昨年(2005年)8月24日に華々しく開業したつくばエクスプレスであるが、その陰で、ある私鉄が廃止に追い込まれてしまった。鹿島鉄道である。路線の地域が全く異なる私鉄がなぜ?と思う方も多いはずであるから説明しておこう。
鹿島鉄道は関東鉄道100%出資の子会社である。鹿島鉄道は、航空自衛隊百里基地への航空燃料の貨物輸送が廃止された2001年以降、存続が危ぶまれていたが沿線自治体や親会社の支援で何とか存続してきた。
しかし親会社である関東鉄道は、高速バスの乗客がつくばエクスプレス開業後つくば-東京駅間で七割減るなど業績の悪化で「会社創立以来の危機」を迎えていて、2007年以降の経済的支援は不可能となってしまったのである。
人口格差による利用者の大小はあるので、都市型路線は生き残って地方路線は生き残れないのは仕方ないことなのかもしれない。しかし、人口格差が交通の便以外にも様々な格差に直結してしまうことは一般の人も察しの通りである。こういった地域格差は、我々が生涯きちんと考えてゆかねばならない課題であると思う。
ニュース記事;東京新聞
鹿島鉄道は関東鉄道100%出資の子会社である。鹿島鉄道は、航空自衛隊百里基地への航空燃料の貨物輸送が廃止された2001年以降、存続が危ぶまれていたが沿線自治体や親会社の支援で何とか存続してきた。
しかし親会社である関東鉄道は、高速バスの乗客がつくばエクスプレス開業後つくば-東京駅間で七割減るなど業績の悪化で「会社創立以来の危機」を迎えていて、2007年以降の経済的支援は不可能となってしまったのである。
人口格差による利用者の大小はあるので、都市型路線は生き残って地方路線は生き残れないのは仕方ないことなのかもしれない。しかし、人口格差が交通の便以外にも様々な格差に直結してしまうことは一般の人も察しの通りである。こういった地域格差は、我々が生涯きちんと考えてゆかねばならない課題であると思う。
ニュース記事;東京新聞
常総ニュータウンのころよりこつこつ積み上げて
業績をのばし非電化で複線区間を持つようになり
お客様を増やしてきたのに
それを根こそぎ奪ってしまういいとこ取りの
つくばエクスプレス
そのつくばすら未来は未知数。
なんか本当に
地場産業が成り立たなくなるのは切ないですね。
廃止届は出されてしまいましたが、存続に力を注いでいる皆さん、あきらめないでがんばってください。