11月2日に発売された、KinKi Kidsのニューシングル『道は手ずから夢の花』の通常版に収録されているカップリング曲『パズル』の歌詞が、年内で解散を発表しているSMAPのことを歌っていると話題だ。
壮大なバラードとなったこの曲は、「君の行く道を信じているから 心から『ありがとう』 決してこのままで終わることのない 夢を描くこのパズルを 僕たちがつないでいくから」という歌詞で締められており、この歌詞はSMAPに向けたものだと考えられている。
同日発売された『TVガイド』(東京ニュース通信社)内のインタビューでは堂本剛(37)もこの歌詞の内容について言及し、あくまで自分たちで作詞した曲ではないと前置きしながら「この曲は、単純な発想でいえば在校生、卒業生みたいな話やけど。この曲に限らず、大切な人に向けて歌おうと思った時に、大切な人の中には、兄さんたち(SMAP)も、もちろん入っているしね」とコメントしている。その可能性について否定しなかったことが、ファンの間でもさらなる感動を生んだようだ。
KinKi Kidsの2人といえば、元々ジャニーズJr.時代にSMAPのバックダンサーを務めており、SMAPメンバーのことを「兄さん」と呼ぶなど、他の先輩グループよりも遥かに慕っていた。SMAPメンバーも、KinKi Kidsの2人を「唯一の“直系”の後輩」とその存在を認めていた。それだけに、SMAP解散に対する想いは、KinKi Kidsの2人も強かったのだろう。
また、解散が発表になる直前の7月16日、SMAPの出演が見送られたことでも話題になった『音楽の日』(TBS系)に生出演したKinKi Kidsは、1曲目に披露した『ジェットコースター・ロマンス』で、堂本光一(37)が司会の中居正広(44)に駆け寄り、貴重なスリーショットを実現させた。後にこのエピソードは、2人の完全なアドリブだったことが分かり、中居も「涙が出そうになった」と語っている。
「『音楽の日』放送時は、ジャニーズ内でSMAP解散はほぼ決まっていた時期です。恐らくKinKi Kidsも、解散を事前に知っていたからこそ、あのようなパフォーマンスに踏み切ったのでしょうね。事務所の目も光るだけに、他のグループがSMAPに対してなかなかコメント出来てない中で、これだけ正直にアクションの出来る2人には、業界内外問わず称賛の声があがっています」(芸能記者)
■「SMAP×SMAP」後番組にあの番組が復活か
KinKi Kidsの2人は、ジャニーズ事務所の中でもジャニー喜多川社長(85)直系とされ、派閥に属していない。そんな事務所内の立ち位置もあったからこそ、このような行動もとれたのかもしれないが、なかなか出来るものではないだろう。SMAP解散騒動以来、事務所内のゴタゴタに嫌気が差したファンが徐々に興ざめし始めてる現状だけに、こういった先輩・後輩の密なエピソードがジャニーズファンの胸をまた熱くさせるというものだ。
年齢的にも中堅の立ち位置であるKinK Kidsは、後輩からの信頼も厚く、SMAP解散後のジャニーズ事務所を支える存在になると一部では囁かれているようだ。特に、派閥問題に揺れるジャニーズ内部を考え、テレビ局側もキャスティングに頭を悩ませている現状があるだけに、その点でもKinKi Kidsは重宝されるだろう。SMAP解散後に、その穴を埋める形で、冠番組が増える可能性は大いにありえそうだ。
「年内で打ち切りとなる『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の後番組に関して、業界でも様々な説が流れています。フジでは新たなドラマ枠の新設なども検討されているようなのですが、SMAPの後を任せられるのはKinKi Kidsしかいないと、2014年でレギュラー放送を終了していた『堂本兄弟』の復活を推す声が多くあがっているようです」(テレビ局関係者)
そんな『堂本兄弟』は、今年も12月に『堂本兄弟もうすぐクリスマスSP』の放送が決定している。1月より番組復活となれば、このスペシャルで発表になることは間違いないが、果たして。※引用しました!