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気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

『それでも僕は「現場」に行く』 野口健著 (PHP研究所)

2016年12月01日 | 
図書館でたまたま田部井淳子さんの『それでもわたしは山に登る』の近くにこの『それでも僕は「現場」に行く』がありました。

「それでも・・・」というのが同じで、共に頑固なこだわりを感じて面白いなぁと一緒に借りたのでした。

登山家で知られた野口健さんですが、清掃登山や戦没者の遺骨収集、センカクモグラの調査提起など様々なことをされていますね。

テレビでもよく拝見するのでその程度の事は知っていたのですが、なぜこうもいろいろな事をするのか、清掃登山は分かるとして、その他は一見何のつながりもなさそうで、なぜ?と不思議に思ってました。

この本を拝読してその動機に納得ですが、思ったことは即行動に起こす素早さが素晴らしいです。


「自分に何ができるかと考え、動いてしまう。」「人は知ることで変わる。」「知れば人の意識は変わる。知れば人々は無関心ではいられなくなる。」これらはエベレストや富士山の清掃登山で証明されているのではないかと思いますが、思ったことですぐアクションを起こせる人はなかなかいないのではないかと思うのです。しかもその実績は既に10年以上(15年くらい?)重ねている訳でなおも継続中なのが凄いです。

一般人ですと、山岳会や自治体主催のクリーンハイクなどに参加するのがせいぜいですが、こういう知名度のある人が立ち上がれば全国的に大きな力が集まりますよね。

2011年の大震災の時の機動力にも頭が下がります。私など足手まといになるだろうからと、微力ながら気持ちばかりの寄付金と観光に貢献?したくらいでした。

それを思うと、やはり大きな力を集められる人は違います。この件には読んでいて涙がこぼれそうになりました。本当に過酷な状況でしたものね。


エベレストをはじめ、世界の高峰に挑んだ登山家だからこその人生観、死生観!

野口健さんに「ありがとうございます」と言いたいです。



私にもまだ何かできることがあるかもしれませんね(^^ゞ

とにかく生きている限り頑張ろうp(^-^)q
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