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古今東西のアートのお話をしよう

注目する美術展

いろんな意味で観ておきたい美術展

1.大竹伸郎展
 開催中〜2/5 東京国立近代美術館
 5/3〜7/2 愛媛県美術館
 8/5〜9/18 富山県美術館

2.佐伯祐三ー自画像としての風景
 1/21〜4/2 東京ステーション
ギャラリー
 4/15〜6/25 大阪中之島美術館

3.ヨハネ・パウロ2世美術館展
 1/28〜3/26 郡山市美術館

4.デイヴィッド・ホックニー展
 7/15〜1/15 東京都現代美術館

1.大竹伸郎展

実は全く知らない大竹伸朗(しんろう1955〜) 
都立大泉高校から武蔵野美術大学 イギリスに留学し現在は宇和島で活動する現代アート作家

同じ頃近くに暮らししていたのかと親近感が…


観てみなければなんとも言えない…

2.佐伯祐三ー自画像としての風景

佐伯祐三(1917〜1928)
30歳でパリに客死した洋画家

大阪中之島美術館は彼の作品ー山本発次郎コレクションを収蔵展示するために造られた


郵便配達夫 1928年

煉瓦焼 1928年

一度じっくり観てみよう

3.ヨハネ・パウロ2世美術館展


さて、ポーランドのワルシャワ、ヨハネ・パウロ2世美術館(ポーランド出身の法皇の名前を冠す)から、西洋美術史400年の歴史を辿る絵画61点が来日
クラーナハ、レンブラント、ヴァン・ダイク、ゴヤなどの巨匠が描く女性像が中心

と、なんとも心躍るような文言ではないですか!! クラーナハ、レンブラント…61点ですよ…

しかし、不思議な事に美術雑誌ではほとんど取り上げられていません
しかも、失礼ながら「郡山市美術館」で開催

そこで調べてみると、「ヨハネ・パウロ2世美術館」は、ポーランド人で世界的科学者カルロ・ポルチェンスキー博士(1919〜1998)と美術史を専攻した妻のコレクション400点を、ポーランド政府に寄贈したことにより1989年に設立された

科学者夫妻のコレクション、それもクラーナハやレンブラントなどが400点とは驚きです

「ヨハネ・パウロ2世美術館」のウェキペディアは英語版だけでこう書かれています(もとより、学術的記事ではありませんが)

CriticismEdit

Since 1987 various art experts put in doubt the authenticity of many important works in the collection.

批判
1987年以来、さまざまな美術評論家がコレクションの中の多くの重要な作品の信憑性に疑いを投げかけている

レンブラント 襞襟を着けた女性の肖像 1644年 ヨハネ・パウロ2世美術館

【参考】



広つば帽を被った男 1635年
川村美術館

マルテン・ローテンの肖像 1632年
ロサンゼルス 地区美術館

ネット画像で見た限りでは、参考作品と比較すると顔の皮膚の描き方がかなり違うようですし、襟の細密さ陰影も…
もっとも、レンブラント工房制作と言われれば納得か…

さて、郡山まで出向くかどうか思案中です

4.デイヴィッド・ホックニー展


デイヴィッド・ホックニー(1937〜)
イギリス、ブラッドフォード生まれ
ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学ぶ
1963年アンディ・ウォーホルと出会う、1964年ロサンゼルスに移住
2004年イギリスに戻る、2019年仏ノルマンディーに移住

ポップアートからアクリル絵具を使った作品が人気

クラーク夫妻とパーシー 1970年

近年は、大型作品で驚かしているようだ

春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年

幅約10メートルらしい


iPadで描いた90メートル!!の大作なんだって…
作品への没入感を味わうらしい

大型作品というと、ダミアン・ハースト 桜、村上隆 五百羅漢図、ピーター・ドイグ展などを思い出すが、ことごとく自分の好みに合わなかった… 

【参考】
鈴木其一 夏秋渓流図屏風 19世紀

松山智一 バワリー壁画 2019年

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