スノーシューでの雪上散歩を楽しんでから蔵王ハイラインを使って車で刈田山頂へ、まだ半分ほど氷が張った御釜を眺めながら熊野岳までのピストン登山。
歩きなれた道だし楽勝と思って歩き始めた途端日本海からの尋常でない強風が横殴りに吹きつけられ、容赦ない風に足をとられながら風に体をあずけてどうにか真っ直ぐ歩くといった感じ。
5月の熊野の風は覚悟していましたがすっかり戦意喪失。何度も着た道を振り返りながら一刻も早く戻ろうと熊野岳に続く残雪のある最後の登りを一気に登りきり熊野神社を写真に撮りそそくさとUターン。
↑熊野岳に建つ熊野神社
残雪を踵で滑り落ち登ってきた登山道へ合流。
霜柱が融けたからでしょうかフカフカになった登山道は登山者が作った4・5センチ凹んだ靴跡が無数にありその上所々に水が溜まってなんとも歩き難い。
エコーラインが開通してまだ10日ほどしか経っていないのにこんなに多くの足跡があるなんて初めて。一般の登山者の物か、それとも連休中にこの先のルートで遭難者がでた時の救助隊の足跡でしょうか。
↑蔵王スキー場に続く残雪の登山道 手前は地蔵山
この時期の熊野は残雪を吹き抜けてくる風は思いのほか冷たいものの降り注ぐ日差しはきつく毎年失敗していたウェアリングも今回は暑くもなく寒くもなくベスト。
毎年横殴りの風に耳の穴を痛めつけられてきた経験から耳が隠れる帽子をかぶってきたので今年は耳が痛くならず完璧と喜んで自我自賛しながら下ってくる途中「あれ?太ももに違和感」午前中の残雪のスノーシュー遊びとハイペースが思いのほか足に負荷をかけていたのか風のあたらない所を探して岩に腰をおろし「これぐらいで」と体力の無さにガックリ。
ここ数年5月下旬に恒例にしている大黒天から熊野岳を目指すルートも今年はちょっと足を伸ばして蔵王温泉まで行ってみようと計画中。それまでに足を作らなければ・・・
色々楽しめた登山になりました。