先日知人から新物のアミタケ（もしくはアミッコ）をいただいた。アミタケは松林に生えるイグチでゆでると紫色になってぬめりがでる。塩蔵して冬の間にも食べるのだが、取れたばかりのものは歯触りも良く美味しい(写真は大根おろしを和え、酢で味をつけたもの（写真の写りがわるくて後免）。私は群馬の生まれでアミタケのことは岩手に来て、岩手に居つくようになって初めて知った。北海道では同じイグチでカラマツに生えるラクヨウタケ（ラクヨウモダシ）の方を好むらしいが、岩手ではアミタケの方を好む。最近は、山が荒れてきていることもあって、なかなか収量が確保できないこともあって、中国産の輸入品が出回っている。輸入自由化によって材木の価格が下がり、それにともなってアミタケの生える松林も荒廃しているのが原因だが、さらに自由化を促進しようという人たちの気持ちは理解できない。