中学校の同窓会に出席のため、24日午前9時7分二戸駅発の「はやて18号」で大宮に向かった。大宮で信越新幹線(上越でもいいのだが、来た列車が「あさま」だった)に乗り換え、高崎駅へいったん途中下車し、食事をする。食事を済ませ、上越線の普通列車(水上行き)で渋川駅まで行く。駅前からバスに乗り伊香保温泉。伊香保着が2時30分頃だったので、受付が始まるまで散策をする。
伊香保温泉は「階段」が有名で、私も子供の頃に母に連れられて歩いた記憶がある。それで、階段街を訪ねてみた。一番下の部分に階段が追加され、階段の幅も広くなっていたが、私の記憶の風景とは違っているので、階段を登っていくと、それなりに昔の風景を思い出させてくれる場所があった。ただ、子供の頃に比べ私が大きくなった分だけ、階段周辺の建物が小さくなったような気がした。
階段を途中まで登って、別の細い道を下っていくと、ある旅館の入り口にお稲荷さんの祠があった。それこそ江戸時代以前から伊香保温泉は繁盛していたので、そういった名残のものだろうと思う。
同窓会の会場になったのは「如心の里 ひびき野」である。私の聞いたことのない施設なので、幹事の一人に聞くと、元の石坂旅館で前の伊香保町長が経営していたが町費をかってに流用したとかしないとかで逮捕され、石坂旅館が人手に渡り、新しく「如心の里 ひびき野」として再スタートしたらしい。
とにかく同窓会は卒業以来50年近くたった、昔の悪がきやお転婆娘が集まっているのでにぎやかかなことこの上なかった。同窓会には私のクラスを3年間担任したM先生と、その時は新任で来たI先生の2人が出席してくれたのがうれしかった。そして今回は、中学生のころあこがれていた女子も参加していたので、甘酸っぱい思いをした。それもこれも50年近い月日が経って、それぞれの歴史が積み重なっているのだから、良い思い出としなければならないと思う。