◇G1・天皇賞・春(2022年5月1日 阪神競馬場 芝3200メートル) 1番人気のディープボンドは昨年に続く2着に終わった。大外枠からのスタートもなんの、スタンド前までにラチ沿いへ。道中は逃げるタイトルホルダーから10馬身ほど離された先団を追走した。しかし、肝心の勝負どころの手応えがひと息。ゴール前でテーオーロイヤルをかわして2着に上がるのが精いっぱいだった。これでG1の2着は昨年の天皇賞・春、有馬記念に続いて3回目。悲願は次走以降に持ち越しとなった。騎乗した和田は「いいスタートを切れましたし、リズムを崩さないように行きました。ロスなく行けたけど、向正面から手応えが厳しかった。それでも差し返したし力を見せたけど、勝ち馬にあの競馬をされてはね」と振り返った。最近のG1は1番人気が勝てない状況が続いている。22年はフェブラリーSのレッドルゼルが6着、高松宮記念はレシステンシアが6着、大阪杯はエフフォーリアが9着、桜花賞はナミュールが10着と馬券外で、皐月賞ではドウデュースが3着に入ったものの、タイトルには届かなかった。昨年最後のG1だったホープフルSでもコマンドラインが12着。天皇賞(春)のディープボンド2着により、JRAのG1では7戦連続で1番人気が勝てない状況となっている。※引用しました!