並木たより

写真付き日記

文化功労者

2013-10-26 09:11:21 | 日記・エッセイ・コラム

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(代表歌)

すさまじく ひと木の桜 ふぶくゆゑ

 身はひえびえと なりて 立ちをり

(20歳で学徒召集され遭遇した東京大空襲の体験)

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あまりにも 静けき神ぞ 

 血塗られし 手にて償う すべを教えよ

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神 われと共に敗れぬ

神ゆえに この虚しさに 耐えよと言ふや

(学徒召集された戦場予定地で敗戦の報に接し)

 

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身を延べて 畳の上に寝ることを

 願いとしつつ 過ぎし 二十(はたち)ぞ

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若き日を いくさの庭に 過ごし来て

 すべなき癖ぞ 飯(めし)噛(か)まず食(く)う

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