私にしては難しい本でした^^;
したがって拾い読みですがこの本は渡り鳥のことを事細かに書かれていて、大変興味深かったです。
なぜ読んだかといえば、ヒマラヤの上を飛ぶという鶴の事を知りたかったから。
8000m峰のならぶヒマラヤ上空を飛ぶのはアネハヅル(姉羽鶴)なんですね。
全長95㎝、世界で一番小さい鶴だそうです。
英名、ロシア名、モンゴル名ともに「乙女のツル」「貴婦人のツル」とも言われ美しい。
前にテレビでも見たような気がしますが下記に、
YouTube より引用
https://www.youtube.com/watch?v=_skh3a-h_uA
https://matome.naver.jp/odai/2140747532133456301
人間が地球の一番高い所へ立ちたくて、ヒマラヤエベレストへ挑戦する人がいっぱいいますが、誰でもいける山ではありません。
何人もの人が命を失っています。
酸素が薄いため酸素ボンベを担いだり、無酸素で速攻挑戦したりしているのに、その上空を飛ぶ鳥がいるのです。
一生懸命に羽ばたいて、隊列を組んで、必死に(優雅に?)飛んでいるのですね。
うまく上昇気流にのって山を越えるそうですが、落ちこぼれないようついていくのも大変そうです^^;
寒いでしょう、苦しいでしょうと思うのは人間の感覚なんですね。
渡り鳥というのは気温調整で移動しているのかと思ったら、鳥は定温動物なので気温の変化にそれほど左右されないそうな。
食物の確保のためと、繁殖、子育てに良い場所を求めての移動だそうで、そのために数千キロから一万キロを超える移動をするのですね。年に二回も!
もちろん途中休憩しながらですが、その目的地や中継地点など迷わず行けるというのがスゴイです。
時には迷子になったり引き返したり息絶えたりする鳥もいるそうですが、そういう詳しいことが分かるようになったのは衛星のお蔭なのだそうで、人の考えることも凄いです。
渡り鳥の研究のご苦労にも触れています。
追尾の機器の問題、鳥に取付の問題、日本だけでなく移動するため他の国々との協力や問題点など。
そして、生態がわかるようになるにはかなりの時間と費用がかかっているのですね。
それらを調べることは自然保護と関係が深いですし、鳥にとっての居場所は人の暮らしと関わりも深く、いろいろ考えさせられます。
人間の都合で開発、農薬の使用、森林伐採による餌や自然保護区の減少が、鳥類の減少も招いている可能性もあるわけです。
温暖化もまた鳥の住む場所を狭めているようです。
アネハヅルのことは少なかったので、詳しい生態までは分かりませんでしたが鳥や渡り鳥に興味を持っている方には面白い本だと思います。
12年前の発行なので、現在はもっと詳しいことが分かってきてると思いますが。
鳥のように飛びたいと、発明された飛行機で、今や人も上空を行くことができますが、パスポートも持たずに自由にあちこちの外国へ行けたらいいですよね(^^ゞ
鳥にすれば生活のため、生きていくためですから厳しい自然の中で大変なことですけど^^;
何かと意見の合わないことの多い近隣の国際情勢ですが、こうした研究者の協力は国境を越えているようで、嬉しいことです。
樋口広芳(1948年生まれ)
農学博士ほか。
2005年発行
したがって拾い読みですがこの本は渡り鳥のことを事細かに書かれていて、大変興味深かったです。
なぜ読んだかといえば、ヒマラヤの上を飛ぶという鶴の事を知りたかったから。
8000m峰のならぶヒマラヤ上空を飛ぶのはアネハヅル(姉羽鶴)なんですね。
全長95㎝、世界で一番小さい鶴だそうです。
英名、ロシア名、モンゴル名ともに「乙女のツル」「貴婦人のツル」とも言われ美しい。
前にテレビでも見たような気がしますが下記に、
YouTube より引用
https://www.youtube.com/watch?v=_skh3a-h_uA
https://matome.naver.jp/odai/2140747532133456301
人間が地球の一番高い所へ立ちたくて、ヒマラヤエベレストへ挑戦する人がいっぱいいますが、誰でもいける山ではありません。
何人もの人が命を失っています。
酸素が薄いため酸素ボンベを担いだり、無酸素で速攻挑戦したりしているのに、その上空を飛ぶ鳥がいるのです。
一生懸命に羽ばたいて、隊列を組んで、必死に(優雅に?)飛んでいるのですね。
うまく上昇気流にのって山を越えるそうですが、落ちこぼれないようついていくのも大変そうです^^;
寒いでしょう、苦しいでしょうと思うのは人間の感覚なんですね。
渡り鳥というのは気温調整で移動しているのかと思ったら、鳥は定温動物なので気温の変化にそれほど左右されないそうな。
食物の確保のためと、繁殖、子育てに良い場所を求めての移動だそうで、そのために数千キロから一万キロを超える移動をするのですね。年に二回も!
もちろん途中休憩しながらですが、その目的地や中継地点など迷わず行けるというのがスゴイです。
時には迷子になったり引き返したり息絶えたりする鳥もいるそうですが、そういう詳しいことが分かるようになったのは衛星のお蔭なのだそうで、人の考えることも凄いです。
渡り鳥の研究のご苦労にも触れています。
追尾の機器の問題、鳥に取付の問題、日本だけでなく移動するため他の国々との協力や問題点など。
そして、生態がわかるようになるにはかなりの時間と費用がかかっているのですね。
それらを調べることは自然保護と関係が深いですし、鳥にとっての居場所は人の暮らしと関わりも深く、いろいろ考えさせられます。
人間の都合で開発、農薬の使用、森林伐採による餌や自然保護区の減少が、鳥類の減少も招いている可能性もあるわけです。
温暖化もまた鳥の住む場所を狭めているようです。
アネハヅルのことは少なかったので、詳しい生態までは分かりませんでしたが鳥や渡り鳥に興味を持っている方には面白い本だと思います。
12年前の発行なので、現在はもっと詳しいことが分かってきてると思いますが。
鳥のように飛びたいと、発明された飛行機で、今や人も上空を行くことができますが、パスポートも持たずに自由にあちこちの外国へ行けたらいいですよね(^^ゞ
鳥にすれば生活のため、生きていくためですから厳しい自然の中で大変なことですけど^^;
何かと意見の合わないことの多い近隣の国際情勢ですが、こうした研究者の協力は国境を越えているようで、嬉しいことです。
樋口広芳(1948年生まれ)
農学博士ほか。
2005年発行
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