自分の行動を自分で決め 自分で行動する
3次元社会を生きて来た私達ですが、自分の行動を自分で決める事が難しいことがあると、私は思っています。
例えば、小さなころからそうした環境にあったり、養育、教育によっても、私達は右から、左からの壁を感じてきました。
それはまるで木枠の中に私を押し込めてきたかのように、振り返ると感じるものもあります。
意識せずに、日本人の多くはこの木枠の中で生きることを、昔から良しとしてきた民族なのかもしれません。
そのために、大きなことを自分で判断することが、難しくてわからないという人が出来上がってくるのです。
自分の生き方に自信がない、自分のやり方が分からない、など大人になっても、わからない人が多いと思います。
「自分は呼吸の事すら、わからない。」と言えるのです。呼吸しているかどうか、自分を観察したことも一度もないからです。
自分の心がいつもどのような気持ちになっているのかも、観察した事もないからです。
自分がどのようにそれについて考えるかも、言う機会も少なかったのではないでしょうか。もしあったとしても、それを躊躇せずに言う事が出来る自分でしょうか。
誰かの発言に、「そうだね。そうだね」と頷く以外に自分の意見を言ったことがあったのは、いつでしたか?
私達は「人間は考える葦である」という言葉を知っていますが、その意味を深く考えてみるといいでしょう。
つまり、考える事は人間の特質だと言っているのです。葦であるがその特質を持っているのが人間というものである、と言っているのです。
自分の考えを、もしかしたら子供時代に発言をして、笑われたり、バカにされたり、はたまたとんでもない事態に遭遇してしまったりしたことがある人も、いるかもしれません。
すべてに成績、点数を気にして生きていませんか
そうした子供時代の自分から、大人になっての自分がそのままであることは、ありませんか。
自分で考えて行動をすることは、間違っていません。
自分の考えを述べる行動は、間違っていません。
そして、その行動は誰かの評価を期待しているものでもありません。それは自分をただ表しているだけだからです。
なぜ、多くの日本人は、自分の考えを表すことを躊躇するのでしょう。それは自分を見てみると良くわかると思います。
自分で自分はどのような人間かを見る事です。心はどんな感情を持っているのか、そうして自分自身をよく観察してみてください。
自分に自信が持てないという人は、自分の心の様子をみているのではなく、マインドに支配されていることに、気づいてくると思います。
あなたの心を見つめることは、あなたの大切なありのままの自分を知る事になるからです。
その時に、マインドの判断はのけてください。ただ心と静かに向き合ってみてください。
マインドの思考はコントロールされているために、教育されてきたことから、経験してきたことから、判断をしてしまうからです。
心だけを見つめて、あなたがどのような人かを探ってみてください。
ありのままのあなたは、きっとあなたが好きになる人ですよ。そして愛おしいものであることに、気づいてくると思います。
私達のありのままは、心なのです。
そこから自信を得てきます。
(アイリス)