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奈良の山旅の4日目は、まったく山には登らないで飛行機の時間まで奈良の歴史探訪を試みた。
3日目の最後にあげておいたが、大台ケ原が11時で終わったので、明日香村に行き、まず石舞台古墳を見に行った。明日香村を最後の宿に選んだのは、一度は石舞台古墳を見たかったからでもある。1時頃現地についたが、連休の最後の日とあって子供連れなどで賑わっていた。古墳の脇の観光協会直営の駐車場に500円を払って車を停めすぐに古墳を見学に、ここでも入場料を払う。昨日、今日の山歩きで足腰が痛く階段が歩きにくい。それでも石舞台古墳に近づくと、良くこんな大きな石を古代人は積み上げたものと思った。周りを1周し、玄室のあった場所まで降りてみる。その後、飛鳥川のほとりまで行ってみた。古墳時代に人々がそぞろ歩いていたことなどを想像した。小さな橋のたもとにも万葉集に乗せられた歌が碑になっていた。
石舞台古墳で
宿の民宿に場所を聞くと、岡寺の参道にあるというので岡寺をめざしていくとその宿はすぐに見つかった。チェックインは4時ということなので、宿に車を預け岡寺に向かう。岡寺は、有名な三重の宝塔があるので知られている。たくさんのシャクナゲが植えられ、ちょうど満開であったのも素晴らしかった。
7日の朝、「寝てられない病」の私は5時30分に宿を抜け出して徒歩で可能な限り史跡を見て回った、伝「飛鳥の宮跡」、伝「板葺の宮跡」などを見て回り、さらに飛鳥寺まで足を延ばした。わが国で最初の仏教寺院であった飛鳥寺は往時大きな伽藍であったようだが、残っている寺はこじんまりとしたもので意外な感じがした。
飛鳥寺
この他にも、中臣鎌足の生まれた場所や、母親のお墓など歴史にかかわるものがたくさんあった。朝食を7時30分に済ませ、NHKの朝ドラマ「あまちゃん」を視て8時30分に宿をチェックアウトし国立史跡公園の駐車場に車を停め、あたりを探訪。まず「鬼の雪隠」「鬼の俎板」に行く。これは、「鬼の雪隠」は石舞台古墳のような古墳の一部が転がり落ちたものらしい。「鬼の俎板」のところにあったものだと説明があった。
鬼の雪隠前で
ついで、ぜひ見たかった「亀石」に行く。昔は畑の真ん中にあったらしいが、隣に「亀店」という商店が立っていた。とても可愛らしいものだった。亀石
それからさらに歩いて、高松塚に行く。ご存知の通り彩色壁画で知られた古墳である。高松塚の周りは古墳だらけであった。おりしもどこのかの小学校のオリエンテーリングがあって、たくさんの小学生がやかましく歩いていた。壁画館にも入ったが、展示されているのは模写されたものであったが、雰囲気だけは十分味わえた。
高松塚古墳
明日香村を出て169号線を奈良市の方向に向かう。途中に藤原宮跡があったので立ち寄った。ここは何にもなかったが、かつて大極殿などがあったと表示されていた。
藤原宮跡
藤原宮を見て、国道24号に入り奈良市方面に向かい。連れ合いのリクエストで斑鳩町の法隆寺に行くことにした。私は、高校の修学旅行で訪れたが、連れ合い様の修学旅行は関西ではなかったらしく、東大寺や薬師寺など奈良市内のお寺は次男のインターハイだかの応援で見物したとのことだが、法隆寺にはいっていないらしい。町観光協会営の駐車場に500円払って車を停め、約1時間半法隆寺内を見学した。かの「百済観音」などたくさんの仏様を会い、五重塔、金堂、夢殿などの建築物を見学し法隆寺を堪能した。
奈良の歴時探訪は2日では全く足りない、「酒船石」など見たかったもので見逃したものも沢山ある。また、訪れる機会が持てればと思った次第。
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