適に過ごしながら、新しい家族との出会い
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ピッカピカの犬舎
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スタッフルームにあった小さな年季の入った冷蔵庫が印象的でした。
昨年、私が初めて大阪能勢にお伺いした時に見たモノです。
犬のお写真やメッセージがたくさん貼ってありました。
「古いですけど、まだ使えますし、愛着があるんです。」と、おっしゃられていました。
貼られてあるお写真のひとつひとつに、色んなストーリーがあり、大切な思い入れのある冷蔵庫なのだろうなぁ、と思いました。
完成した大きな倉庫も見せて頂きました。
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上のお写真が、犬舎のお庭側。リードフリーで遊べる小規模なドックランが複数あります。下のお写真が倉庫の側面。2階建て位の高さがあります。
全国の皆様からのご寄付で頂いたドライフードやタオル、毛布など、たくさんのモノが綺麗に保管されている様に見えましたが、これだけたくさんの犬達をお世話していると、一冬でこの毛布も足りなくなってしまうそうです。
毛布を犬舎に敷いて、犬達がビリビリにすると(犬って布を噛んで遊ぶの好きですよね。)、小さく切って、猫舎で使い、最後の最後まで、有効に使われているそうです。
完成しているのは、犬舎の1棟、倉庫とドッグラン。オリバーさんの好きな植物たちも少しずつ植えられています。
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お庭側からのお写真です。
この広い敷地に、ドッグランや人の犬猫に対する教育のための施設や、まだまだ犬
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日本という異国の地で、少しずつでも、どんなに時間がかかっても、ご自分の思いを形にする姿を間近に見て、とてもとても感動しました。
やれば出来るんだなぁ、と。
新施設では、大阪能勢のシェルターの経験から、インフラ面の耐久性やメンテナンスのしやすさを、熟考されたとのお話でした。
まだまだ、時間はかかるとは思いますが、少しずつ完成に近づくために、少しでもお力になれる様、私も改めて、チャリティクラスを続けていこう!という気持ちになりました。
オリバーさんとも、少しお話ししました。
「イギリスへは行ったコトありますか?」
と聞かれ
「はい。」
と答えると
「ドッグトラストへは行った?」
と聞かれたのが面白かったです
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ミュージカルは観たけれど…。
ドッグトラストって普通なかなか行く機会がないし、それを当たり前の様に聞かれるあたりが、この方は、本当に動物が好きなんだなぁ。と思いました。
機会があれば是非、私もイギリスに行って見てみたいと思います。
シェルター。
本当だったら、シェルターが必要にならない様に、人が責任を持って犬や猫と暮らしていくコトが一番だと思います。
今回、大阪アークさんにて、色んな過去を持った犬達と触れ合ってみて、人の勝手でツライ経験をしたのかもしれない犬達は、それでも笑顔で寄って来てくれたり、まだまだ人を信頼しようとしてくれている姿を見せてくれて、変わらなくてはいけないのは人の方。と改めて実感しました。
少しずつ少しずつ思いを形にしていく。
心打たれる2日間でした。
どうもありがとうございました。
また、東京から大阪アークさんへ伺います。