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古今東西のアートのお話をしよう

雪舟伝説 京都国立博物館


2024年の美術展は、

近年稀なPoorさです。


コロナ禍で燃え上がった芸術への

志向は鎮火したのか!?



私が、最も期待するのは、ひっそりと開催される『雪舟伝説』だ。


京都国立博物館で4/13〜5/26迄と開催期間が短いのは、それだけ内容が濃いためだろう。





雪舟の全国宝6点、重文3点、伝雪舟・雪舟筆12点!!という、これでもか!という空前絶後の展覧会で、さらに影響を受けた、等伯、蕭白、探幽、若冲、春章、江漢などの作品をトッピングする、ウップと唸る?フルコース🤣

 


【参考】絹本著色雪舟自画像(模本)



雪舟の国宝6点が揃う展覧会は、ちょっと記憶にない。

複数の博物館、寺院、個人と所有者が異なっているためだろう。


『天橋立図』京都国立博物館、『秋冬山水図』東京国立博物館、『四季山水図巻』毛利博物館、『破墨山水図』東京国立博物館、『慧可断臂図』愛知・斉年寺、『山水図』個人蔵、の国宝6点である。





秋冬山水図(冬景)



四季山水図巻(部分)



慧可断臂図


雪舟は、1467年明へ渡航し「天童山景徳寺」(禅宗五山第二位)で「四明天童山第一座」の称号を受ける。現代ならオックスフォード大学かハーバード大学の首席といったところか。

「天童山景徳寺」は、1225年、道元も修行し、如浄から「只管打坐」の禅を受け継ぎ、帰国後、日本曹洞禅を開く。


雪舟は、

中国の仏教の真髄とその芸術の精華を受け継ぎ、日本で開花させた、

空海、道元に並ぶ巨人


これを観ずに2024年は過ごせない






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