並木たより

写真付き日記

首都移転中止

2006-02-28 22:21:41 | 日記・エッセイ・コラム

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韓国の「大宇」が3年がかりで建設したとされる遷都先ピンマナ(ネイビドー)の新興団地群(2004年12月撮影)  .

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「ミャンマーの遷都中止」との報告があった。2月28日午後、新霞ヶ関ビルの昭和会館で開催されたミャンマー総合研究所(MEMI)主催の「2006年冬 ミャンマーフォーラム」の席上でのこと。

発表したのは日本ミャンマー協会専務理事の渡辺安啓氏、去る20日から22日にかけてSPDC(国家平和発展評議会)議長タン・シュエ上級大将の現地視察が行われ、「遷都困難」の決定がなされたと、27日ヤンゴンから一報があったとのこと。

フォーラム講師の津守滋元大使(東洋英和女学院大教授)も、同席していた田島高志・山口洋一両元大使も「寝耳に水」の話で、外務省も(本日午前中までは)把握していない情報ながら、「ヤンゴンのイケヤさん」のレポートと聞かされ、皆「相当確度の高い情報」という点で一致した。

米第七艦隊の海からの攻撃に備えてとか、占星術に従ってとか、種々推測が為されていたが、結局遷都理由は不明で、「無謀」の一言で片付けられていた。(イエジン湖の水と新発電所の電力が有力根拠ではある)。今回の「遷都撤回」が事実ならば、「末期症状」と言われていた軍政首脳にも、まだ理性的判断能力が残っていたことを示している。

「人の心には多くの計画がある。しかし、ただ主の御旨だけが堅く立つ」(箴言19:21)


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