気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

『それでもわたしは山に登る』 田部井淳子著 (文芸春秋)

2016年11月24日 | 
今年の10月20日に腹膜癌で亡くなられた田部井淳子さんの、これが最期の著書なのでしょうか?
2013年9月30日発行ですが、癌を発症してからのことや闘病中のこと、手術、そしてその後のことまで書かれています。

病中だからといって、ちっとも病人らしくないエネルギッシュな活動ぶりに驚かされます。
生きること、山に行くことに前向きだったのだなと。
その意欲・気力は天性のものなのでしょうか。

つらい、苦しい、足があがらないと記しながらも寝ているより山にいた方が良いと積極的に山へ向かい、仕事をこなし、趣味を楽しまれた田部井さんの行動力は驚異的です。

私など(私と比べること自体失礼ですが)、風邪ひいた、体が痒いといってはウダウダと家で体休めてますから、癌なんてことになったらきっとネガティブになってしまうこと間違いありません(^^ゞ

元気をいただける一冊です。

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2 コメント

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タッスィ―さん (sanae)
2016-11-27 23:12:58
この本は充実していると思いました。

まだこの後発行されているのですね。

さすがタッスィーさん、いろいろつながりが半端ないですね~
私も今日、田部井さんの展示を拝見してきました。写真にも雪崩の後のことなど出てましたね。
よくぞ生還されてと、凄まじい様子に言葉もありませんでした。
アイゼンが割れたなんて、驚きますよね。

展示品は微笑ましいものから、ごっついもの、なじみ深いものなどあって、凄いことしていたのに女性らしい面を感じましたね。


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この本内容が濃くていいですよね (タッスィ―)
2016-11-25 19:54:06
NHKのインタヴュー番組の原稿を起こしたものなどまだ数冊この後に出ていますが、この本は内容が濃いですね。

なんと、FBのコミュニティーで、天山山脈のトムールの底雪崩を田部井さんと一緒に体験された方とやりとりが最近出来ていて、感動しています。今は高尾山の近くに住んでいらして、運動不足解消のためそのあたりを歩かれていらっしゃるそうです。

11/9、昭島に田部井さんの写真を見てきました。

https://www.play-tokyo.com/news/20161109.html

最近、他界された南博人さん、新田次郎の「神々の岸壁」のモデルですが、南スポーツで買われたらしい装備もあって、少し驚きました、
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