並木たより

写真付き日記

大晦日

2007-12-31 08:32:33 | 日記・エッセイ・コラム

静かなる大晦日である。諸勘定はすべて払った。愛のほか何人にも、何物をも負うことなくして、年を終ることができて感謝である。

旧年と別れるのは何となく惜しくある。しかれども、また一年だけ最後の救いに近づいたと思えば楽しくある。

「信仰のはじめより、さらにわれらの救いは近し」とある。我が生命の終末(おわり)が近づくのではない。わが真(まこと)の生命の初(はじめ)が近づきつつあるのである。

信ずる者は過去をかえりみて悲しまない。未来を望みて喜ぶ。  (内村鑑三)

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