私も経験があるんです。
原因も分かっていたけど、それを完全に排除することができなくて、原因を受け入れながら、自分流に治していきました。
最初は、動悸はするし、目の前がめらめらするし、宙に浮いているような感じがするし、一番困ったのは、隣りの家に行くのも恐怖で、回覧板をどうやって隣りへ持って行くか、焦りました。
一人暮らしだったから、日常の買い物がこれまた一仕事で、知り合いに会わない時間帯を選んで、レジも待たなくてもいいようにして、と。
でも、何かに夢中で、パニックを起こすことを忘れていると何でもないのです。
症状が出てから、一年くらいは、とにかく、用心して、自分が大丈夫だと思う時間帯を選んで、知り合いにも会わないようにして生活して、パニックの症状を忘れるようにしました。
乗り物に乗っていても、いつでも下りられるバスは大丈夫だけど、地下鉄や電車はダメ。
お葬式などの、ある時間帯は絶対に拘束される場所はダメだから、ほんの数分遅れて行って、一番後ろの席に座って、ダメそうなら、途中で退出。
そうして、一年が過ぎて、このままではいけないと思い、あるカルチャーセンターに通って、そういう場所に自分を慣らして、リハビリ。
そのカルチャーセンターでやったことは、資格試験もあって、緊張することが大丈夫かと思ったけれど、試験の途中で気分が悪くなったら、途中でやめて出ればいいわと思って、受けました。
最後まで残った症状は、そばにいる人によっては、風圧みたいな圧力を感じて、気持ちが悪くなることでした。
これが、全く知らない人でもあったんです。
その人が出す“気”みたいなものが、人によっては、ダメで、逃げ出したくなったのです。
これらの症状は、今ではまず出ませんが、お葬式や何かの会合などには極力出ないようにしています。
好き放題やっているように見える私ですが、理不尽なことを我慢に我慢を重ねた結果が、パニック発作でした。
本当に、邪魔くさい症状で、私は、パニック発作について、情報を持っていたので、症状が出た時がデパートだったけど、落ち着いて対応はできました。
外に出たら、症状が取り敢えず収まったから、家まで帰ることができたのですが、それで、すべてが収まったわけではなく、そこからが戦いだったわけでした。
そうだ、栄養も関係があったかもしれません。
発作を起こした頃、その半月前に、外国旅行に行っていて、世話役みたいなものだったから、食べることはそこそこにしていたのです。
食べ過ぎて、体調を崩したくなかったので。
そしたら、ただでも、痩せていたのに、さらに、痩せてしまって、それも、いかんかったようでした。