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古今東西のアートのお話をしよう

20世紀作品の最高額

アンディ・ウォーホルの代表作「ショット・セージブルー・マリリン」がクリスティーズのオークションで20世紀作品の最高額、約253億円で落札された。

1960年代にモンローを描いた数十点の作品の一枚で、同じシルクスクリーンでも「より洗練された時間のかかる工程」で制作された作品。

作品は、モンロー主演の映画「ナイアガラ」(1953年)のために撮られた宣伝用写真に着色したシルクスクリーン版画。



作品を前にする、1968年のウォーホル

作品を制作するアトリエを「ファクトリー(工場)」と呼び、スタッフがシルクスクリーンを制作し、自らは工場長として指示するだけ。モンローの写真に微妙に違う色彩処理を行い、イメージの反復を創り出した。芸術は表面的だと、薄っぺらな20世紀資本主義社会を批評的に浮き彫りにした。


しかし…
本作品は、「より洗練された、時間のかかる工程」によるもので、ポップアートがしめす、「イメージの反復」、「薄っぺらな表面」とは反対の創造的、表現的なコンテクストではないか!!

なんとも皮肉?な結果ですね。

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