宇治丸、おなぎ、ムナギ、ウナギ、うなぎ、鰻。体力をつけたい暑い夏のころには食べたくなる。
社会人となった会社では、7人の愛人がいると豪語していた社長が昼によく頼んでた。当時うな重は2,500円くらいだったと記憶してる。
鰻に対するイメージはこんな感じなのだが、酒飲みにとっては、肝吸い、鰻巻き、鰻ざく、肝焼き、ヒレ串焼き、白焼き、
ひつまぶしと、鰻を使ったメニューはどれも通好みなイメージだ。嫌いなひとは極少数だろう。
連休の初日、門前仲町から少し商店街を歩き運河を渡ると、その鰻屋さんがある。これまでにも数回訪れているが、いつも貸し切り状態で正午から2時半頃まで、お酒持ち込みで鰻三昧。お代は破格、一人5000円としてもらった。
このお店の馴染みの方が声をかけてくださり、実現した会である。特製鰻の肝の入った佃煮から、女将さんお手製の赤カブの漬物、千切り生姜の佃煮、昆布とそれだけでもかなりのアテ。夫々、峻烈な香りが立つ。そこに鰻ざくが鮮やかな紅生姜を載せて登場、皆一斉に感嘆した。
更に今回は特大焼き鳥、鰻ヒレの串焼きをいただき、絶品の白焼きの後少し間を空けて、うな重。ほんと、鰻三昧。
一人当たり2匹の鰻をいただいたことになる。お酒は日本酒中心で、ひやおろし3種にほか1本、秋田や埼玉のもの、いずれも辛口スッキリの四合瓶で飲み比べて楽しい。夫婦で参加した私たちは白ワインのシャブリを持参。
白焼きに合わせるとちょうどいい、うな重の前に口をさっぱりさせる一本で、舌の肥えた方々も満足そうだった。
訪れるごとメニューに変化をつけてくれ、鰻を焼くにも抜群のタイミングを見計らってくれる大将だが、80を超えて引退を考えられている。継ぐ人もないとのこと、寂しいものだ。
お店の前で大将と女将さんも交えて記念写真を撮影した。
また来られるといいなぁとの想いを胸に。
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