Windowsの最新バージョン「Windows 10」が登場して約半年。最新OSということで、使用しているユーザーも多いことだろう。
しかし一方で、Windows 10へ不満を抱いているユーザーも多く見受けられる。確かに、使い慣れたWindows 7/8.1と比べると変わってしまった点もあり、ちょっと違うと思ってしまう人がいても不思議ではない。
◆Windows 10の不満点とは?
そこで、ネット上で目にするWindows 10への不満を集めてみた。これからWindows 10へアップグレードしようか迷っている人は、参考にしてほしい。
◆DVDビデオの再生ができない
Windows 10には、DVD再生機能が標準で搭載されていない。別途「Windows DVDプレーヤー」をダウンロードすればDVD再生はできるものの、一手間かかってしまうのはいただけない。なお、Windows DVDプレーヤーはWindows 7/8.1からアップグレードした場合はWindows Updateから無償で利用できるが、Windows 10をクリーンインストールした場合などは有償(1500円)となる。
VLC Media PlayerなどのフリーソフトでDVD再生はできるものの、わざわざ標準だった機能を削除してしまうのはなんとも理解し難い部分がある。
また、Windows DVDプレーヤーをインストールしても、再生できないというユーザーも見受けられる。有料で購入しなければならない人は注意しよう。
◆Windows Updateの更新タイミングが選べない(Homeのみ)
Windowsの更新作業を行う「Windows Update」。Windows 7/8.1では更新のタイミングを選べたため、日中の作業中などは更新を避けることができた。しかしWindows 10 Home Editionでは、更新のタイミングを選ぶことができないため、作業中などに作業を中断しなければならないことも。
Windows 10 Pro Editionを使えばいいことなのだろうが、Home Editionで充分というユーザーも多いはず。なぜWindows Updateのタイミングが選べなくなってしまったのだろうか、まったくもって疑問である。
◆「スタート」メニューが大きすぎる
「スタート」メニューにタイル表示が追加されたことで、「スタート」メニュー自体がとても大きくなってしまっている。個人的にタイル表示部分はほとんど使わないので、タイル部分は不要。消したいタイルは「右クリック」→「スタート画面からピン留めを外す」を選ぶことで、非表示にすることもできるが、何とももどかしい作業だ。
◆「設定」と「コントロールパネル」がある
Windows 10の「スタート」メニューを左クリックすると「設定」という項目がある。これはWindows 10から搭載されたもの。Windows 10の設定が行える機能だが、実は「コントロールパネル」も存在する。
2つの設定画面があるのは少し混乱する。従来の「コントロールパネル」のほうが設定できる項目が多いので、そちらを使う頻度が高いユーザーも多いだろう。
なお、「コントロールパネル」を開きたい場合は、「スタート」メニューを右クリックして「コントロールパネル」を選択すればよい。
◆GUIのカスタマイズ項目が少ない
メニューやタイル、ウィンドウバーのフォントサイズは変更することができるが、フォントの変更などは行えない。より詳細なカスタマイズをしたい場合には、フリーソフトをインストールする必要がある。
自分の思い通りのカスタマイズをしたいという人にとっては、Windows標準機能で行えないのは不満だろう。
◆Microsoft Edgeでフルスクリーン表示が使えない
Windows 10から採用された新ブラウザ「Edge」。期待している人も多いだろう。そのEdgeにも不満の声が。フルスクリーン表示にしても、タブやナビゲーションバーなどが消えず、完全なフルスクリーンにならないのだ。
Webページのみのフルスクリーン表示にしたい場合は、Windowsアプリの「Internet Explorer」を使用しなければならない。
このほか、サードパーティ製のドライバ類が対応していない、メーカー製の独自機能に未対応といった、Windows 10にアップグレードすることで起きる不具合の報告もある。
全体的にはWindows 10は小気味良い動作のいいOSだとは思うが、ほぼ強制的にアップデートされてしまうというのは、あまり歓迎されるべきものではないだろう。
◆Windows 10への自動アップグレード回避方法
さまざまな事情で、Windows 10へのアップグレードをしたくないという人も多いだろう。そこで、Windows 7/8.1からの自動アップグレードを行わないようにする設定方法を紹介する。
以前は、無償アップグレード対象のWindows 7/8.1ではWindows Updateの「オプション」からアップグレードの設定が行えた。
しかし現在は、Windows 10への無償アップグレードが「オプション」から「推奨される更新プログラム」に変更されている。そのため、Windows Updateの初期設定のままでは自動的にWindows 10へアップグレードされてしまうのだ。
これは設定を変更することで回避できる。Windows Updateの重要な更新プログラムの設定を「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更するのだ。
また、「推奨される更新プログラムについても重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックボックスを外しておけば、Windows 10へのアップグレードは一覧に表示されなくなる。
Windows 10にアップグレードをしても、それほど大きな不具合があるわけではないが、ソフト、中でもゲームなどはWindows 10に対応してないものもあるかもしれないので、更新は慎重に行ったほうがいいだろう。※引用しました!
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